第6回水都大阪ウルトラマラニック(70km) 北井さんの参加記です

第6回水都大阪ウルトラマラニック(70km)参加記
〔ブラインド〕 北井 清次(キタイ キヨツグ)

「ホンマにしんどかった・・・」
いつ聞かれても、誰に聞かれても、この一言に尽きる!!
それ以外の感想がでてこないというのが正直なところだ。

わーわーずの某氏に言われた 「ウルトラは楽しいでえ~」 の言葉についつい、勢いで、エントリーしてしまったが、「えらいことしてもうた・・・」と内心焦りつつ、当日を迎え、走る前から「いやだなあ・・・」「しんどいな・・・」と思っているのに、隣でロープを持っている伴走者は、なんでか、ウキウキしているような様子の変わり者!?

走り出して、しばらくは調子良かったものの、後半は、走ろうとすると、足が”つる”状態。
何度このままやめてしまおうかと思ったことか・・・。

大阪城に戻ってきて、初めて伴走者に時間をきいた。
制限時間まであと7分・・・。 
「制限時間内、無理じゃん。もう走らない!」と、気持ちが切れた・・・。

が、わーわーずの仲間の声が聞こえて、心に熱いものを感じた。
最後の力をふりしぼって、やっとゴール・・・。
ゴール後、ガイドのAちゃんに、「北井さん・・・泣いてたやろ・・・?」と。
その言葉で、また、心にこみ上げるものが沸いてきた・・・。 
あの感情だけはしっかりと記憶に残っている。
しかし、あの時の想いは何だったのか・・・今でも不思議な感じがする。

差し入れしてくれた「お疲れさん」のビールを喉に通していると、みんなが声をかけてくれる。
が、口から出てくる言葉は、「もーいや!」 「もうマラソンは、しない・・・」 
心底、そう思った。

しかし、3ヶ月経った今、またわーわーずの練習会に参加している自分がいる。
「他にやることないから・・・」と言ってしまえば、それまでだが、
何故か、わーわーずに来ると、元気をもらって帰ってくる・・・。 
不思議な仲間達だ・・・。

「来年は100キロやな・・・」と、また自分をそそのかそうとする仲間がいる。(笑)
「絶対に走らない。」と返答しているが、
「いける、いける!」と皆に言われると、その気になってしまう自分が恐い・・・。
さて、半年後、申し込みをしている自分がいるだろうか・・・。
                                                            以上