第21回 福知山マラソン
2011年11月23日(水・祝) 福知山マラソンコース(日本陸連公認コース)
ランタナさんの完走記です

ランタナです。

福知山マラソン初フルの感想です。

朝早、5時55分発の電車に乗り、初めてのフルマラソンを走ることになる福知山に向け大阪駅を出発しました。
会場について受付を終え控室に行ったら、わーわーずの方が沢山いてちょっとほっとしましたが、やっぱり緊張は解けません。皆さんに色々声を掛けて頂いたのにきちんとお返事出来てなくて済みませんでした。

集合したスタート地点ではわーわーずの方や、他沢山の方にはげましていただき、わざわざ福知山まで応援に駆けつけて下さった、わーわーずの方の声援に送られいよいよスタートです。
走り始め混雑してましたが、横を沢山の人がどんどん走り去っていきます。うわ〜皆早いと感心していましたが、少しずつ私もペースを上げていたようです。
伴走の方に通過距離は教えないでと頼んでいたので、詳しくは判らないのですが、周りの話声で大体の見当はつきました。
走り始めてまもなく伴走の方が、笑ってゴールしよう、だから少しペースを落としてといいましたが、なかなかペースを落とせず、何回も早すぎると言ってくれました。
下りでもペースを上げないようにと注意があったので、下りでは今が休憩タイムと考えながら走りました。
トップの方や三時間内ゴールのわーわーずメンバーの方とすれ違った時も大きい声で声援を送れました。
すでに、折り返しを走るわーわーずメンバーの方々が大きい声で応援してくれます。
沢山の仲間が応援を残して反対側を走り去っていきます。
大方の知り合いは折り返して行ったようです。私もいよいよ折り返しです。まだ足の痛みはきつく感じませんでしたが、そのうち伴走者さんの励ましにも返事が出来なくなり、横っ腹が痛くなり、腰が痛くなり、どんどんしんどくなってきます。
あれほど抑えて頂いたのに悪い癖で、最初走り過ぎたせいでしょう、もう上り下りの差もわからないくらい辛く、それまで走りながら取っていた給水を止まって給水するようになり、足を伸ばしたり屈伸したりして再び走りだしますが、足が言う事を聞いてくれません。
伴走の方がしんどい顔をしたら、どんどんしんどくなるから、口角をあげるだけで良いから笑ってそした楽になるよと言ってくれていましたので、何度も何度も笑顔を作り、時には色々想像して笑うようにしました。
伴走のかたが先に神戸を走った仲間もしんどい時、頑張ったんだよ、頑張って頑張ってと励ましてくれます。色々考えました。神戸で初フルを頑張った仲間の事や、故障でも完走した方の事、メールで励まして下さったわーわーずの方々の事こと、神戸を頑張って走った方々のこと、そして痛いのは気のせい、しんどいのは気のせいと思いながら走りました。でも、どうしても足が思うように動いてくれません。もう歩きたい止まりたいと何度も何度も思いました。給水で足を伸ばして又走りだしました。
30キロ過ぎたあたりでしょうか辛くてたまらない時に風が出てきて、時には前へ進もうとする体を押し戻すかに強い風が吹きます。たまらずこの風にはもう泣きたいわと言ってしまいました。風と闘いながら坂道を前かがみによろよろ走る感じでした。
そんなしんどく辛い時、往路と復路の仕切りに置いてある赤い三角の物を倒して走る人がいて、それが私の前に倒れてきたので驚きました。疲れている心臓は早鐘のようにドキドキが続きとってもしんどかったです。伴走の方のとっさの判断で転倒せずに済みましたが、本当にびっくりしました。
音楽を聴きながら走ってる人や急に止まって歩きだす人にぶつかりそうになたり、急に横切る人に驚いたりと大変でしたが、伴走のかたの気づかれは私よりそれは大変だったと思います。
往路で応援してくれていたわーわーずの方に折り返して又会いました。
あの中でわーわーずの方と出あったときは、たまらないものがありました。その時、頑張ってこの調子だと五時間内に行けそうだねとか言って下さっているのをかすかに聞き、チョコレートを頂いて、よし頑張ろうと気合いを入れなおしました。
伴走の方が無理しないでもう、大丈夫だから笑顔でゴールしようと励ましてくれます。沿道の応援の頑張れ頑張れの声も、お帰りなさいの声が多く聞こえてきました。
やがてあの長い上り坂です。
坂の中間あたりで地元の子供たちの応援団がいました。伴走の方が一緒に走ってくれないの?と声を掛けていましたので、私は来て来てと右手を伸ばしました。
男の子が出てきて右手を繋いでくれたのは6年生でした。三人で走りながらゴールはまだ、ゴールはどこと言うたびに頑張って、頑張って頑張ってくださいとその子が手を握り締めてくれます。
足がいたい、しんどい、でも最後まで絶対走る、絶対歩かないと念じ続け笑ったつもりのゴールの顔はきっと歪んでいたかも知れません。
息子の様な年齢の伴走の方と、孫の様な地元の男の子とに手を繋いでもらいながら三人で手を上げてゴールした時は感動で泣いていました。
帰りを待って迎えてくれた、わーわーずの方の声を聞いたら嬉しさに又涙でした。
記録証を受け取り控室に行くと、わーわーずのメンバーは皆帰ってきていました。
おめでとうの言葉を一杯頂きありがとうございました。
わーわーずと出会い走り始めて約一年、まさかフルマラソンを走るようになるとは、そして完走出来るとは思ってもいませんでした。長居で練習させて頂き、又琵琶湖で長距離を走らせていただいたり、山田池公園や夏の生駒を走らせていただいたりと練習させて頂いたお蔭で初フルを完走出来ました。いつもどこを走る時にもわーわーずの皆さんがいました。わーわーずに出会えて私の人生は変わりました。頑張って生きていけると思えるようになりました。
伴走を引き受けてくださったTさん、こんな私を完走させて頂き本当にありがとうございました。
感動をありがとうございました。
一緒に福知山を走りながら応援してくださった皆さん、わざわざ遠くまで応援に駆けつけて下さった皆さん、ありがとうございました。わーわーずの方の応援は本当に嬉しかったです。元気を一杯頂きました。ありがとうございました。
わーわーずの皆さんの沢山の応援を力に頑張れました。初めてのフルマラソンの記録はネットタイム4時間46分23秒でした。
63歳で走り始め、64歳でフルマラソン完走の感動を味わう事が出来た私は幸せ者です。
今喜びと感動の幸せに浸っております。本当にありがとうございました。わーわーずの皆さんへの感謝で一杯です。
マラソンでは先輩の若い子が教えてくれた、頑張った後のご褒美の足の痛みに泣きそうですが、不思議な事に福知山に行く前は、もう申し込み済の大会以外走るまいと思っていたのに、今もこんなに痛いのにあんなに辛かったのに又走りたいと思うようになりました。
マラソンの魅力に取りつかれてしまったようです。

拙い長い文章を最後まで読んで頂きありがとうございました。


第21回福知山マラソン の大会サイトは こちら です


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