2016別府大分毎日マラソンで自己ベストの凛々さん

2016年2月7日に行われた別府大分毎日マラソン(リオパラリンピック視覚障害女子マラソン日本代表選考レース)、IPCの部に出場した近藤寛子選手は、前年12月にマークした自己記録をさらに3分短縮する3時間18分05秒で、同部門2位に入りました。

この結果、近藤選手は、日本盲人マラソン協会が定めた同代表選考規程により推薦順位2位を確定させ、パラリンピック女子視覚障害マラソン日本代表に大きく近づきました。

■近藤選手の完走記

凛々@滋賀です。

リオから採用された視覚障がい女子マラソン。
最終の選考レースの別府大分毎日マラソンにすべてをかけて取り組んでまいりました。
これまでわーわーずの多くの皆さんの激励をいただき、関西のブラインド女子の心意気をもって全力で走りました!
3位のポイント争いになれば、ポイントを持たない私には不利な状況、とにかく自力で2位の座を勝ち取るしかリオへの道はありませんでした。

序盤、自分のペースを守り3番手をキープ、20キロでもまだ疲れはなくほぼイーブン、25キロすぎでまさかの2番手に。
このままいけばリオへの切符を手にできるかもしれない?
終盤、年明け早々のレースで転倒して橋の欄干で頭を強打した名残のむちうちが影響したのか、首に力が入らず上体がふらふらと今にも倒れそうになりながらも、あと少しでリオを手にできると力を振り絞ってゴールに向かいました。

ゴールの瞬間、私を支えてくださったすべての方々に感謝の気持ちでいっぱいになりました。

タイムは3時間18分05秒の自己ベストでした。
ポイント争いになることなく推薦順位第二位内定となりました。

ほんとうにありがとうございました!

また、直接皆さんにごあいさつにうかがいたいと思いますが、まずはこちらでの御礼とさせていただきます。

正式決定は6月以降となりますが、リオまでの日々を大切に怠りなく過ごしていこうと思います。

今後ともよろしくお願いいたします!

追伸
関西では放送されなかった別大の一時間延長放送。
中継車がずっと等間隔で前を走る、生まれてはじめての経験をしました(笑)
追い付こうとしたわけではないけど、中継車めがけてはしったせいか38キロからペースあがってました。
私のゴールが番組終了のタイミングだったので、けっこう感動的で、何度みても泣けます(笑)。

(以上、近藤選手の完走記)

■レースデータ
[ラップタイム]
・5キロごと *最後は2.195キロ
23分12秒、23分30秒、23分02秒、23分15秒、23分26秒、23分29秒、24分07秒、23分47秒、10分17秒
・前後半
前半:1時間38分03秒 後半:1時間40分02秒

[大会開催時間帯の大分市の天候]*気象庁観測値
12時 気温6.0度 北北東の風2.3m/s 湿度59%
13時 気温6.3度 北北東の風2.4m/s 湿度61%
14時 気温7.0度 北北東の風1.6m/s 湿度53%
15時 気温7.6度 北北東の風2.5m/s 湿度54%

■近藤選手の代表選考レースの結果
2015世界選手権マラソン(2015年4月26日)  出場せず
2015北海道マラソン(2015年8月30日)    3時間36分39秒 
2015防府読売マラソン(2015年12月20日)  3時間21分16秒  
 *パラ参加標準記録(3時間27分)突破 
2016別府大分毎日マラソン(2016年2月7日) 3時間18分05秒
 *自己記録3分更新