「第21回大阪・淀川市民マラソン」Theライバル対決!小宮山ペア・小山さんの完走記です

みやちゃん・小山さん・藤井さん・すぎちゃん4名が完走タオルを手に並ぶ

 
2017年11月5日、初ロードマラソンとして、淀川市民マラソンへ出場してきました。
目標は、完走とライバルとの対決に勝つことです。

61歳のおいらと60歳の初マラソン伴走、宮様との同学年ペア。
ライバルは盲学校の同級生で23歳年下のリュウ君と40代のベテランランナーのすぎちゃんペア。
我々のことを、小宮山ペアと、ライバルを杉リュウペアと今後、記します

おいらは、どうしたら、完走とライバルに勝てるのか?
練習あるのみと8月から週2から3回、夜の秘密の特訓などして、頑張ってきました。

次に、42.195kmをどんなペースで走れば良いか、己の走力を自己分析して、抑えて抑えて、余力を残し、ライバルを残り5から1kmでとらえて、その後は、お互いの全力を出し切れたほうが勝つだろうと、前回の日記にも書きましたね。

会場につくと、、緊張しているのか、トイレがいきたくなります。
簡易トイレで、用をしているときに花火の音が。
えっ、もうスタートかぁぁ
最後方のGブロックからなので、ゆっくりと歩きながらスタートラインへ。
混雑しているので、最初は、キロ8分台、そして、ちょっとバラけてきてキロ7分台。
最初のエイドで、水分補給したころには、もうライバルの後ろ姿はみえなくなっていました。

この日は、暑いと判断したので、その後、エイドは、かならずより、水を飲み、水を首にぶっかけて暑さ対策もおこたらず、走り続けました。

なんとかハーフに着いて、トイレ休憩、そこで、足のストレッチ。
全然、杉リュウペアが、見えない。

後半の折り返しへ向かう途中で、まさるさん植さんペアとすれ違う。
走りながらリュウ君は練習できていないから、
もう、すでにリタイアしたのかなぁ?と思いながら、走っていたら、おぉぉぉ、すれ違ったではありませんかぁぁぁぁ。
宮様が、ライバルは、歩いていたよ、それに、そんなに距離もあいてないよとね。

そして、33km地点のエイドで、宮様がすぎちゃんと目があった、、その差約200mぐらい。
でもあわてずに、エイドにしっかりと立ち寄り、給水と水をぶっかける。

しかし、その後は、全然追いつかない。
我々小宮山ペアがうしろに見えたので、
また、奮起して走り出したのだろう。
こうなりゃ、橋をわたっての最後の直線で勝負しようと宮様。

33km越えてくると、気持ちの中で、歩きたい症候群や、右足の親指の付け根が痛くなってきた。
それに、足元の悪い石ころがころがっているような路面では、足裏が痛い。
そこで、気持ちを切り替えて、そうだ、足裏マッサージを受けているんやから、気持ちがええやんとね(笑)
それと、ここまで走れてきたんやから、最後まで走りぬこうと宮様が、励ましてくれる。

さぁ、橋をわたりきって、勝負どころの直線コース。
長居わーわーずのメンバーたちが、励ましの並走をしてくれる。
力が沸いてきたし、杉リュウペアも視野に入ってきた。
徐々にペースが上がってきた。
でも、まだ、150mから200mぐらいの差がある。

39kmか40kmぐらいのエイドに立ち寄った時、杉リュウペアは、小宮山ペアが近づいているので立ち寄らなかったとの情報を得た。
ということは、あいては、相当焦っているに違いない。

ここからは、我々は、握りこぶしをつけるぐらいにロープを短く握りなおして、追いつけるかどうかわからないが、もう一段ギアを上げて走り出した。
そしたら、並走していてくれたスミタクさんが、100mぐらいの差だよとね。

俄然、我々は、何も言わずに、あうんの呼吸で、追いつけると確信し、また一段とギアを上げた。
41km地点ぐらいで、とうとう追い抜いた。

ゴールが近いことをしめす豊里大橋をバックに、激走する小宮山ペア。右側後方に、数人のランナーを挟んで杉リュウペアが小さく写っている。(撮影:すみたくさん)

キロ6分30秒、6分、5分30秒と、GPSのボイスコーチが250mのペースを読み上げる。
一切、後ろを振り返らずに前だけ向いて走り続ける。
残り1kmぐらいで、なんとランニングパンツの紐がなぜかほどけてきて、ずりおちてきて走りにくくなってきたので、パンツをタイツの中へ右手だけで入れようとしても、走りながらなので、うまくいかない。
とっさに思いついたのが、紐を右手でかかえることで、なんとか急場をしのぎながら、走り続けている。
たぶん、キロ5分30から50秒ぐらいだったかなぁ。

そして、次に、高橋尚子さんとハイタッチしたいからと宮さんに言っていたので、ちょっとペースを落として、よっていったのだが、なんと、ハイタッチは、ほんの少し触れただけの空振り、でも、尚子さんは、小山さん、がんばってぇぇえとエールくれました。
もう、ただひたすら、ゴールへ向かって走り続けるだけ。
杉リュウペアのことは、考えずにというか、ほぼこのままで勝てるかなぁとね。
どれぐらいの差があるのか、まったくわからないからね。

ところが、ゴール手前200mか100mぐらいで足元が悪かったのか、よろけてこけそうになったが踏ん張って、キロ5分30秒ぐらいで走り続けた。

ゴールして、倒れこんだ。

その時、何が起こっていたのかは、全くわからないおいら。
宮様が、負けたぁぁぁぁとぼやく。

えっ?どういうことなんだぁぁぁぁ。
ゴール直前で1メートル追い抜かれたのでした。

こんなドラマみたいなライバルとの対決が、後々語り継がれるぐらいの、素晴らしい初マラソンができたことを、感謝します。
これも、ライバル杉リュウペアがいたこと、また。伴走者として立派においらをサポートしてくれた宮様、長居わーわーずの応援してくれた仲間たちのおかげだと思います。

ネット:5時間40分25秒(リュウ君は、5時間40分20秒)
グロス:5時間49分0秒(リュウ君とは同じでした)

ライバルには、ほんまにほんまに惜しくも敗れましたが、エイド以外では、一切、立ち止まらずに、走り続けられたし、何よりも完走できたことで、達成感が一杯です。

その後、応援してくださった方々と、守口のさとで打ち上げで、おいらは、生ビール6杯飲みました。
その後、宮様、杉ちゃんと、梅田組の打ち上げにも参入したら、小山さん、杉リュウペアに勝っておめでとうといわれましたが、ゴール直前にぬかれましたぁぁとね(笑)
ここでも4杯ぐらい飲んで合計10杯。
帰宅して、バタンキュ。
起床して、朝風呂に入り、筋肉痛と言う勲章を引き連れて仕事に行ったおいらでした。


「Theライバル対決」
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