2015世界トライアスロンシリーズ横浜大会 エリートパラトライアスロンの部・エイジパラトライアスロンの部 長井さんの参加記です
パラトライアスロン横浜大会のエリートの部の当日は、16日(土)の午前4時に起床。
予報どおり、外は雨。
午前5時にホテルを出て、僕の所属するチームTRI6WESTの集合するスターホテルへ行くのですが、雨が降っているので、タクシーで向かいました。
午前5時半から受付開始なので、タンデムバイクをガイドの相ちゃんと傘をさしながら押して、レース会場へ行って、タンデムバイクのチェックやヘルメットのゼッケン番号のシールの貼り付け位置のチェックや僕は、全盲のためブラックアウトのサングラスを付けなければいけないので、それが、規定どおりかなどのチェックを受けて、ランニングシューズなどを所定の位置に置いて、受付に行き、スイムキャップとICタグを受け取り、ウエットスーツを着て、スタート時刻を待ちました。
午前6時半から大会開催セレモニーがあり、選手一人ずつ名前をコールされて、スイムスタートのポンツー(人口の浮島)へ港の堤防からスロープをアップダウンして移動。
6時55分にPT4のカテゴリーの選手がスタートするので、僕のスタートまでポンツーのへりに座って、待機するのですが、座ろうとしたら、雨で足がすべってしまい、海中に転落してしまいました。
急いで、ポンツーに上がり、気持ちを落ち着けて、時刻を待ちました。
僕のPT5は、第2ウェーブで6時58分にスタート。
横浜港に浮かんでいるブイを時計回りに750mを泳ぎました。
雨でしたが、波もあまり無く、前日に試泳していたので、ガイドの相ちゃんも僕もノートラブルで、昨年よりも2分ほど速くスイムアップして、バイクのトランジットに駆け込みました。
ウェットスーツを脱いで、バイクシューズとヘルメットとブラックアウトサングラスを付けて、タンデムバイクを押しながら、乗車エリアまで走り、そこから20kmのバイクスタート。
始めは、雨で路面が濡れているので、スリップして転倒しないようにゆっくり走りながら路面のコンディションを確認。
充分注意しながら、声を掛け合って、徐々にスピードアップ。
雨にもかかわらず、沿道からTRI6WESTのメンバーの方や知り合いの方々など沢山の声援を受けて、約5kmのコースを4周しました。
Uターンやカーブで、急に狭くなっているところはスピードを落とし、そこを切り抜けると僕が立ちこぎをして、またスピードアップ。
メインストリートの1000mほどの直線道路では、パイロットの相ちゃんと息を合わせて、雨にもかかわらず、時速45km以上も出たようです。
バイクもノートラブルで、昨年よりも1分?ほど速く終了。
そして、バイクの降車エリアに到着して、トランジットで、ヘルメットを脱いで、バイクシューズからランニングシューズに履き替えて、ランのスタート。
ランは、コースを3周しての5km。
でも、バイクで脚力を使いすぎたのか、力走ができず、我慢の走りとなってしまいました。
2周目で、米岡君に抜かれてしまい、ランタイムは昨年と同じで5位でゴール。
しかし、ナイスガイドの相ちゃんのおかげで、1時間19分23秒で昨年よりも自己ベストを3分ほど更新できました。
雨の中、ガイドをしてくれた相ちゃんには、大感謝です!
そして、サポートや応援してくださった皆さん、本当にありがとうございました。
世界トライアスロン大会エイジパラのレース当日
前日のエリートパラのレースでは、4年連続で自己ベストを更新できたので、気持ち良く、エイジパラのレースに臨めました。
エイジパラのレースは、エリートパラとは違い、午前6時に受付をしてから、タンデムバイクを押して、ラントランジットへ行き、ランニングシューズなどを置いた後、またタンデムバイクを押して、バイクトランジットまで行って、設置しました。
エリートパラは、バイクTRもランTRも同じ場所ですが、エイジパラは、バイクTRとランTRは、別の場所でした。
そして、エリートパラは、ウェーブ(時間差)スタートでしたが、エイジパラは、7時15分に各カテゴリーの選手が同時にスタート。
始めのスイムは、エリートのコースと同じ、横浜港を右回りに泳ぐ、750mでしたが、前日よりも海に沢山のゴミが浮いていて、波も高かったので、ゴミが口の中に入りそうになって、泳ぎにくかったです。
前日よりも1分ほど遅くスイムアップして、バイクトランジットへ向かい、バイク乗車エリアからタンデムバイクでスタート。
エリートのコースは、約5kmを4周しましたが、エイジのコースは、少しアップダウンのある6.6kmほどのコースを3周しました。
そして、このバイクで、僕のカテゴリーでは、1位になり、ラントランジットへ到着。
そして、最後のラン5kmに移りましたが、昨日のエリートレースの疲れが出て、体に力が入らずに全然走れません。
コースもエリートとは違い、横濱倉庫街のドウロを走るために歩道橋のジグザグのスロープを駆け上がったりして、また段差もあったりして、見えないと非常に走りにくいコースを1周して、また別の道路を600mほど折り返してからゴールでした。
天気も昨日と違い、カンカン照りで、暑くて、ペースダウンしてしまい、残り1kmあたりで、追い越されて、2位でのゴールとなりました。
やはり、2日連続のレースはきつかったですが、自分の今の力を全部出しきれたのは、大変満足できました。
ガイドの相ちゃんも2日間のレースで、事故もなくて、僕の力を引き出してくれて、とても感謝です。
また、TRI6WESTのメンバーやサポートしてくださった方や応援してくれた皆さんにも感謝の気持ちで一杯です。
ありがとうございました。
レース終了後、タンデムバイク以外の荷物を回収して、ホテルへ戻り、帰阪の準備をして、11時にチェックアウトして、先日と同じ中華街の北京飯店で打ち上げをしました。
今回は、レースが全て終わったので、ビールで乾杯。
美味しいランチで打ち上げの後、タンデムバイクを回収して、レンタカーに乗せて、OさんとTちゃんは、その車で、先に大阪へ向かいました。
午後2時から表彰式に出席して、銀メダルを授与して頂きました。
それから、僕と相ちゃんも新横浜へ。
午後4時頃の新幹線で、大阪へ戻り、午後7時ころに無事帰宅しました。
本当に沢山の体験ができて、思い出に残る世界パラトライアスロン横浜大会でした。