☆ほりちゃん
ほりちゃんです。約10年くらい前のうちは、マジックで書かれた太くて大きな文字を頼りにして、地元や、一人暮らしをしてる所の近くの道を、色々探索しながら、単独で、ウオークを楽しんだり、なわとびをしたりして、西京極で行われている視覚障害者京都マラソン1キロの部に参加していた。
うちの視力や視野が、少しずつ低下し始め、大きな文字を頼りにして、単独でウオークを楽しむことが、だんだん難しくなり、るみちゃんに、「手引きのサポートをしてもらいながら、どこか、ウオークを楽しめる所はないのかなあ。」って、相談してみると、長居わーわーず練習会を紹介して下さった。「みんな走っているのに、私だけ歩いていてもいいのかな?」とか、「足の筋力がぜんぜんないのに、走ることができたとしても、みんなよりかなり遅いペースなのに、だいじょうぶかな?」とか色々悩んでいた。
月日が流れ、京都マラソン1キロの部に参加し、残り100mを切ったあたりで、歩いてしまったことを、るみちゃんに話したら、「練習しないといけない。」と言って、背中を押してもらって、2002年3月第4日曜日から、長居わーわーず練習会に参加させていただいている。
練習会に参加し始めた頃は、子供一人分くらい余分に体重があるほど、かなりのメタボ体型であるうちと、3ヶ月くらい、永田さんに、一緒に歩いていただいていた。
6月の練習会に参加した時、滋賀県での視障者駅伝大会に、わーわーずチームとして参加するから、「3区の3キロを歩かずに、全部走れるように練習しよう。」と、永田さんが言って下さり、9月の駅伝大会に向けて、歩いたり、走ったりしながら練習を続け、大会当日は、みんなに応援やサポートしてもらって、かなりゆっくりだったけど、ぜんぜん歩かず、3区の3キロを全部走って、4区のランナーさんに襷を繋ぐことができた。
走る楽しさとうれしさを体験することができ、しばらくして、ダイエットも、楽しく取り組み始めるようになった。練習していくうちに、少しずつではあるが、5キロや10キロの大会に参加することができるようになった。
色んな練習会に参加することができるようになり、走り方の基本を習ったりして、「ハーフの距離を走りたい」という思いが芽生え、淀川マラソンハーフの部に参加し、完走はしたけど、足に痙攣を起こし、ほんのちょっとだけ歩いてしまったので、今度ハーフの距離を、少しも歩かず、全部走ることができたら、「いつか淀川マラソンで、フルマラソンを走ってみたい。」という思いが芽生えた。
2005年淀川マラソンハーフの部を、ひとつも歩かず、全部走って完走することができ、2006年、淀川マラソンフルマラソンの部に参加し、何度か足に痙攣を起こしたが、たくさんの方々に支えていただいて、歩くことなく、全部走って完走することができた。
ダイエットのほうも、体重を20kg減量するという目標を達成することもでき、2008年淀川マラソンフルマラソンの部を、全部走って、6時間20分で、完走することができた。
最近のうちは、走る仲間との出会いを大切にして、わーわーず練習会だけでなく、他の練習会や大会で、うちが走ることによって、ブラインドさんも、ガイドさんも、もっともっと多くの仲間の輪が広がっていけたら、うれしく思っています。

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