・大会前の伴走講習レポート
10月29日のエコアイランド宮古島マラソンにエントリーしました。
大海事務局に伴走の依頼をしたところ、宮古高校駅伝部が手を上げてくれ、びっくり!
早速、クニさんの伴走「歩」ガイドやパラ陸上競技公式ガイド、アイマスク、JBМAロープなど、数個ずつリュックに詰めて大好きな宮古島へ出かけました。
9月6日、5時半、宮古島陸上競技場は、まだギラギラ夏の太陽が輝いていました。
駅伝部の男性15名と女性2名のマネージャーに、じゅんたん流のミニ伴走教室をしました。盲人がするのは初めてかな?
始めに、「盲人に会って声かけた事ある?」と質問するとトライアスロンで見たと いう生徒が1名だけ。
それではと、「私は皆さんが見えないので一人ずつ名前を教えて」と声出ししてもらいました。
そして私の自己紹介をしました。
次に、伴走ガイドの「はじめに」を読んでもらいました。
伴走方法については、何度かくにさんの伴走教室のお手伝いをしたので、口真似をしました(笑)。
私の13年間の経験談、怪我をしても転んでも続けたい。走る喜びなども話しました。
最後にクニさんおすすめの「⑦信頼・思いやり・気配り」のページを、読んでもらいました。
次は、アイマスク体験。
トラックに出て、伴走者とアイマスクペア5組ずつ3回。全員に体験してもらいました。ビニール袋・ハンガー・新聞紙・広告の紙・スニーカー・スポンジ・バナナの皮など用意したものの中から5メートル間隔に三種類置きました。行きはよけながら伴
走、帰りはそれを踏ませて伴走してもらいました。踏んだ時の反応は様々。直後アイマスクを外さず何を踏んだかクイズにしました。メロンパン・・・。いろいろ出ましたが、二名が全部正解で驚きました。
いよいよ実戦。
私の伴走を交代でしてもらいました。競技場の外周は上り下り・カーブ・木の枝・車止めなど練習には良いものがあり・横を車も通っていました。まぶしかった夕日も沈み、最後のJ君の伴走で結局三周しました。大汗!
7時過ぎ、何度も別れの挨拶をしました。
フル本番は、数人が交代で伴走するそうです。決まったらもう一度伴走者と走りた いです。どの生徒になっても安心です。
「車止めがあります。」「まぶしいですか。すぐ左へ曲がるから大丈夫。」「車との距離があります。大丈夫。」「もう少しゆっくり走っても良いですよ。」
なんて言ってくれたんですよ。涙!
15人。大好き!
・大会当日完走記
10月29日、第8回エコアイランド宮古島マラソンに参加しました。
二日前から宮古入りしましたが、台風22号の影響で、前日の空の便に欠航が多く出場出来なかったランナーもいました。
前日受付には、宮古高校駅伝部のマネージャー二人が付き添ってくれました。朝から頭痛でしたが、痛みが吹き飛びそうなくらい可愛い女子高生が体育館の床に並んだゼッケンを探してくれました。
当日は快晴。10キロごと、4人ずつが交代で伴走してくれました。エイドでは先に行って水を取ったり、強風でかぶれないので、帽子に付けたGPSを250mごとに耳に近づけて聞かせてくれました。
風が強く、伊良部大橋の上りは飛ばされそうで、サブのS君に手をしっかり握ってもらい、前へ進みました。往復して15キロ地点。空港近くの21キロ関門を17分貯金で通過しました。宮古島産の紫いもを食べ、一息。再スタートした途端、左足が痙攣。
ツボを押さえたりストレッチ。ペースを落としながら来間大橋へ向いました。この橋は100キロウルトラでは95キロ地点。一番辛い所。数年前の事を思い出しながらペースを上げました。やはり風が強く海がキラキラ輝いて見えました。折り返して28キロ
地点。フルを走った事のない生徒たちに「これからが一番辛い所。フルには魔物がいて何が起きるかわからない」と話しました。生徒たちがよく行く美味しい豆腐屋、お好み焼き屋なども説明してくれ、会話が弾みました。平良港を抜け、モンテール横の下り坂では「ペース上げて時間の貯金をしましょう」と、最後の上りでは「良い走り」と言って元気をくれました。
陸上競技場一㌔手前からは、駅伝部全員が合流。トラック300mを一緒に走りました。G君の50m手前コールを聞いて、力を出し切り、制限時間4分前!ゴールラインを踏みました。
10キロずつロープを持ってくれたO君、R君、H君、G君が、みな落ち着いていて、私と心を合わせてくれた事に、感動しています。
宮古高校駅伝部Y先生、生徒の皆さん。ありがとうございました。
以上です。