河内長野での初ハーフ完走から約1年後の3月9日、初フルマラソンで名古屋ウイメンズマラソンを完走しました。
名古屋ウィメンズマラソン2014の今年の出走者数、14,675人。「世界最大の女子マラソン」としてのギネス世界記録を今年も更新した女性の憧れの大会です。私も一度は走ってみたかった大会でした。
本来であれば昨年11月の福知山マラソンが初フルマラソンの予定でした。しかし台風18号の影響で中止になりました。
初ハーフを完走したあと、初フルマラソンまで4回のハーフを完走しました。
昨年の夏は猛暑でもあり、外ランでの練習が思うように進まず、ジムでのトレーニングが中心でした。体調を崩した時期もあり、本格的にフルマラソンの練習に取り組めたのが大会三ヶ月前からでした。
平日はジムでトレーニング、日曜日の練習会を精力的に参加し、30キロ走もガイドランナー(伴走者)さんのご協力を得て三回、年末から一月にかけて走りました。今年に入ってからハーフの大会をフルの速度を前提に走りました。
一月、毎週ロング走をしていたせいか、初フルの三週間前、右足を痛めました。
大変焦りました。整形外科でMRIを撮ってもらい疲労骨折ではないことがわかり、かかりつけのスポーツ整骨院でアイシング、電気、マッサージなどをしてもらい、なんとか大会に出走できるまでに回復しました。故障中もジムではバイクやボディトレックなど痛めてる部分に負担をかけないトレーニングを地道に続けました。
3月8日
今回の伴走者、賀茂川パートナーズのIさんと一緒に前日受付のために名古屋に現地入りしました。
私が初フルマラソンであると同時に、Iさんにとっても初フル伴走でした。昨年、岐阜清流ハーフマラソンで伴走してもらい二度目の大会伴走です。
Iさんの初フル伴走に華をそえてあげたい気持ちもあり、私も万全の体調で現地入りしました。
3月9日
この日の気温はスタート時は一桁後半ではなかったでしょうか。手袋をしようかどうか悩んだ末、昼ごろには暑くなりそうだったので手袋をせずに走ることにしました。これが後々、必要になるとはこの時点では想像出来ませんでした。
9時10分にフルはスタートしました。
1万5千人近くの女子ランナーが一斉にスタート。私は陸連登録をしていたのでAブロックからのスタートでほとんどロスタイムなくスタートできました。
沿道にはたくさんの応援、途切れることのない地元の方や吹奏楽、子どもたちの一生懸命練習してくれた声援が大きな励みになりました。大都市マラソンの素晴らしい部分です。
Iさんには、キロ6分半のペースでお願いしていました。前半はペースを維持して後半余力がありそうなら、6分ぐらいまであげることも話し合っていました。
Iさんは終始、私の気を紛らわすために、周囲の仮装ランナーの様子や周囲の応援ボードを読み上げてくださりながら、私を励ましてくれました。
ハーフまでは給水含めてずっと同じ6分半ペースで、口の中に持参した飴をふくみながらガマン。ハーフを過ぎてから空いている部分では少しペースアップしました。でもハーフ以降に給食があったので歩きながら食べていると結局プラスマイナスゼロでイーブンペースを保てました。
30キロ地点まではペース的には6分前半で快調に走りました。
30キロ地点を過ぎた時点で、欲深い私はこのまま行けば4時間半を切れるかもしれない。モチベーションがあがりました。快調に足の痛みも想定範囲で走り続けました。
ところが、33キロ地点で、どういう状況だったかは不明ですが道の継ぎ目につまずいたのか右側に転倒しました。右手の手のひらが出血。右肘、右太もも、右の腰を打撲。
出血はメディカルランナーさんがすぐにテープを貼ってくれました。転んだときにわーわーず仲間のルビーさんがちょうど近くにいてて「大きいテープ持ってるよ!」と言って下さいました。すぐ出血は止まるだろうと。この時に手袋をしていたら怪我ももう少し緩和されていたのかもしれません。出血はなかなか止まらず痛みもジンジンと。腰の痛みも響いていたので、速度を少し落としても最後まで走りたい!痛みなんて必死のときは気にならないものです。
先輩ガイドランナーさんに後半、転倒しやすい部分があるので気をつけたほうが良いとアドバイスを頂いていたのに油断していました。
中盤よりは若干速度は落ちましたが、残り5キロは止まると痛みが増しそうだったので給水をスルーして走り続けました。痛み止めも持っていましたが薬が効
くまでにゴールしそうだったので飲みませんでした。
極端に落ちることなく40キロも通過。残りの2.195キロも応援の声援に手が痛くて広げることができなかったので応えることができませんでしたが声はしっかり届いていました。
4時間35分09秒でゴールしました。
途中で欲深い考えをした4時間半は転けたことでのロスタイムもあり叶いませんでしたが、当初は5時間完走が目標だったので達成できました。
こんな好成績を出せたのも、ハーフや30キロ走、前週まで練習でもたくさんの方にロープを持ってもらったおかげです。
本当に皆さんにチカラをつけてもらいました。
わーわーずに入って2年半、故障などで走れなかった時期もあり実質2年ほどでの初フル。初ハーフが河内長野のアップダウンのキツいコースだったので、それを思うと今回はコース的にかなりラクだったので、このタイムが出せたのだと思います。
ゴールしたとき感動で泣いてしまいました。
この結果に満足せず、楽しく走力を伸ばし、今後も細く長く続けていければと思います。
2014年3月9日 ナゴヤドーム発着名古屋ウィメンズマラソンコース(愛知県名古屋市)