第5回大阪ウルトラマラニック
2013年4月21日(日) 大阪府大阪市他
松の木さんの完走記です
松の木です。
4月21日、水都ウルトラマラニックの70kmを走ってきました。
マラソンを始めてもう20年以上にもなりますが、なかなかウルトラまで手が出ず、
今シーズンは7年ぶりのフルマラソンを走ったこともあり、その勢いで今回水都の70kmにエントリーする事にした。
でも、エントリーして以来、「大丈夫かな?」と不安が膨れる一方。それに2ヶ月ほど前からは7年ぶりに走り込んだせいか、右足首が痛み出し、これまた不安を増幅することになった。
なんせ練習するたびに痛みが増し、まともにまっすぐあるけない状態でした。
それでもスタートするしかないので、当日は気にせずスタートを切る。
ただし、足首には鍼を貼り付け、痛み止めのシールを貼り、そして湿布まで貼った。
そしてロキソニン(痛み止め薬)も飲んだ。
今回の伴走はこっしーさん、
この大会に向けて、2ヶ月ほどは週に1度長居公園でよるランをしてもらってた。
後で聞いたけど、私も初ウルトラなら、こっしーさんも初のウルトラ伴走だそうだ。
大阪城公園を朝6時半に出発し、中之島公園から大阪市役所に行く。
そして大川から淀川へ。
走り始めて何となく足首が痛くなってくる。
でも本当に痛くなるまではだまったままでいようと思いそのまま走る。
各地点のすれ違いなどでわーわーずの人たちや多くの知り合いに声をかけられ、また声をかける。
それまで伴走のこっしーさんと二人で走ってたけど、20kmほど走ったけまの閘門の橋の上で、一人で走ってる女子ランナーと声を掛け合ったら、何となくそのまま一緒に走る事になる。
どうもその女性も初めてのウルトラで私と同じ70kmのエントリー。
ペースも同じぐらいなので、それからはずっと励まし励まされながら走ることになる。
推定50歳半ば、3人のお孫さんがいてるとか。
そうこうしていると、ふと気が付いたら足の痛みが感じられず違和感さえもなくなってた。
つまりスタートしてからずっと右足首に意識があったのに、気がつけば完全に忘れてた。
それをこっしーさんに話すと、「女性の力は偉大やなあ」やて。笑い
でも体力はどこまでもつか解らないので、とりあえず折り返しであり唯一の関門である枚方大橋(41km)までがんばる事にする。
約5kmごとにあるエイドでは笑顔で迎えられるエイドスタッフ。本当にありがたいことだ。
ガス欠を防ぐため、エイドではできるだけ食べてできるだけ飲むようにした。
フルマラソンでは決してエイドでは立ち止まらないけど、ウルトラは先が長いので、ゆっくりのんびり休憩を取るようにする。
30kmほど行くとほとんど足が上がってないのが自覚できる。
ちょっとした段差などに何度かつまづいたりする。
しかし、足は前にどんどん進み、ペースを壊すことなく走る事ができる。
枚方大橋で無事折り返し、後は帰るだけだと思うと元気も出てくる。
同行してる女性ランナーも愚痴一つ言わずに付いてくる。
途中私がしんどい事もあったけど、この女性ランナーが一緒にいる事で歩いたり休んだりするわけにはいかないのでずっと同じペースで走る。
たぶん女性ランナーも同じ心境だったのではないだろうか?
今回のマラニック、フルマラソンやもっと短いレースとは違い、最初から必死になって走らないので、そういう意味で精神的に余裕があったせいもあり、最初からずっとランナーやスタッフに声をかける。
そして声をかけられると、「ありがとう」と「サンキュー」とこっしーさんと交互に答える。
たぶんランナー全体の中でももっとも声をかけた一人ではなかったかと思う。
「ありがとう」「サンキゅー」と声を出しているとだんだん気分もよくなり、どんどん楽しくなって来る。
ウルトラマラニックがこんなに楽しいものだとは思わなかった市初めてそう感じた。
55.5kmのエイドでは嫁も応援にきてたし、その直後は女性ランナーの娘さんや5ヶ月になる孫さんも応援に来てた。
残り10kmを切手もペースは全然おちず、なんだか終わってしまうのがもったいない感じもしてきた。
淀川を後にして大川に入ると、残り2.4kmと言われ、「もう長居公園1周もない」と思うと本当に寂しささえも感じた。
そしてゴール時点である桜宮公園へ。
入り口ではまたまた嫁さんが待っててくれた。
そして公園内のゴールへ。
伴走のこっしーさんと女性ランナーと3人万歳をしながらのゴールイン。
もっと感動的かとも思っていたけど、感動はそれほどでもなく、それより感謝とありがとうのゴールでした。
タイムは9時間23分35秒。
エイド付近をのぞき、ほとんど走りきってのゴールはやっぱりうれしかったです。
よくもまあこれだけ体力が続いたと自分でも不思議なぐらい。
これだけの大会を作ってくれたスタッフの皆さん、
ともに走ったランナーの皆さん、
そして伴走をしてくれたこっしーさんと、途中から一緒に走ってくれた女性ランナーさん。
ほんと全ての関係者に感謝感謝です。
本当にいい気分にさせていただきました。
ありがとうございました。
ゴール後は、過去4年間マッサージボランティアをしていた事もあり、今回は5年分まとめてマッサージを受けました。
うっしーさん、これまた本当に感謝です。
走って疲れた事もあり、その後は早々に帰る事にしましたが、70kmを走った後とは思えないぐらい足取りも軽く歩くことができました。
でも、翌日になったらさすがにロボット歩きになりました。(苦笑)
最後にもう一度、全ての関係者の皆さん、本当にありがとうございました。