パラスポーツ体験イベント ~パラスポーツスタジアム~参加ご報告

【名称】平成29年度 スポーツ庁委託事業 パラスポーツ体験イベント~パラスポーツスタジアム~
【主催】日本財団パラリンピックサポートセンター
【共催】明石市
【日時】2018年3月11日(日)10:00~16:30
【場所】兵庫県 明石中央体育会館
【参加対象】明石市民ならびに地域住民(当日の参加者は約1000人でした)

兵庫県明石中央体育会館で開催されたイベントに
スタッフとして長居わーわーずから7人で参加させて頂きました。

明石中央体育会館の玄関前にて、参加メンバーの集合写真をパチリ

このイベントの目的は
「夏季のパラリンピック競技大会が同一都市で2回開催されるのは、2020年の東京大会が史上初であり、
開催国として、パラリンピック競技大会を成功に導くためには、パラリンピック競技大会をより多くの人に観戦してもらうことが必要である。
さらに、パラリンピック競技大会を通じて、誰もが相互に人格と個性を尊重し支え合う「心のバリアフリー」を推進することも重要である。
このため、国民のパラリンピックの興味・関心を
高めるため、市民向けのパラリンピック競技体験型イベントを実施する。」

というもので

様々なパラスポーツを、来場者に体験して頂きました。

当日の内容です→

(1)ステージプログラム(挨拶・LIVE・トークセッション・フォトセッション)

(2)パラリンピックスポーツを学ぼう!~「I‘mPOSSIBLE」プログラム~

(3)競技の体験会:9種目
<第1競技場>
車いす卓球、車いすバスケットボール、ボッチャ、パラ・パワーリフティング、
ビームライフル、パラ陸上(レーサー) 、パラ陸上(ブラインドマラソン)

<第2競技場>
ブラインドサッカー、パラ柔道

(4)パラスポーツチャレンジタイム:5種目

車いす卓球、ボッチャ、ビームライフル、パラ陸上(レーサー) 、ブラインドサッカー

(5)PRコーナー(パラサポ)

長居わーわーずがスタッフとして参加したのは、(3)競技の体験会の「パラ陸上(ブラインドマラソン)」です。

「パラ陸上体験」と書かれたイベントコーナー案内札

ゲストとして
別所キミヱさん
(車いす卓球、リオパラリンピック出場)
北薗新光さん
(パラ柔道、リオパラリンピック出場)
根木慎志さん
(シドニーパラリンピック男子車いすバスケットボール元日本代表キャプテン)
赤星憲広さん
(元プロ野球選手、現役時代から車椅子の寄付を続けていらっしゃいます)
あばれる君さん
(タレント)
が参加されていました。

ステージ上にゲストが集合しています

以下は、当日の参加メンバーによる感想です。

★濱田(美)さん(ブラインドランナー)

みなさん、お疲れさまでした。
お天気に恵まれた事がなによりでした。

全員に名前を聞いていませんが、たくさんの子供さん達が参加して下さいました。

M君 中学生
ナナミちゃん
セイヤ君
はるひさくん
なおちゃん
けいじろうくん
みさきちゃん
かのうくん

体験が終わりイスに座っているとミサキちゃんがメダルを見せに来てくれました。

ナナミちゃんも一緒に来てくれてハグして別れました

さわやかな暖かい春を感じさせて頂きました

★福永さん(ブラインドランナー)

みなさん、たいへんお世話になりました。
ブラインドの福永です。

今回のようなイベントで
2020のパラ
障がい者への理解
人と人とのつながりなどが
少しずつでも、ひろがっていけばいいなあと思いました。

自分は、とても貴重な経験をさせていただきました。
ありがとうございます。

これからも、何かとお世話になりますが、
よろしくお願いいたします。

★中さん(ブラインドランナー)
皆さん、京都の中です。

この度は、1日ありがとうございました。

よくわかっていないことも多く、お世話をかけたかと思いますが、本当に楽しい1日を過ごさせていただきました。

無事自宅に到着しました。
本当にありがとうございました。
また、今後ともよろしくお願いいたします。

★澤田さん(ガイドランナー)

明石市大久保で開催された『パラスポーツ体験イベント』に参加させて頂きました。

日本財団パラリンピックサポートセンターが主催となり、車いす卓球、車いすバス
ケットボール、ボッチャ、パラ柔道など9つの体験イベントがあり、僕たちはブライ
ンドマラソン体験コーナーのお手伝いをしていました。

内容としては、僕が受付でブラインドランナーの説明、アイマスクをつけてのブライ
ンド体験、そのあと屋外に出てブラインドの方と一緒にガイド体験として400メート
ル走ってもらうというものです。

場所は電車では少し不便なところでしたので、僕は車で行ってJR西明石駅からみなさんをピックアップ。

ゲストとして元阪神の赤星さんやお笑い芸人のあばれる君がおられたりでそこそこ大賑わい。
主催者が目標とされてた1000名は超えてたかなと思います。

伴走体験も小学校に上がる前の小さいお子さんや年配の方まで100近くの方が体験してくれ
ガイドもブラインドもめいっぱい忙しかったです。

時間に余裕があれば僕らもいろんな競技に体験出来ればと思ってたけど
そんな時間はなかったのは残念でした。

子供たちもいい経験できたと思うし、ひょっとしたらあの子供たちの中から将来のガ
イドランナーが誕生するかもですね。(o^^o)

今回はこのようなイベントに参加させていただく機会をいただき、ありがとうございました。

★二俣さん(ガイドランナー)

今回はたくさんの方に経験していただき、私もいろいろと勉強になりました。

経験された方が障がい者に勇気をもって声をかけて障がい者の力になって
いただければと思います。

今後も機会があればお手伝いさせていただきます。

★濱田(明)さん(ガイドランナー)

ガイド体験をしていただく中で、ブラインドの方々にも見え方が異なること、相手の方にもよりますが

どのように手引きや伴走をするとより良いのか

改めて説明する中で自分自身の再確認にもなりました。

自分がアイマスクをして手引きされる側になることもとても勉強になりました。

体験者の中に、目が見えてないと言うことがどういうことかよくわかりましたとて仰ってくださる方もいて
少しでもブラインドや障がい者スポーツへの理解に繋がってもらえたのかなと思います。

またこのようなイベントがあればぜひ参加したいです。

ありがとうございました。

★黒栄(ガイドランナー)

今回初めて「パラスポーツ体験イベント」に参加させて頂きました。

幸い天候に恵まれたスポーツ日和となり
楽しく過ごすことが出来ました。

館内でまず澤田さんからご説明とアイマスクウォーク体験の実施

その後、屋外にて他のメンバーで、アイマスク体験と伴走と

コンビネーション良く出来たと思います。

今回は特にご家族参加の方が多く、子供さんたちとの交流がたくさんありました。

今回の400メートルコースは公園内にあり
イベント参加者以外の歩行者がたくさんおられました。

安全第一のため
ランニングよりウォーキングをメインにし

子供さんにロープを持って頂き
大人か中学生以上の子供さんがアイマスクを付ける。
そして、必ずガイドランナーが真後ろに付く。
という形になりました。

ボランティアスタッフの方もコースの変更提案を頂いたり
細やかにサポート下さいました。

中学2年生の男の子5人組は学校で体験したことがあると、堂々の伴走

小学2年生の恥ずかしがりやの女の子はもじもじと声が出ず
でもロープはしっかり握られて

福永さんの
「ちょっとだけ言ってもらえたら嬉しいなあ」
と優しい声に
最後に「サカ、オリルノ」と小さい声

お父さんと参加された姉弟は
6歳の男の子がしっかり手引きをされ
パパに誉められて嬉しそうでした。

濱田さん、福永さん、中さんのリードで会話も弾み

どのお子さんも、ロープの責任、やりがいをしっかり感じられているのが見受けられました。

近隣の方が多くいらしたので、長居わーわーずばかりでなく
兵庫伴走練習会とmogmog神戸の宣伝もしましたので

一人でも未来の伴走者が出てくれたらと思います。

また、移動のときに駅などでのお声掛けと手引きについてもご説明、体験して頂きました。

これは特に、親御さんが
「こんなに怖いんですね」「駅で声をかけるようにします」
と言って下さいました。

気にはなっていてもどうしたら良いかわからない。
なんと声をかけたら良いかわからない。
というご意見が多く

このようなスポーツイベントで経験して頂くのは
非常に意義のあることだと思います。

この度は機会を与えて頂きありがとうございました。

澤田さん、取りまとめ、送迎と、細やかなご配慮ありがとうございました。

アイマスクをした体験者に説明をしている澤田さん

(写真提供:澤田さん・畠さん)