2025年3月20日木曜日祝日に、大仏鉄道遺構を巡るマラニックをしました。「大仏鉄道」は、明治時代の鉄道会社「関西(かんせい)鉄道」の加茂と奈良を最短距離で結んだ約10キロの路線の愛称で明治31年から明治40年迄走っていた路線です。当時の資料がほとんど残っていないそうですが、橋台とかが遺っています。
加茂駅9時34分着で全員揃って10時には出発予定でしたが、ゆかちゃんの感想にあるとおり、その電車に間に合わなかったとのことで、30分に1本しかないので、10時4分着、朝は氷点下になるぐらい寒い日なので、みんな、ホーム上の日の当たる所で歓談して待ちました。トイレを済ませて、10時12分に出発。
60mほどで、ランプ小屋へ。昔は電気がないので、ランプ小屋は、鉄道の客車及び駅務や保線用の照明用ランプ、燃料等を収納していた倉庫です。次いで200m程で旧加茂駅跨線橋支柱があると書いてある所、私はこれまで2回来たもののどれのことがわかって無かったですが、皆で見渡して、それらしいものを見つけることができました。そして、又260mぐらい行って、国鉄の蒸気機関車の展示、実際に関西本線を走っていたもので昭和47年から展示されているようですが、きれいに管理されていました。
そしてやっと、ここからまあまあ走ります。2.2km走って、ダイエー グルメシティ加茂店に到着、このあたりに住まわれているランタナさんと無事合流できました。すぐそこの個人のパン屋さん、五丁目パン屋ponoで1回目の休憩、みんなでパンを購入して食べました。
この後、本格的に大仏鉄道遺構が始まります。1.5km程走って観音寺橋台、0.13km走って観音寺小橋台、0.73km走って鹿背山橋台、0.76km走って梶ケ谷隧道と赤橋、ここは橋の下を今も歩道が通っており、橋台だけでなく、橋もあり、線路跡は舗装されて歩道になっています。ここから、1.14km走って井関川橋梁跡へ行きましたが、途中から800m程は道が狭いわりに車が良く通り、何度も止まって通過待ちをしました。2人で走る場合は住宅街を抜けて遠回りをした方がいいです。 井関川橋梁跡は軌道の跡が残っているだけでした。
その後、1.05km走って、スーパーマケット「バロー」で休憩、トイレに行ったり食べ物を買って食べたりしました。その近くに松谷川隧道、と言っても、線路の下に水路と歩道のトンネルの跡です。ここは水路もあり危ないので柵をしてありました。1.08km行って、鹿川隧道、農業用水路で、水路はありましたが、トンネル状のものはよくわかりませんでした。その後、今はなき黒髪山トンネル跡迄上ると後は下りです。当初のルートで途中歩道が狭い所があり、変えたえたのですがこの歩道も二人で走るには狭くて、車が多く歩くことになってしまいました。そして、大佛鉄道記念公園へ。車輪に触ったりして全員写真も撮りました。すぐそこに佐保川橋脚の基底部が川底に残っています。これまでわからなかったのですが、ヒロさんが見つけてくれました。
最後は、近鉄新大宮駅迄走って終了、ここで帰宅組とお風呂、更に都合のつく方で打ち上げをして帰りました。
このコースは2回走っていたのですが、これまでは逆向きに走って更に他の場所を回るもので、逆向きにしか走ったことがなく、「全般には上ってますけど、大した事ないです」と言っていたのですが、走ってみると、結構上りが多くて走りごたえのあるコースで総上昇量は186mでした。逆行の下りだと気にならないから覚えてなかったです。皆さん、文句を言わずに上っていただけて良かったです。赤橋から井関川橋梁跡、最後の道を変えた場所は狭いのにこの日は車も多くて走れませんでした。今後はもっとしっかり下見をして、二人で走れるコースにしたいと思います。
快晴の下、3月20日(祝)に京都府木津川市加茂町の加茂駅集合で大仏鉄道跡を巡るマラニックに参加しました。
朝、私事(洗濯機のコース選択の際、おしゃれ着洗いを毛布洗いに設定した操作ミスにより、水分を含んだ洗濯物が重く脱水ができず、手で絞って干すというトラブルを巻き起こし、大阪東線を一本乗り過ごし、大和路快速との接続が悪く久宝寺で20分待ち、なんと30分遅刻)の失態のため、皆様に多大なご迷惑をおかけしました。
予定の10時出発より10分遅れての出発のため、到着予想時刻に間に合うか心配でした。
歩道が狭い道、車通りの多いという伴走者には難易度の高いコースであったと思います。
ブラインドとしては、ウグイスの鳴き声、畑のあるのどかな風景、山を開墾して造られた舗装されていない狭い道を味わい、急な上り坂や下り坂が何度もあったおかげで足元から景観を楽しむことができました。
鉄道跡の橋げたや石垣やレンガ、車輪に触れ、線路の下のトンネルを反響にて体感し、建設技術や明治時代という歴史の深さに思いを馳せていました。
昼食にと訪れたパン屋さんは、地元のお店ながら種類が豊富で選ぶのに迷うほどでした。
また、新大宮駅へ向かう道中で野生のシカに偶然遭遇し、一同驚きました。
ほぼ予想時刻に解散場所、ゴールでもある近鉄新大宮駅へ到着し、個人的に安堵しました。
私にとっては初めて京都府木津川市加茂町と奈良市を走ることができたことも良い思い出となりました。
金兵衛さんには念入りなコース選定や下見、そして参加した皆さんに感謝の気持ちでいっぱいです。
私が初めてマラニックに参加したのは一昨年の金兵衛さん企画の大阪環状線1周のマラニックでした。走力に自信がなかったけどリタイヤしても電車に乗って帰れるし、始点に戻るコースなので荷物はロッカーに預ける等して走る時の荷物は減らせるしと考えてチャレンジしたのを覚えています。その後も金兵衛さん企画では堺筋線、神戸のポートライナー1周とか今里筋線のマラニックにも参加させていただきました。改めて思い返せば鉄道絡みのコースばかり???
そして今回は明治時代の大仏鉄道遺構を巡るということで、もう100年以上列車の通っていないところを行きました。この半世紀で廃線が相次いだローカル線の遺構とは趣が異なり遺跡かと思うほどでした。また現在の関西本線の近くも走ったのですが、今の奈良ー加茂間よりも短い距離だったのが印象的でした。
最後になりましたが、郊外の住宅地や竹林の美しい山間、奈良市の市街地に近いところで道の状況が変化し、楽しみながらも安全第一で伴走していただき、お風呂や打ち上げでもお世話くださったガイドの皆さんに感謝いたします。