2024年春、日本100マイルクラブさんの『大阪城さくらお花見ラン』

こんにちは、ガイドの平野です。
2024年3月31日の日曜日、『大阪城さくらお花見ラン』に参加してきました。
日本100マイルクラブさんのフル・ハーフを走れる恒例イベントが年に2回あり、その春のほうです。

日本100マイルクラブ主催の阪本真理子さんは、私がランニングを始める前から有名なランナーのかたで、地元ランニングクラブを通じて偉業の数々を教わりました。桁違いな走破距離と行動力にただただ圧倒されるばかりでした。先輩に教えられてこの書籍を読みました。

「挑戦する脚―77日間オーストラリア夢大陸横断走り旅4200キロ!」桜桃書房1999年発行

77日間をかけてオーストラリア大陸を走って横断された記録です。今回このレポートを書くにあたり、大阪市の図書館で借りてきました。
年月の経過とテクノロジーの進歩で、内容は時代遅れになったかと問われるとノーですね。
『ただただ、走りたい♪』と願う気持ちを原動力として挑戦されたその内容がすばらしくて、色褪せるどころか大切なものがいっそう際立っています。ハウツー本ではなくハートの本でした。
夢大陸はそののちあっちにもこっちにもと広がって、どうなったかの概要は、以下URLに一部が紹介されています。
https://www.nikkeyshimbun.jp/2004/040807-72colonia.html
「トランス・サウス・アメリカ二〇〇四~南米移民街道走り旅五三〇〇キロ」
2003年「トランスヨーロッパ・フットレース」を女性で唯一完走。
など次元の違う走歴が並んでますが、ご注目していただきたいのはここ。

「日本盲人マラソン協会大阪支部長として盲人ランナーの伴走者を行うなど」

ということで、わーわーずが誕生するよりも前から、永田のじっちゃんと和して、ブラインドマラソンの発展に尽くしてこられて、それが今の年2回のお花見ランとクリスマスランにつながっている、と春井さんからお聞きしました。
戻ってくるペアを迎えるためにエイドを整えて、参加ランナーの笑顔の写真をとって、いつも休まず尽くしてくださっているのですが、
「マリリンさん(阪本真理子さんの愛称)、毛馬までの6キロだけでも一度伴走してもらえますか?」と、
おしゃべり目的でどなたか一度お願いされてみては?とふと思いました。(^^)

そしてもうお一人の
マリリンさんのサポートをされているナビさん。

NHKの後ろ盾をえて、アドベンチャーレーサーの田中陽希さんが日本百名山のひと筆書き一気踏破をされた「グレートトラバース」のことをご存じのかたは少なくないと思いますが、田中陽希さんに先駆けて同じような偉業を達成されているのがナビさんです。(海を渡る方法が人力踏破ではなかった点のみ違うのかな、すみません、よく知らないでm(_ _)m)
ともかく人間技でない挑戦であることにはかわりありません。
日本百名山の一気踏破に先駆けて日本列島縦断を達成された記録の本を私は持っています。
日本100マイルクラブさん主催のダイトレ踏破イベントに参加したときに戴きました。

『マラソン日本列島縦断 47日間 宗谷岬→佐多岬3000km走り旅』

マリリンさんの本『挑戦する脚―77日間オーストラリア夢大陸横断走り旅4200キロ!』と
ナビさんの本『マラソン日本列島縦断 47日間 宗谷岬→佐多岬3000km走り旅』

50~80kmぐらいを毎日連続して走る楽しみ(?)方で「走り旅」というベタな言い方のほか、「ジャーニーラン」とも言われているカテゴリーですね。
ランニングから広がる世界は想像以上に広くて、道のつづく先にはこんな途方もない夢大陸があり、その地を走り続けている人たちがいるということ ―― そうと知っただけで、ランニングを趣味にしてよかったなと思えるのでした。

そういうマリリンさんとナビさんの催してくださるお花見ランとクリスマスラン。
今年3月末のお花見ランは、花もよし、天気もよしで、楽しませていただきました。

掲示板のほうにあげた写真をこちらにも載せておきます。

スタート前の集合写真。
上段9時スタート組、下段9時半スタート組。

ランニング中の様子。コラージュ。

みんなのゴールシーン。コラージュ。

みなさんのゴールシーンをいつも丁寧に撮影されてます。記録証もいつも丁寧に発行してくださいます。
その様子から、数千キロであっても数キロであっても、ビッグな大会であっても練習会的なイベントであっても、変わらずにゴールを大事にする心が、真のランニング愛好家なのだとわたしは学ばせてもらいました。

オフィシャルムービー・ナビさんの編集の動画ものせておきます。
音声チャンネルは現地収録の音ではなくBGMですが。(5分25秒)

youtubeの元動画はこちら:
【spring・青い季節】作詞/RIKO 作曲,歌/ナビさん 2024/03/31 大阪城さくらお花見ラン

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リンク
■日本100マイルクラブ
http://japan100mile.com/sns/
■ナビさんの名曲サロン
https://www.youtube.com/@user-gd4em1ck4v
(過去のお花見ラン・クリスマスランの動画もあります)

『第10回 視覚障害者とともに走る会in岸和田』ガイド平野のレポートです

岸和田健康クラブさんの恒例イベント『視覚障害者とともに走る会in岸和田』に参加してきました。

小雨はほとんど落ちてこずで、「好天に恵まれました♪」という天気ではないものの、それ以上に恵まれた感のある天気でした。私は7月末から腰痛と太ももの痺れに悩まされてまして、今回は伴走伴歩はなしとお願いしての参加でした。ただそれだと公園内の一般通行人と変わりませんので、「レポート用に写真撮影などをさせてもらいます」と申し出て、その務めをとおして本イベントを楽しみました。

ではレポートです。

まずプログラムは以下。
9:00 受付
9:30 グラウンド集合・実施上の注意点説明
9:45 アイマスク伴走体験
10:00 フライングディスク
10:15 3000m&1000m走
10:45 50m走&100m走
11:10 音パン食い競争
11:40 グラウンド集合(閉会)
12:15 懇親会開始

■グラウンド集合・実施上の注意点説明
公園内の土のグラウンドの一画に60名ほどが集い、ミティングを行っている
「運動が久しぶりです」あるいは「初めてです」というブラインドさんのためのイベントです。
最初から最後まで、ほんわかでゆったりな雰囲気につつまれています。
公園内の土のグラウンドで40名ほどが輪になり、準備体操を行っている
準備体操。S司さんの掛け声で、体をほぐしていく参加者たち。

■アイマスク伴走体験
アイマスクをして20mほどを歩く初伴走の参加者たち。子供たちの参加も目立つ。
視覚障害者の伴走伴歩が初めていう参加者に、アイマスクをして視覚障害者の立場になり、手引きされる経験をしてもらっています。
折り返し地点のかたは、スポーツ振興のお仕事でインタビューを兼ねてお越しのかた。開会式での説明によりますと、この日の内容がFM岸和田(79.7MHz)で放送されるそうです。日時は障害者週間の12月3日(日曜)、夕方4時から15分の番組だそうです。
ネットで聴く場合のラヂオきしわだサイマル放送URLはこちら http://fm797.com/page/

■フライングディスク
グラウンドの中央付近でフライングディスクをしています。 赤い輪っか(アキュラシー)が置かれています。
本格的な設備が整っています。アキュラシーという競技は、5mほど先にある直径1mほどの丸い輪の中へフリスビーを投げ入れる競技だそうです。かわらけ投げの現代競技版という感じでしょうか。
なおこの競技については以下ページに詳しいルールが載っていました。
NHK福祉情報サイトハートネット
https://www.nhk.or.jp/heart-net/parasports/flying-disc/

■3000m&1000m走
400mトラックを周回するN尻さんS司さんペア。
3000m走に挑戦中のN尻さんS司さんペア。N尻さんは膝の故障で低迷中とのこと。それでもキロ4分半はクリアされたもよう。防府にむけての課題はスタミナ増強でしょうか。

■50m走&100m走
ちびっこが爆走する100m走。
子供たちの参加が多くて、もりあがっていました。走り始めると彼らは真剣です。1スタート3レーンで記録も計測。1/100秒のタイムが告げられると空気がピリっとします。やはり短距離走は陸上競技の花形ですね。

■音パン食い競争
車椅子のかたもご参加。 スタートからパンの場所まではガイドのサポートなしで移動する。
もはや本イベントの名物競技といえるでしょうか、パン食い競争。開始時は3レーンで行っていましたが、徐々にウェブスタートになって、なにと競争しているのかカオスな状態になっていきました。それにしても今回のパンは本格的だとブラインドさんはビックリされてました。パンが大きくてツブあんもギッシリ。

■グラウンド集合(閉会)
グラウンド上で集合写真
集合写真。
わーわーずさんのカメラで撮ります、ということで、FUJIさんが「両手の指でWマークを形作ってキメましょう」のナイス掛け声で、ナイスショットに。(クリックで拡大)

■懇親会
ドリンクを掲げて乾杯の音頭をとる大久保会長。
乾杯の音頭は大久保会長。そのとき、もう皆は飲んで食べてましたけど(笑)。
豪華景品がいっぱい、おもしろグッズもいっぱい、芸人顔負けのユニークMCさんでもりあがる抽選会もありました。
ちなみに私は阪神タイガーズカレーが当たりました。アレを成し遂げたタイガースファンなので、このカレーはタイガースが日本一を決める日に食べようと思います。

ブルーシート宴会の様子。グラウンド脇の木陰で50名ほどが和気あいあい。
今回はインタビューワのかたがお越しということもあり、年配の方がまとまりのある内容でハートフルな想いを語っていただいたのが印象的でした。

ビビットピンクのウェアに若さと元気が表れている松原さん。
今年で81というM原さん。閉会の場でご自身の近況を述べられました。10回を数えた本イベントと岸和田健康クラブのいまの形に感謝の想いを寄せられてのハートフルな語り、
その様子は一部抜粋になりますが以下のmp3再生でお聴きいただけます。

森の木々を背に、さわやかな笑顔で、伴走ワールドを語るいしちゃん。
いしちゃん。ガイドさんとのふれあいのあるランニングライフ、そのよろこびを熱く語ってくださいました。(私のマイク設定ミスでうまく録音できてませんでした。すみません。お聴かせできなくて残念。)

■公園内の周回
プログラムの進行と並行して、公園内を周回する伴走伴歩がずっと行われていました。会場にしていた岸和田中央公園は、広く巡ると1周2キロぐらいのコースがとれて、四季の花々に彩られているのはもちろん、いろんなモニュメントやなぜか桜島溶岩もあります。
末尾になりますがコースでお撮りしたスナップ写真をあげておきます。

参加されたみなさま、また開催運営にご尽力されたかたがた、お疲れさまでした。楽しい一日をありがとうございました。

エイド地点の様子 松原さんとニコニコ田川さん 伴走するよっしーさん ピースサインのびんちゃん 参加者のかた 参加者のかた 若者と走る三好さん エイド地点の様子

2023年4月10日の定期練習会

[投稿者] ガイドやまちゃん

2023年度はじめての長居わーわーず定期練習会に行ってきました。

80名を超える大所帯となり、練習会が活況になってうれしいですね。

今日はしょーちゃんご紹介の学生さん12名+大人3名、合計15名のガイド希望者が来訪して、伴走教室も大盛況でした。

午後からは、わーわーずの年次総会へ。総会にご出席のみなさん、お時間と貴重なご意見ありがとうございました。

これからも引き続きよろしくお願いいたします。

ガッツポーズのいつも元気なしょうちゃんと、セルフィーで映り込むやまちゃん

「大阪マラソン2023(第11回)」K山さんとうーしゃんの完走報告です

大阪マラソンの完走報告です。
K山さん、うーしゃんペアが大阪マラソンを完走されました。

以下、K山さんの一言感想!
「大阪マラソンで、いろんな方々から、励ましの言葉やエールを頂き
寒風の中、応援やスタッフの皆様のおかげで楽しく、完走できました。
真に、ありがとうございました。」

ナイスランお疲れ様でした。

こやまさん・うーしゃんペア。うーしゃんは両手ピースサイン。

K山さんへの熱い応援メッセージ

KKさん完走おめでとう!すごい!ミルさんにおしてえてもらったよ!(Y)

完走おめでとう!いつもながら感心するわ。風呂入って美味しいビール飲んで下さい(^^)(A)

おめでとう!
よく頑張りました!
一緒に応援していた母も感動です。(M)

よく頑張った!
もうすぐ大阪城の天守閣が見える。太閤さんがK山さんアッパレと手をふってるぞ!(M)

ガードを潜ってアップダウン過ぎたら一気にラストスパート!
踏ん張って粘って走り抜けろ!(M)

サブ6、いける!歯をくいしばって走り抜け!(M)

いいペース
もうちょっと、がんばれー❗️(K)

K山さんがんばって!
あと少し!(A)

35㎞通過。最後まで頑張れ!(A)

粘ってがんばれー!
41キロ地点にいるよ!
オリーブより(O)

よし、30キロを越えた!
その調子で最後まで走り抜け!
立ち止まらず、歩かず、
一歩一歩、前へ前へ!(M)

大正区を駆け抜けるこやまさん・うーしゃんペア。カメラに手をふるうーしゃんの様子から調子よく走っていることがわかる。

「大阪マラソン2023(第11回)」セッキーさんとやじまさんの完走記です

セッキーです。
やじまさんと大阪マラソンに参加してきました。

伴走してくれたやじまさん、今大会に向けて色々とコースについて調べたり走っている間、辛い時にかなり励ましてくれたりとありがとうございました。

そして、コース上での知り合いのランナーからのエール交換だったり、走りやすいようにと周りへと促してくれた方々に、沿道からの応援にボランティアとしてサポートしてくれた皆さんありがとうございました。

もし来シーズンに大阪を走る事が出来たら今回の経験を糧に、次こそは最後まで走り切れるよう頑張りたいと思います。

大阪生野区の街中を駆け抜けるセッキーさん・やじまさんペア。 ふたりとも足元は台湾サンダル。

ゴールして、まじまさん・はまちさんペア、ソロ完走のやまちゃんと合流して記念撮影。カメラはやまちゃん。

「大阪マラソン2023 番外編 〜前日の試走〜」ガイドやまちゃんより

やまちゃんです。
大阪マラソンの前日に、小雨の中、ランニングクラブの練習会へ行ってきました。
コーチのお誘いで、ブラインドのはなてんちゃん先輩とガイドのみんなで、
大阪マラソンコースの下見と試走ににご一緒させていただきました。
大阪マラソンは、年に一度のお祭り、わくわくしますね。
皆さんありがとうございました。

練習会の場での集合写真。(ムックさん、やまきっちゃんほか、日頃から、はなてんちゃんを支える快速男性ランナーたちが笑顔をみせている)

「大阪マラソン2023(第11回)」はなてんちゃんとさわちゃんの完走記です

はなてんちゃんです。
大阪マラソンを、さわちゃんと走ってきました。

久々の大きな大会に慣れ親しんだ大阪城でさえも荷物預けにうろうろし、ぎりぎりにCブロックに入れました。
朝はぴりっと冷えましたが走り出すと案外走りやすい気温でした。
沿道からもたくさんの応援の声や太鼓などが聞こえてきてコロナ前の雰囲気に戻ってきたようで、走ってても楽しくなりました。
コースは何度も折り返しがあり、わーわーずの仲間やさわちゃんのラン仲間のみなさんや見知らぬランナーさんたちから声をかけてもらいました。
そして沿道で私設エイドをしてくださったエミューさんとルンナさん、
遠くから応援に来てくださったオリーブさん、よっしーさん、きぬちゃん、おがっちさん、
まだまだたくさんの方から「はなてんちゃーん」とエールをもらいました。分からなくてごめんなさい。
寒かったと思います。ほんとうにありがとうございました。
地元を走れて嬉しかったです。

前日受付をする、はんてんちゃんとさわちゃん。

Cブロックからロスタイムは4分14秒でスタートした、はなてんちゃんとさわちゃんペア。右膝に不安がありながらも伴走をつとめたさわちゃんは、膝をテーピングで固めている。

3人で記念撮影。ダウンコートに身を包む様子から寒さがうかがえる。

「大阪マラソン2023(第11回)」パロちゃんとにっしゃんの完走記です

パロちゃんです。
いつもお世話になっております。
応援の皆様、ボランティアの皆様、
ありがとうございました。

脚を痛めて、参加が危うい状態でしたが、
ガイドのにっしゃんのお陰で、現状のベストの、
制限時間15分前にゴールすることが出来ました。
ありがとうございました。

ファイトポーズのパロちゃんと、ピースサインでキメるにっしゃん 千日前通を駆ける、パロちゃん・にっしゃんペア。
完走タオルを肩にかけて、達成感いっぱいの表情のパロちゃんとにっしゃん