2023年4月10日の定期練習会

[投稿者] ガイドやまちゃん

2023年度はじめての長居わーわーず定期練習会に行ってきました。

80名を超える大所帯となり、練習会が活況になってうれしいですね。

今日はしょーちゃんご紹介の学生さん12名+大人3名、合計15名のガイド希望者が来訪して、伴走教室も大盛況でした。

午後からは、わーわーずの年次総会へ。総会にご出席のみなさん、お時間と貴重なご意見ありがとうございました。

これからも引き続きよろしくお願いいたします。

ガッツポーズのいつも元気なしょうちゃんと、セルフィーで映り込むやまちゃん

「大阪マラソン2023(第11回)」K山さんとうーしゃんの完走報告です

大阪マラソンの完走報告です。
K山さん、うーしゃんペアが大阪マラソンを完走されました。

以下、K山さんの一言感想!
「大阪マラソンで、いろんな方々から、励ましの言葉やエールを頂き
寒風の中、応援やスタッフの皆様のおかげで楽しく、完走できました。
真に、ありがとうございました。」

ナイスランお疲れ様でした。

こやまさん・うーしゃんペア。うーしゃんは両手ピースサイン。

K山さんへの熱い応援メッセージ

KKさん完走おめでとう!すごい!ミルさんにおしてえてもらったよ!(Y)

完走おめでとう!いつもながら感心するわ。風呂入って美味しいビール飲んで下さい(^^)(A)

おめでとう!
よく頑張りました!
一緒に応援していた母も感動です。(M)

よく頑張った!
もうすぐ大阪城の天守閣が見える。太閤さんがK山さんアッパレと手をふってるぞ!(M)

ガードを潜ってアップダウン過ぎたら一気にラストスパート!
踏ん張って粘って走り抜けろ!(M)

サブ6、いける!歯をくいしばって走り抜け!(M)

いいペース
もうちょっと、がんばれー❗️(K)

K山さんがんばって!
あと少し!(A)

35㎞通過。最後まで頑張れ!(A)

粘ってがんばれー!
41キロ地点にいるよ!
オリーブより(O)

よし、30キロを越えた!
その調子で最後まで走り抜け!
立ち止まらず、歩かず、
一歩一歩、前へ前へ!(M)

大正区を駆け抜けるこやまさん・うーしゃんペア。カメラに手をふるうーしゃんの様子から調子よく走っていることがわかる。

「大阪マラソン2023(第11回)」セッキーさんとやじまさんの完走記です

セッキーです。
やじまさんと大阪マラソンに参加してきました。

伴走してくれたやじまさん、今大会に向けて色々とコースについて調べたり走っている間、辛い時にかなり励ましてくれたりとありがとうございました。

そして、コース上での知り合いのランナーからのエール交換だったり、走りやすいようにと周りへと促してくれた方々に、沿道からの応援にボランティアとしてサポートしてくれた皆さんありがとうございました。

もし来シーズンに大阪を走る事が出来たら今回の経験を糧に、次こそは最後まで走り切れるよう頑張りたいと思います。

大阪生野区の街中を駆け抜けるセッキーさん・やじまさんペア。 ふたりとも足元は台湾サンダル。

ゴールして、まじまさん・はまちさんペア、ソロ完走のやまちゃんと合流して記念撮影。カメラはやまちゃん。

「大阪マラソン2023 番外編 〜前日の試走〜」ガイドやまちゃんより

やまちゃんです。
大阪マラソンの前日に、小雨の中、ランニングクラブの練習会へ行ってきました。
コーチのお誘いで、ブラインドのはなてんちゃん先輩とガイドのみんなで、
大阪マラソンコースの下見と試走ににご一緒させていただきました。
大阪マラソンは、年に一度のお祭り、わくわくしますね。
皆さんありがとうございました。

練習会の場での集合写真。(ムックさん、やまきっちゃんほか、日頃から、はなてんちゃんを支える快速男性ランナーたちが笑顔をみせている)

「大阪マラソン2023(第11回)」はなてんちゃんとさわちゃんの完走記です

はなてんちゃんです。
大阪マラソンを、さわちゃんと走ってきました。

久々の大きな大会に慣れ親しんだ大阪城でさえも荷物預けにうろうろし、ぎりぎりにCブロックに入れました。
朝はぴりっと冷えましたが走り出すと案外走りやすい気温でした。
沿道からもたくさんの応援の声や太鼓などが聞こえてきてコロナ前の雰囲気に戻ってきたようで、走ってても楽しくなりました。
コースは何度も折り返しがあり、わーわーずの仲間やさわちゃんのラン仲間のみなさんや見知らぬランナーさんたちから声をかけてもらいました。
そして沿道で私設エイドをしてくださったエミューさんとルンナさん、
遠くから応援に来てくださったオリーブさん、よっしーさん、きぬちゃん、おがっちさん、
まだまだたくさんの方から「はなてんちゃーん」とエールをもらいました。分からなくてごめんなさい。
寒かったと思います。ほんとうにありがとうございました。
地元を走れて嬉しかったです。

前日受付をする、はんてんちゃんとさわちゃん。

Cブロックからロスタイムは4分14秒でスタートした、はなてんちゃんとさわちゃんペア。右膝に不安がありながらも伴走をつとめたさわちゃんは、膝をテーピングで固めている。

3人で記念撮影。ダウンコートに身を包む様子から寒さがうかがえる。

「大阪マラソン2023(第11回)」パロちゃんとにっしゃんの完走記です

パロちゃんです。
いつもお世話になっております。
応援の皆様、ボランティアの皆様、
ありがとうございました。

脚を痛めて、参加が危うい状態でしたが、
ガイドのにっしゃんのお陰で、現状のベストの、
制限時間15分前にゴールすることが出来ました。
ありがとうございました。

ファイトポーズのパロちゃんと、ピースサインでキメるにっしゃん 千日前通を駆ける、パロちゃん・にっしゃんペア。
完走タオルを肩にかけて、達成感いっぱいの表情のパロちゃんとにっしゃん

タンデム自転車でシクロクロスに挑む ―― 豊中のF場さん

こんにちは。わーわーずホームページのインタビュー記事担当のHです。

大阪府豊中市にお住いのF場さんは、毎年の駅伝大会でわーわーず最速チームに加わり、区間賞を狙える走りを披露してくれています。
そのF場さんがここ数年、活動に力を入れられているのがタンデム自転車(以降タンデム)競技です。

タンデムといえば、パラトライアスロンで視覚障がい選手がバイクパートをこなすのに必要な手段、という位置づけで見聞きすることに始まりましたが、今(2023年2月現在)では東京都をのぞく全国での公道走行が認められたことも手伝って、レジャーのひとつとして普及しつつあります。例えば、レンタサイクルでタンデムを借りて、健常者2人で乗って観光地をめぐる、というように。

F場さんは、このタンデムでさらなる新世界を拓いていこうとされています。それが「タンデムでシクロクロスに挑む」です。
そして、弱視ゆえの限られたアクテビティの枠に囚われない、最大限アクティブなチャレンジを楽しまれています。

シクロクロスとはなにか、まずはこの動画をご覧ください。


 
動画の説明:
2023年2月5日、場所は桂川久我橋近辺の河川敷。関西シクロクロス第10戦カテゴリーCCで参戦したF場さんペアのレース模様です。
トップが最終周回にはいったことを知らせる鐘が鳴り響いています。広い草地に杭を立ててロープで囲い、コースが作られています。コース幅は3mほど。画面の箇所は、シケインと呼ばれるバリア区間です。地面から板が間をあけて2か所で立ち上がっていて、板の手前で選手は自転車をおりて担いで走って、越したところで素早く乗ってこぐ、という動きを強いられます。
ソロバイクの選手が越していったあと、タンデムのF場さんが奥から来ました。パイロットはM永さん。自転車・ランを通してペア経験豊富なパートナーです。
板に近づいたところで、いつのまにか二人とも降りていて、無駄のない最小限の高さでタンデムと選手が板を越していき、2枚の板を越したあと、選手はいつのまにか飛び乗ってこいで走り去っていきました。
自転車が一瞬も止まっていません。慣れないパイロット(前の選手)はタンデムにまたがるだけで苦労するものですが、軽捷の極み!ペダルのほうが足裏を吸い寄せたかのように、走っていた足が踏み込む足に移っています。ストーカー(後ろの選手)も同じで、タンデムの一番スムースな流れを全く乱すことなく、選手自身が追従しています。状況は受け身ですが、思考と行動ははげしく能動的でなければ務まらないであろうストーカーの重要な役割がみてとれます。
2人と1台はまさに一体化していました。
動画撮影のあと、コース脇で観戦者がつぶやいてました。「あの後ろの選手が視覚障がい者なんやって、信じられへん」

「もうスマホの字が読めなくなりました。」
そう言って電話をときどきかけてくるF場さんからの着信に、最近とんと音声通話をしなくなった私は、不意をついて鳴る着信音に今改めて恐れつつも、そういう古風な手段で連絡を取り合う友達がいることを嬉しく思ってもいます。
「メールは?あるいはMessengerは使えます?」とSNS他の連絡方法を提案しても環境を整えることが追いついてないようで「SMSはコントラストが良くてかろうじて」と。
課金のかかる通信手段でいろいろ情報を毎度教えてくれるので申し訳ないです。

以前F場さんと食事をご一緒にしたとき、値段の割に旨いコスパ抜群のどんぶり屋を紹介してくれました。夢と楽しみへの投資は惜しまないけど、無駄な出費は嫌いなF場さんであることはよく知っていますので、『ほんとに見えてないんだな』と私も自分に念を押せるのです。
あの、おもいっきりアクティブな乗り方をするタンデムストーカーの姿をみたら、誰しも『えっ?見えてないの』と(失礼ながら)疑いたくなるのもわかります。

単刀直入に聞いてみました。
「ほとんど見えない状況下で、数々のバリアを越すのはどんな感じですか?」
「シクロクロスは一周が2キロ以内と短くて同じところを何度も通るから、試走のときにコースの特徴を覚えて。んー、あとは勘ですね。」
「階段で、これが最後の段だと、わかって踏んでます?」
「それもほとんど勘ですね、踏み外しもしょっちゅうですけど。」
そう言われると、担いでいる自転車の傾斜角度や、パイロットが動作を移すタイミングとか、見えてなくても情報源はあるかも、と気づかされました。

「おもしろさはなんですか?」
「一般のひとたちに混じって競いあえることです。
 視覚障がいの種目になってしまうと参加人数は減り、
 場合によっては自分だけしか参加者がいないなかで競技するということもあります。
 それは一番つまらないです。
 タンデムはパイロット・ストーカーともに健常者で参加することもできますし、
 別カテゴリーであれ、前後するソロバイクの選手たちと常に競いあっています。
 いまは大会の主催者様と交渉して実験的な参加で走らせていただいてますが、
 来シーズンはタンデムカテゴリーの新設が決まりました。
 もちろんそれは視覚障がいに関係なく参加できるものです。
 僕の参加実績で、レースの安全運営が確認されて、タンデムの走りを観戦するおもしろさが伝わって、
 いよいよ来年は、誰でもタンデムで参戦することもできる。
 そしてシクロクロス大会全体がいっそう盛り上がっていってほしい。いや、盛り上がっていきます。
 自分がそいうことに係われていることが嬉しいです。」

たしかに拮抗するライバルが登場しないスポーツ漫画など考えられません。
「タンデムでシクロクロス」には未開拓なところがたくさんあります。ちょうどコースが未舗装路なのと同じように。
F場さんは、ヘアピンではスト-カーもハンドルさばきでコーナリングに協力できるとか、フロントにサスペンションを装備してどうこうとか、これまでの参加で培ったノウハウを周りの方にいろいろと教えていました。
その様子をみて、私なりに彼が楽しんでいるおもしろさがわかりました。
競って勝つことが目的ではなく、どうすれば勝てるのか、考えて工夫して実証する、そのプロセスこそが魅力であり、成長する自分と向き合える貴重で楽しい機会なんですよと。
なかなか一筋縄では乗りこなせないタンデムだからこそ、工夫と成長の余地が豊富にあるのだと想像します。

シクロクロスのタンデムカテゴリーとF場さんの活躍に今後注目したいと思います。

またF場さんからメッセージを預かっています。
「もしタンデムでシクロクロスに興味を持たれた方がいたら、イベント参加への段取りをご案内したり、シクロクロスでのタンデムの乗り方をアドバイスしたりできますので、お気軽にご連絡ください。」とのことです。
HP経由の連絡口も開設しておきます。連絡をとりたい方はこちらの連絡フォームからどうぞ。

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参考リンク・タンデム関連リンク:
Wikipediaの「シクロクロス」
シクロクロスの概要がわかります。

●関西シクロクロス公式ブログ https://kansaicross.com/
関西圏でシーズン10戦のシクロクロス大会を開催されています。

●KHSミラノ https://www.khsjapan.com/products/tandem_milano/
タンデムフレームを販売されています。

●あおぞら財団 http://aozora.or.jp/
タンデム自転車の貸し出しをされています。

●サイクルショップ銀輪亭 http://www.ginrintei.sakura.ne.jp/
F場さんがお世話になっている豊中の自転車ショップ。

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関西シクロクロス大会・会場風景
練習タイムで自分なりの攻略課題を克服する(桂川)
▲ 試走時に各自の攻略課題を克服する(桂川)

シケインを越す女子ペア(桂川)
▲ シケインを越すタンデム女子ペア(桂川)

タンデムでエントリーされた選手たち(桂川)
▲ タンデムでエントリーされた4組8名の選手たち(桂川)

堺浜大会のシーン
▲ 堺浜大会(2023.1.22)。会場によってコースの特徴はさまざま。