「第4回東京マラソンに初出場して」
あたたかい春を迎え、桜の花もまもなく満開になるこの季節、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
去年の6月から、わーわーずのマラソン練習会に参加し始めました。
ちょうどそんな折、東京マラソンが開催されること、またその東京マラソンでは、フルマラソンと10kmの2つのコースがあるということを知りました。
フルマラソンについては、初めから頭にありませんでしたが、10kmなら自分でもできるのではないかと考えました。
その当時10kmを完走した経験はありませんでしたが、翌年の2月までまだ日があるので、練習次第でなんとかなるだろうと考えたわけです。
それから練習の日々が始まりました。
東京マラソンの申し込みは8月31日ギリギリに行いました。その後約31万人の応募があったことを知り、大変驚きました。
この東京マラソンは必ずしも申し込み者全員が出場できるわけではないのです。
10月15日、メールにて当選を確認し、とてもうれしかったことを覚えています。
ただうれしい半面、私と一緒に10kmを走ってくれる伴走者が見つかるかどうか不安も正直ありましたが、そんな私の不安を一掃するかのように、すぐに伴走者が見つかり、
それから伴走者との10kmを走る練習の日々が始まりました。
1月11日に開催された枚方ハーフマラソンでは、初めて10km完走することができ、そのことが東京マラソン出場への自信につながりました。
前日の2月27日、東京ビッグサイトで受付を済ませ、エントリー。身体障害者手帳の顔写真を細かくチェックされるなど、厳しかったです。
Tシャツをもらい、神社のお守りまでいただきました。そのお守りを大切に胸にしまい、本番に臨みました。
2月28日当日はあいにくの雨でした。風邪をひかないよう、また雨対策として厳重に着込み備えました。
8時30分にスタートブロックにたった時もまだ雨が降っており、凍えるような寒さでした。
石原都知事のあいさつでは、みなさん怪我にはくれぐれも気をつけて無理のないようにという言葉をいただきました。
わたしたちの様子を撮影していたのでしょうか、ヘリコプターも多数飛んでいて、よりマラソン大会のムードを盛り上げていました。
9時10分よりスタート。3万5千人の人が出場していることもあり、最初はあまりの人の多さに走ることができず、歩いて進む状態が続きました。
2、3kmを過ぎたあたりからスムーズに進めるようになり、5kmを通過してから、お水、スポーツドリンクを飲んで水分補給しました。
走行中、不思議としんどくならず、気持ちよく走ることができました。
8kmを過ぎたあたりで、皇居が見えてきました。最後残り1kmと知ってからは、ラストスパートをかけ、スピードアップ!いよいよ10kmを完走、ゴールの日比谷公園に到着しました。
バンザーイ!ゴールで完走メダルをもらいました。感動もひとしおでした。
雨の中走り続けたので、わたしも伴走者も雨でベタベタ…アシックスの会社から大きなバスタオルを提供してもらい、助かりました。
10km視覚障害者の男子の部は、参加人数27名で、私のタイム記録は1時間10分43秒、15位になりました。
わたしのスタートブロックが後ろのほうだったため、6分のロスが出ましたが、無事完走することができ、伴走者の方には大変感謝しています。
この東京マラソンにむけて、二人で着々と練習を積み重ねてきた結果、ある程度の体力がついたと自負しています。
伴走者からも「よく今まで頑張ってきましたね」とお褒めのことばをいただきました。
完走メダルをもらえたことが、一番のいい思い出になりました。またチャレンジしたいと思っています。
東京マラソン2010 の大会サイトは こちら です
本文終わり