こんにちは。長井@吹田です。
5月23日(日)は、第二回水都大阪100KMマラニックを走りました。
僕は、昨年の第一回に続いて、100KMは二度目の挑戦でしたが、今回は、朝のスタートの時から風雨がきつくて、当日の参加を止めたランナーも何十人かいたようです。
この大会は、参加者をできるだけ完走させてくれるために午前5時半からのアーリィスタートもできるようになっていますが、僕は、始発電車の都合で、6時半からの一般スタートにして、走り出しました。
初めは、大阪府庁や府警前の歩道を走ったりして、大阪城公園を2周回り、その後、京阪電車の地下道をくぐり、毛馬の水門までほぼ直線の道を走りました。
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それから、淀川堤防や河川敷道路に出ると、障害物がないため、風雨は一層きつくなりました。
しばらく走ってから、城東貨物線の赤川鉄橋を渡り、対岸の河川敷を高槻市方面に向かって走りました。
前半は、道路に多数の水たまりはありましたが、伴走者と二人では、うまく水溜りを避けて走る事ができず、まだ元気だったので、足を高く上げながら、水溜りの中をじゃぶじゃぶと走りました。
風は上流から吹いているので、向かい風でポリ袋と帽子をかぶって走ったのですが、雨がポリ袋と帽子のひさしにあたって雨音で周りの音が聴こえなくて、また、伴走者に聞いても前方が雨で煙っていて、現在何処を走っているかも判らない事がしばしばありました。
エードは約5KM毎に大きな橋の下にありましたが、その度に給水や食べ物を頂いて、エードの皆さんに声援をしてもらって、また走り続けましたが、この時が緊張が和らぐひと時でした。
そして、また、橋を渡って、枚方公園を超えて、牧野のエードで折り返しました。
折り返し近くになると先行している知り合いのランナーから声をかけてもらったり、自分がどのあたりを走っているか判るようになりました。
走って来た道を今度は、十三大橋まで走るのですが、50KMは5時間半ほどで走れました。
50KMを過ぎた鳥飼大橋のエードあたりから、追い風になっていたにもかかわらず、足が重くなってきて、少しずつペースダウンして行きました。
62,8KMの十三大橋での折り返しのチェックポイントのところでは、風雨の中、寒かったと思いますが、ランナー全員にわーわーずのガイドランナーの白井さんや久保ちゃんや武内さんが声をかけてくれたり、スタンプを押してくださいました。
後半になっても一向に風雨は、止む気配もなく、また、向かい風の高槻市方向へ77KMの折り返しを目指して、走るのですが、気温も下がってくるし、疲労も増して、川のようになった河川敷の道路の水溜りの中を走っても足首よりも深いところでは、足が上がらずに水に足を取られて、よろめいたりしながら、走り続けました。
その折り返し地点にやっとの事で、たどりついて、後は、赤川鉄橋の所まで戻り、毛馬の水門まで行けば残り、10KMなのです。しかし、体が冷えてきて、だんだん動きがにぶくなって来ました。でも、この大会は、リタイアしても回収のバスが来てくれなくて、自力でもどらなければならないので、ここまで来たら、リタイアする訳にも行かず、歩いてしまったら、体が固まってしまい、走れなくなると思い、ひたすら走り続けました。
後半のエードでは、暖かい味噌汁やスープやおかゆや蛸焼など冷えた体には、大変元気が出で、ありがたかったです。
80KMを9時間過ぎに通顆して、毛馬の水門のエードにたどり着いた時は、10時間47分になっていました。
もう、これで、河川敷の道路は終わりだとおもったのですが、まだ、河口に向けて、更に激しい風雨の中を2KM走って折り返し、また、このエードに戻ってきてから、大阪城の方へ戻ると聞いて、一瞬力が抜けてしまいました。
そして、同じエードを94KM地点として、通過して、残り6KMになったのですが、いよいよ体が冷え切ってしまい、とうとう97KMあたりで、歩いてしまいました。それからは、伴走のダブルさんの叱咤励ましにもかかわらず、走ろうと思っても足が思うように動かず、もう少しでゴールだと言うのに、少し走り出しては、また歩くと言う事を繰り返してしまいました。
そして、やっとゴールにたどり着いたと思ったら、その横を通り過ぎて、天守閣を一周しなければならなくて、まだゴールは2KM先と言う事でした。
もう、天守閣への上り坂は走る力は残っていなかったので、勿論、歩いて登りました。そして、天守閣からの下り坂はなんとか走り、最後の100Mは、赤絨毯のゴールロードで雨の中、沢山の方々が声援と拍手で僕たちを迎えてくれました。
この瞬間は、ヒーローになった気分で、ゴールテープを切らせてもらい、完走メダルを首にかけてもらいました。
そして、伴走のダブルさんと思わず抱き合って完走を喜び合いました。
ゴールタイムは、12時間21分41秒で、昨年のゴールタイムよりも1時間以上早くゴールできました。
ゴールした喜びはありましたが、体が冷えて固まってしまい、もう歩くのもできないくらい疲れ果ててしまいました。
それで、急いで、着替えをして、ゴール近くで、マッサージボランティアをしてくれていた、わーわーずのメンバーにマッサージをしてもらい、やっと体が動くようになりました。
本当に、有難かったです。
ゴールできたのも大会を運営してくれたスタッフを初め、エードなどでサポートしてくださった沢山のボランテイアの方々のおかげだと思います。
この大会は、まれに見る風雨の中の大会でしたが、僕の知っている限り、4名の視覚障害者が走り、全員完走できました。
大阪近郊に住むランナーは、前泊しなくても参加できますし、伴走者は一人だけという制限はありますが、無料ですので、視覚障害者も挑戦しやすい大会だと思います。
この大会は、これからもずっと続いて行ってほしいと思います。
それでは、僕の体験記を終わります
第2回水都大阪100kmウルトラマラニック の大会サイトは こちら です
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