第31回視覚障害者京都マラソン大会 浪速の武蔵さんの参加記です

こんにちは。
浪速の武蔵(盲ろう者)です。
第31回視覚障害者京都マラソン大会の感想文を投稿したいと思います。

3月2日(日)京都市西京極総合運動公園にて「第31回視覚障害者京都マラソン大会」3Km男子 弱視の部に出場しました。
伴走者は小学2年のヨシキ君でした。見事に伴走デビューを飾れました。

トラックで手をつなぎ、握りこぶしを掲げる二人(写真の説明:トラックで手をつなぎ、握りこぶしを掲げる二人)

「おめでとう!」「よく頑張りました!」だけ言葉が足りないほど、感慨無量でした。
当日までの経緯を話しておきます。
昨年12月の第4日曜日、定例練習会の時、「伴走」のビブスを着ているヨシキ君を見て、気に入りました。小さい体に大きな「伴走」の文字が・・・かわいい!
ヨシキ君に伴走をお願いしました。
伴走の経験は、まず視覚障害者京都マラソン大会から出発しようかと思っています。
しかし、大会実行委員会が戸惑いながら委員たちを集めて検討していたそうです。
やっと実行委員会から承認されました。
針小路さん、谷尾@総監督、いつも元気なしょうちゃん、ご協力してくださって本当にどうもありがとうございました。
ヨシキ君を起用した理由は、
テーマ「『子供虐待』『学校いじめ』『先生による体罰』をなくそう!盲ろう者90kg級柔道家を誘導する最年少の伴走坊や!人間愛(絆)の大切さをアピール!災害時の避難誘導に役立つためのモデル!」
です。
当日までヨシキ君との伴走練習がわずか1回だけでしたが、私は不安もなく「ヨシキ君が必ずできる!」と信じています。
前日、雨が降っていたが、当日は良いお天気でした。
ヨシキ君は伴走の合図を覚えました。
スタートの号砲がだんだん近づいていると、ワクワク!ドキドキ!
号砲!
後ろに、サブとしていつも元気なしょうちゃんが走っていました。
何人かを抜けてスムースに走れました。

コースを走る二人の後姿(写真の説明:コースを走る二人の後姿)

ヨシキ君との伴走は息ピッタリ!
ぶつかりもなく転倒もなく、無事にゴール!

ゴールに向かってトラックを走る二人
(写真の説明:ゴールに向かってトラックを走る二人)

二人の両手を高くあげて、万歳!
ゴール直後、私はヨシキ君を高くあげて抱き締めました。

IMG_0950(写真の説明:ヨシキ君を抱き上げる浪速の武蔵さん)

制限時間内で完走ができて、タイムは18分。
ヨシキ君は伴走が上手です。合格!
ヨシキ君はウルトラマンと仮面ライダーを超えるヒーローだ!
これからも距離を少しずつ伸ばしながら色々な大会で伴走を経験して成長させていきたいと思います。
将来の夢は、ヨシキ君との伴走でフルマラソンを完走することです。

父子関係(いつも元気なしょうちゃんとヨシキ君)を見て、パパが子供たちへのしつけをしっかりしていると感激しました。幸せいっぱい家庭だと思います。
私も将来、家庭を持ちたいと考えており、いつも元気なしょうちゃんパパとしてのしつけを学ばせていただきました。

ヨシキ君伴走の動画を見ましょう。
YouTube
動画No.1

動画No.2

どうもありがとうございました。

2014年3月2日京都市西京極総合運動公園陸上競技場(京都府京都市)