第2回水都大阪100kmウルトラマラニック
2010年5月23日(日) 大阪府

むーさんの完走記です

まさか自分が100kmウルトラマラソンに挑戦するとは思ってもみませんでした。

当日の天気は見事に雨。
駅に着くまでにシューズも濡れてしまい、最初から最後までビジョビジョ。

スタート前には、知り合いのランナーさん達とおしゃべりできたので、
おかげで緊張することもなくスタートすることができました。
100km走りきれるかなと不安に思いつつも、楽しもうという気持ちをもって走りました。

大阪城を2周して、大川を過ぎ、淀川をひた走ります。
牧野までは見事な向かい風で、雨と寒さしのぎで着ているカッパは逆効果。
風をもろにうけ走りにくく、何度もカッパを脱ごうかと思いました。

敵は雨・風だけではありませんでした。
所々に立ちはだかる水たまり。これが意外と曲者でした。
最初は水たまりをよけて走っていましたが、途中でなんでもこいになりました。
水たまりをジャブジャブとよけることなく走ります。

前半は雨・風がきついながらも順調なペースで走ることができ、景色を楽しむ余裕がありました。
55kmまでは自分でもビックリするぐらいの順調さでした。

しかし55kmからは、つらいつらい道のりとなりました。
徐々に膝や腰などに疲れと痛みがでてきました。
できれば歩かずに、走り切りたいと思っていたので、
大丈夫・大丈夫と自分に言い聞かせ、ペースを落として走り続けます。

60km以上走ったことのない未知の世界に突入する不安と、70kmランナーとの別れで、
足にもきていますが、気持ちにきました。
70kmにすればよかった。雨の中なんで走っているんだろう。などなど。。。
後悔の思いが出てしまい、なかなか気持ちが上がりません。

それでも走り続けることができたのは、
エイドや道案内してくれているスタッフや一緒に走るランナーさんのおかげでした。

マラソンは個人レースというイメージが強いですが、そんなことはないと実感しました。
すれ違うたびにランナー同士が声を掛け合います。
エイドでも”頑張ってください!”と応援の声をもらいます。
その応援・励まし合いでたくさんの元気とパワーを充電します。
長い長いレースですが、1人じゃないということを思えることはほんとうれしいです。

おかげで65km過ぎからは、気持ちを切り替えて走ることができました。

16時を過ぎると弱くなっていた雨が強くなり、風も出てきました。
気温も下がり、頭から足先までずぶ濡れなので寒いです。
カッパを脱がなくて良かったと、この時ほんと思いました。

悪天候で条件が悪くなり、疲れもピークをむかえます。
通常ならここでまた気持ちが落ちてくるところですが、そうはなりませんでした。

なぜかというと、近くにわーわーず帽をかぶった寺山さんがいたからです。
練習会でお話したことなかったのですが、わーわーずの仲間がいると思うと心強かったです。
ゴールまで残り6kmぐらいから、寺山さんと一緒に大阪城を目指しました。

大阪城に入り天守閣に向かって走っていると、前方にエミューさんを見つけました。
頑張って、頑張って追いつき、残り約1kmは3人で走りました。
そして最後は3人で一緒に手をつないで感動のゴール!!

ゴールの後、わーわーずのみんなが待っているテントへ報告に行くと、
みんな自分のことのように、一緒に感動、喜んでくれ、ほんとうれしかったです。
雨の降る中、マッサージボランティアお疲れさまでした。

ランナー、スタッフ、応援してくれたみなさま、いろんなところで沢山の元気、パワーをもらいました。
そのおかげで、長い長い道のり、たくさんの苦しさと感動を味わいながら、初100kmを無事完走できました。
でもさすがにここまで大雨の中、マラソンするとは思いませんでした。
さすが、水の都、大阪です。


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