「第7回大阪マラソン」セッキーさんの完走記です

こんばんは。
ブラインドのセッキーこと関口です。

26日に3年ぶりとなる4回目の第7回大阪マラソンをまーやんさんに伴走してもらい走って来ました。
まーやんさんは大会での伴走は大阪マラソンの3日前に開催された第1回京都ふれeyeブラインドマラソンで10km部門で伴走したのが初めてで、初フルが自分で良いかとも思ったのですが、MLで伴走依頼をした際に真っ先に手を挙げてくれた事と今大会後に自分自身のレースを控えており記録更新を狙っているという事を聞き、伴走してもらう事で自分でも力になれないかと思い伴走をお願いしました。
お願いした当初は、ここ最近、故障でなかなか走れていないけど大会までには走れるよう足をつくっていきますと色々と気にされていたり、お互いに時間が合わず大会までに足合わせができたのも練習会での2,3回でした。
そうこうしている間に着々と大阪マラソン開催日に近づくにつれ、1週間前の神戸マラソン前に風邪を引いてしまい、その状態でフルを走り、23日の西京極でも10kmを走ったりと風邪を治していかないといけないというのに体力を使い治るのも治らないんじゃないかと思いながら走りました。その間にも多くの人から早く風邪を治し大阪に臨んでくださいとメッセージをもらい、その事が自分にとっての特効薬でした。
そして、大会当日を迎えました。自分たちはbブロックスタートで走りはじめの頃は混むこともなく走りやすかったのですけど、1kmを走ったところで右足のふくはらぎの筋が張った状態で曲げようとするといつ攣ってもおかしくない状態の異変に気がつき、すぐにまーやんさんに伝えようかとも思ったのですが、曲げさえしなければ走れないこともなく、大会を楽しみにしていたのを自分の足で初フルの伴走をDNFで終わらせたくなく、頑張り走りました。中には異変を教えて欲しかったと思う人が多いかもしれませんが今回のは自分の意地です。
走っている間、何度も前が混んで抜くのも一苦労し3回ほどぶつかりそうな場面もありましたが、ペースを落とすことでまーやんさんが周囲の様子を見て的確に誘導し前へ前へと進んでいきました。多くの沿道からの声援では、さすがに京セラドームを過ぎたあたりでの元NMB48のメンバーや吉本興業のの人の横を通り過ぎる時のその人たちへの声援にはすごかったです。自分にとっては知り合いからの声援やコースでエール交換や私設エイドやボランティアとしてエイドの手伝いしている人たちからの声援が一番の力になり、その時だけは右足の違和感も忘れられました。
それにコースでの色々な場所ごとにコースの両端が紅葉の黄色で綺麗とか周りがどのような感じか教えてもらいながら走ったり、オールスポーツのカメラスポットでは事前に教えてもらいポーズをとったりと楽しみながら走ったり、普段ではあまり立ち止まったりしない給食ゾーンで何が置いてあるのかとゆっくり見てま回ったりと記録を目指して走っていたこれまでの大会では味わえないフルマラソンでした。
ゴールする時はお互いに手を握り笑顔でゴールしました。ゴールしてすぐ瞼に熱いものを感じました。
タイムは4時間11分42秒(4時間09分49秒)でした。
記録を目指して走る大会も大事やけど、今回のように楽しみながら走るのも良いなと思う大会でした。
伴走してくれたまーやんさんありがとうございました。

ゴール会場で、まーやんさんと並んで立つセッキーさん。フィニッシャータオルをもって、首にはメダル。