まさか自分が100kmウルトラマラソンに挑戦するとは思ってもみませんでした。
当日の天気は見事に雨。
駅に着くまでにシューズも濡れてしまい、最初から最後までビジョビジョ。
スタート前には、知り合いのランナーさん達とおしゃべりできたので、
おかげで緊張することもなくスタートすることができました。
100km走りきれるかなと不安に思いつつも、楽しもうという気持ちをもって走りました。
大阪城を2周して、大川を過ぎ、淀川をひた走ります。
牧野までは見事な向かい風で、雨と寒さしのぎで着ているカッパは逆効果。
風をもろにうけ走りにくく、何度もカッパを脱ごうかと思いました。
敵は雨・風だけではありませんでした。
所々に立ちはだかる水たまり。これが意外と曲者でした。
最初は水たまりをよけて走っていましたが、途中でなんでもこいになりました。
水たまりをジャブジャブとよけることなく走ります。
前半は雨・風がきついながらも順調なペースで走ることができ、景色を楽しむ余裕がありました。
55kmまでは自分でもビックリするぐらいの順調さでした。
しかし55kmからは、つらいつらい道のりとなりました。
徐々に膝や腰などに疲れと痛みがでてきました。
できれば歩かずに、走り切りたいと思っていたので、
大丈夫・大丈夫と自分に言い聞かせ、ペースを落として走り続けます。
60km以上走ったことのない未知の世界に突入する不安と、70kmランナーとの別れで、
足にもきていますが、気持ちにきました。
70kmにすればよかった。雨の中なんで走っているんだろう。などなど。。。
後悔の思いが出てしまい、なかなか気持ちが上がりません。
それでも走り続けることができたのは、
エイドや道案内してくれているスタッフや一緒に走るランナーさんのおかげでした。
マラソンは個人レースというイメージが強いですが、そんなことはないと実感しました。
すれ違うたびにランナー同士が声を掛け合います。
エイドでも”頑張ってください!”と応援の声をもらいます。
その応援・励まし合いでたくさんの元気とパワーを充電します。
長い長いレースですが、1人じゃないということを思えることはほんとうれしいです。
おかげで65km過ぎからは、気持ちを切り替えて走ることができました。
16時を過ぎると弱くなっていた雨が強くなり、風も出てきました。
気温も下がり、頭から足先までずぶ濡れなので寒いです。
カッパを脱がなくて良かったと、この時ほんと思いました。
悪天候で条件が悪くなり、疲れもピークをむかえます。
通常ならここでまた気持ちが落ちてくるところですが、そうはなりませんでした。
なぜかというと、近くにわーわーず帽をかぶった寺山さんがいたからです。
練習会でお話したことなかったのですが、わーわーずの仲間がいると思うと心強かったです。
ゴールまで残り6kmぐらいから、寺山さんと一緒に大阪城を目指しました。
大阪城に入り天守閣に向かって走っていると、前方にエミューさんを見つけました。
頑張って、頑張って追いつき、残り約1kmは3人で走りました。
そして最後は3人で一緒に手をつないで感動のゴール!!
ゴールの後、わーわーずのみんなが待っているテントへ報告に行くと、
みんな自分のことのように、一緒に感動、喜んでくれ、ほんとうれしかったです。
雨の降る中、マッサージボランティアお疲れさまでした。
ランナー、スタッフ、応援してくれたみなさま、いろんなところで沢山の元気、パワーをもらいました。
そのおかげで、長い長い道のり、たくさんの苦しさと感動を味わいながら、初100kmを無事完走できました。
でもさすがにここまで大雨の中、マラソンするとは思いませんでした。
さすが、水の都、大阪です。
第2回水都大阪100kmウルトラマラニック の大会サイトは こちら です
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