「第11回徳島・海陽 究極の清流 海部川風流マラソン」ガイドさかいさんの参加記です

わーわーずのみなさま、いつもお世話になっております。松原市のガイドさかいです。

早速ですが私は、2月17日に生まれ故郷のレースにこそっと参加してきました。
徳島県海陽町の海部川風流マラソンです。名称は風流とフルマラソンをかけているようです。
種目はフルマラソンだけです。国内のマラソン大会100選にも上位に選ばれている大会です。
以前からこの大会があるのは知っていましたが、私自身あまり私自身の大会参加には、興味がなかったのでほとんどスルーしていました。
しかし、昨年に高校時代の同窓会があり、その席で盛り上がり、じゃー次回の海部川風流マラソンに出るわ。となりました。そして、今回の大会に出たわけです。
今までのフルマラソン参加は、わーわーずのみなさまの伴走でしたので、私自身、自分に記録用のチップをつけて走るのは初めてです。そんな意味では、初フルです。
時間は、グロスで3時間59分8秒。おかげさまで何とかサブ4は出来ました。
これも、毎週日曜日にわーわーずのみなさまと、一緒に走らせて頂いたおかげです。みなさまありがとうございます。
大会自体は、片田舎ではなく本田舎で、お年寄りから幼稚園児までが一緒になって、みんなでマラソン大会を盛り上げている様子を、ひしひしと感じる大会でした。
コースは、街並みの平地をスターとして、海部川を上流に上り、そして折り返す、中盤は山岳コースです。スタートして私が青春時代に見慣れた街並みを通り、そして私と中学時代、高校と一番仲が良かった親友の実家近くへ、そしてその彼のお母さんが、コースわきでレース参加者を、一所懸命応援しているのを見つけました。私はおかあさんに声をかけてそのまま走りつづけました。
レース展開は、20キロ地点で4時間ペースメーカーを追い越し、これからペースをもう少し上げてと思っていましたが、山岳コースへ入り、小刻みに上り下りが続きます。私は上りは良いのですが、どうも下りが苦手、走りながらブレーキをかけているような感じです。そんなことでなかなかペースが上げられず、平坦な市街地に戻ってきました。その後も山岳のダメージが足に残っていて、なかなか平坦でもペースが上がりませんでした。ゴールまであと2キロが今まで走った中では一番長かった。おまけに4時間集団が後ろから迫ってきました。私と一緒に走っていた誰かが、うわーイーブンが追っかけてきたと言って大騒ぎです。無理、俺もうだめだ。と言う人や、いや皆で逃げましょう。と言って励ます人。走っている参加者はわいわい言って、すごく楽しかったです。
そして大会が終わり、私は同級生から電話連絡をもらいました。私のお疲れさん会をするから、と言うものでした。そういえば、私の同級生もスタッフやボランティアで、何人かこの大会に参加しています。私を含め参加者7人のお疲れさま会でしたが、すごくうれしかったです。
今回、初めて自分自身のレースを経験して、今まで考えていなかった事があります。
私は、今まで伴走をしていて、とにかく安全を第一に、事故無く、けが無く、無事に戻る。
この事を一番に考えていました。それは当たり前の事だと今も思っています。
しかし、今回自分自身のレースを走ってみて、コースを走りながら、伴走をしながら走っている様子を自分自身感じていました。
走路あれてます。右カーブです。上ります。速度注意。前方混んでます。ゆっくり。そんな感じです。しかし、今まで感じていなかった事を私はレースを通して感じました。晴眼者なら、無意識のうちにコースの一番遠くを見ます。そして自分の中で、無意識のうちに次のコースレイアウトを意識してそれに備える事が出来ます。しかし、ブラインドの皆さまは、それができないのかなと感じました。
誰もレースに出るからには、自身のタイムを1分、1秒でも縮めたいと思ってレースに参加していると思います。ブラインドの方に、次のコースレイアウトをもう少し早く、そして的確に伝えることが出来れば、その先のコース展開の参考に、少しでもなるのかなと感じました。
これからはもっと先を見て、それを的確に伝える事も心掛けたいと思っています。
私の出来る範囲で、皆様のタイムを少しでも縮めるのに、練習会でも、レース伴走でも、なんらかの役に立てればと改めて感じました。しかし私自身が、もっと私自身の走力を身につけるのが、先ですが。以上、徳島県海部川風流マラソンへの参加報告でした。