思い出の西京極で開催された京都ふれeyeブラインドマラソンで3km走りました。
伴走は、わーわーずに入った時からずっとお世話になっているTさんです。
私の初レースは、同じ西京極で開催されていた視覚障害者京都マラソン大会の3kmで、今回も同じ3kmでした。
どうなるのか見当もつかないまま会場に到着しました。
開会式で京都光華女子中学校・高等学校のブラスバンドの演奏を聞いている時からTさんは笑わせてくださって、それほど緊張することなくスタートしました。
ゲストランナーのわかちゃん(若林順子さん)とも話しました。
スタート前は寒かったのですが、走り出したら日が当たって暖かく、半袖で正解でした。
さぁ今回はスイッチが入るのかどうか…
最初は久しぶりの走路でマンホールなどが気になり慎重に進みましたが、途中から私なりにスイッチが入りました。
と言っても、身体が重くて必死でした。
走る前にエネルギー摂りすぎたかな(笑)。
すれ違う人に名前を言うのも苦しかったです。
とにかく周りのことは気にせず前進するのみでした。
もうすぐ最後のトラックに入る頃、3km女子弱視の部で表彰されるだろうということがわかり、給水はせずに最後まで頑張ることに決めました。
タイムは19分7秒、初レースより25秒早くゴールしました。
そして、3km女子弱視の部で優勝しました。
練習不足だったのに嬉しいです。
Tさんはお楽しみ抽選会でブルーベリーアイドリンクが当たり、思い出に残るレースになりました。
視覚障がい者が気軽に参加出来るこの大会、今後も是非開催して頂きたいと思います。
アフターはコミュニケーション会に参加し、その後久しぶりに近くの喫茶店へ。
和やかに一日が終わりました。
西京極のブラインドマラソン大会はやはり特別です。
今回もわーわーずにいて良かったと感謝の気持ちで一杯になりました。
皆さん一日ありがとうございました。
●大会からの写真2点。
閉会式のあとと、コミュニケーション会での写真です。
「第27回福知山マラソン・第18回全日本盲人マラソン選手権」岸和田ちかちゃんの完走記です
こんにちは 岸和田ちかちゃんブラインドです。
神戸 福知山マラソンお疲れ様でした。
私も初めて福知山マラソンに参加させていただきました。結果は目標には届かず、4時間28分でした。
27キロまでは順調でこのままいけば目標を達成できるかもとおもいましたが、途中足の痙攣などで走ることもままならなくなり、それでも絶対にゴールしたいと競歩並みに歩き?でも足が動かなくなりコールスプレーを何回も吹き付けていただき小走りくらいまで走れるようになりなんとかゴールまでたどりつけました。
初フルは苦い経験となりました。しかし沿道の応援は本当に力をもらいました。名前のはいったTシャツにめっちゃ大きな声で 「ちかちゃんの頑張れ!」と呼んでくださり思わず涙。とっても力をいただきました。ひょっとしてわーわーずの方だったのかしら?本当にたくさんのエールをいただきました。
今回走った私の初フルマラソン!たくさんの経験ができました。伴走していただいたお二人にもとても感謝です。そしてT12カテゴリーで2位と嬉しい結果です。
2月には泉州マラソンをはしります。みなさんいろいろアドバイスくださいませ。
また練習会に参加しました時にはよろしくお願いします。
「第7回大阪マラソン」まーやんさんの伴走記です
2017/11/26
大阪マラソン
去年初めて走った大阪を今年はロープで繋ぎ2人で完走できました
初めてのフルの伴走をさせてもらい
経験の浅い私にできるのかゴールするまで緊張の連続でした
当日までに 伴走経験豊富なガイドランナーの方々に
たくさんのアドバイスをいただき ほんとありがとうございました
3回ほど 他ランナーとぶつかり 危なくひやっとすることもあり
声かけのタイミングの難しさ
エイド地点での混雑への出入り
イヤホンランナーには何度かビクッとさせられました
ランナーのセッキーさんが
スピード上げたそうにしているのを感じることも何度もありましたが
自分の足のこともあり 抑えてしまってごめんねーー
わーわーずさんのエイド 応援
私のラン友やチームの応援
そして1人で走る時よりも かなりたくさんのランナーからの声かけ
いっぱいいっぱいパワーをいただきました ありがとうございました
2人でゴールできたこと
走れたこと
感謝と感動です
自分のレースとともに 伴走も
これからも 頑張ろうと思います
わーわーずの打ち上げには参加できず 残念でした
またよろしくお願いします。
(写真撮影:畠さん)
「第7回大阪マラソン」セッキーさんの完走記です
こんばんは。
ブラインドのセッキーこと関口です。
26日に3年ぶりとなる4回目の第7回大阪マラソンをまーやんさんに伴走してもらい走って来ました。
まーやんさんは大会での伴走は大阪マラソンの3日前に開催された第1回京都ふれeyeブラインドマラソンで10km部門で伴走したのが初めてで、初フルが自分で良いかとも思ったのですが、MLで伴走依頼をした際に真っ先に手を挙げてくれた事と今大会後に自分自身のレースを控えており記録更新を狙っているという事を聞き、伴走してもらう事で自分でも力になれないかと思い伴走をお願いしました。
お願いした当初は、ここ最近、故障でなかなか走れていないけど大会までには走れるよう足をつくっていきますと色々と気にされていたり、お互いに時間が合わず大会までに足合わせができたのも練習会での2,3回でした。
そうこうしている間に着々と大阪マラソン開催日に近づくにつれ、1週間前の神戸マラソン前に風邪を引いてしまい、その状態でフルを走り、23日の西京極でも10kmを走ったりと風邪を治していかないといけないというのに体力を使い治るのも治らないんじゃないかと思いながら走りました。その間にも多くの人から早く風邪を治し大阪に臨んでくださいとメッセージをもらい、その事が自分にとっての特効薬でした。
そして、大会当日を迎えました。自分たちはbブロックスタートで走りはじめの頃は混むこともなく走りやすかったのですけど、1kmを走ったところで右足のふくはらぎの筋が張った状態で曲げようとするといつ攣ってもおかしくない状態の異変に気がつき、すぐにまーやんさんに伝えようかとも思ったのですが、曲げさえしなければ走れないこともなく、大会を楽しみにしていたのを自分の足で初フルの伴走をDNFで終わらせたくなく、頑張り走りました。中には異変を教えて欲しかったと思う人が多いかもしれませんが今回のは自分の意地です。
走っている間、何度も前が混んで抜くのも一苦労し3回ほどぶつかりそうな場面もありましたが、ペースを落とすことでまーやんさんが周囲の様子を見て的確に誘導し前へ前へと進んでいきました。多くの沿道からの声援では、さすがに京セラドームを過ぎたあたりでの元NMB48のメンバーや吉本興業のの人の横を通り過ぎる時のその人たちへの声援にはすごかったです。自分にとっては知り合いからの声援やコースでエール交換や私設エイドやボランティアとしてエイドの手伝いしている人たちからの声援が一番の力になり、その時だけは右足の違和感も忘れられました。
それにコースでの色々な場所ごとにコースの両端が紅葉の黄色で綺麗とか周りがどのような感じか教えてもらいながら走ったり、オールスポーツのカメラスポットでは事前に教えてもらいポーズをとったりと楽しみながら走ったり、普段ではあまり立ち止まったりしない給食ゾーンで何が置いてあるのかとゆっくり見てま回ったりと記録を目指して走っていたこれまでの大会では味わえないフルマラソンでした。
ゴールする時はお互いに手を握り笑顔でゴールしました。ゴールしてすぐ瞼に熱いものを感じました。
タイムは4時間11分42秒(4時間09分49秒)でした。
記録を目指して走る大会も大事やけど、今回のように楽しみながら走るのも良いなと思う大会でした。
伴走してくれたまーやんさんありがとうございました。
「第7回神戸マラソン」カープ女子・やまちゃんの伴走記です
みなさん、こんにちは。
ガイドのカープ女子・やまちゃんです。
先日、初めての神戸マラソンで、初顔合わせの方をお相手に初の大会伴走をしましたので、ちょっとだけご報告いたします。
・伴走を始めたきっかけ
他クラブの練習会で長居を走っているときに、視覚障がい、盲ろう、伴走用などのビブズを身につけた元気いっぱいのランナーをお見かけしました。
そのため、友人・友人のご家族と一緒に定期練習会に参加してみました。
・神戸マラソン【準備編】
縁ありまして、このたび東北からいらっしゃったTさんの伴走をつとめることになりました。
初神戸・初顔合わせ・初の大会伴走!
さらに、男性ランナーと女性ガイドという異性同士の組み合わせなので、トイレ、着替え、更衣室などにも不安がありました。
ちょうど神戸マラソン直前に、長居わーわーずで伊丹マラニックというイベントがございました。
それに参加して、ランナー向けに設計された長居公園ではなく、一般道で30キロ伴走したことが、神戸マラソンの際に非常に役に立ちました。
マラニックや練習会などで諸先輩方から多くのアドバイスと励ましを頂きました。
(アドバイスを下さった皆様にこの場をお借りしてお礼申し上げます。)
さてさて、LSD練習も兼ねて神戸マラソンのコースの試走に行きまして、いよいよ運命の日を迎えます。
・神戸マラソン【前日編】
前日に空港までTさんを迎えに行き、そのまま受付に向かいました。
Tさんと、レース中に伝えてほしいこと、レースペース、待ち合わせ、持ち物、帰りの予定などについて、前日にしっかり打ち合わせしました。
・神戸マラソン【当日編】
当日の朝、三宮駅で待ち合わせて会場に向かいました。
大会では、いきなりUターンするランナーがいたり、走路が狭かったり、給水所付近が混雑していたり・・・。
とにかくケガや事故のないように、安全第一で伴走するようにしました。
沿道からも熱い声援が届き、チャレンジし続けるTさんの姿をみてこちらも元気になりました。
なお、トイレや着替えなどについては、ボランティアスタッフのサポートを受けることができましたし、主催者側の配慮もありましたので、特に不具合はありませんでした。
今回は時間的な制約がありまして、残念ながら35キロでリタイアすることになりましたが、ひとりでタイムばかり気にしていた時には忘れていた「走ることは楽しい!」という気持ちを改めて思い出しました。
・感想
伴走は、走力の高い人がするものだと思っていました。
実際に練習会に行ってみると、走力にこだわる必要はなくて、伴走・伴歩のようにいろんな楽しみ方がありますね。
長居わーわーずは楽しいクラブなので、今後も引き続き参加させていただきたいと思います。
またチャンスがありましたら、初心者ガイドですがまたお声掛けください。
乱文ですみませんがご参考になりましたら幸いです。よろしくお願いします。
「第27回福知山マラソン・第18回全日本盲人マラソン選手権」宗平君の完走記です
今年もフルマラソンの季節。
毎年11月23日に行われる福知山マラソンに参加してきた。
2月の京都マラソンのときに4時間8分でゴールできたので、今回の目標は4時間を切ることだ。
8分速めるというのはそう簡単なことではないだろうが、サブ4ランナーの仲間入りをしたいものである。
今回の伴走は賀茂川パートナーズでよく伴走してもらっているKさんだ。
本番までにカモパ延長コースでの30キロ練習や高槻お山方面での練習を一緒にしてもらい、よい練習ができた。
そして迎えた当日。
Kカーを出していただき、Kご夫妻とひらけんちゃんと一緒に一路福知山へ向かった。
最近、高速道路がつながってアクセスがよくなったようで、8時前に福知山入りした。
霧がかなり濃く、河川敷は結構ぬかるんでいるが、はたして今日の天気は一体どんな具合になるのだろうか。
ステップで特売のランニングシューズを見たりしている間にスタート時間が近づいてきた。
列に並んでスタートを待っている間、陽射しが暖かく、「長袖・長ズボンではちょっと暑かったやろか」と思っていたが、Kさんによると、8キロあたりからは「天気が変わるかもしれないよ」とのことだった。
実はまさにKさんの言った通りだったのだが…。
そして厳しいレースが待っていた。
10時半、号砲が鳴ってスタートした。
この大会はブラインドの枠があるので、我々は先頭から走らせてもらえる。
とはいっても、前の方から出走する高速ランナーがすぐにどんどん追い抜いていくから、そんな流れに巻き込まれてはならない。
なおかつ、最初の1キロほどは下り坂が続くが、ここで調子に乗ってペースを上げてはならない。
このコースは、最初は福知山の中心地を走り、5キロほど行くと福知山駅を通り、由良川を見ながら、8キロを過ぎるとひたすら田園地帯ののどかなエリアを走り、24キロ過ぎた辺りでUターンする。
今回の目標である4時間切りをするには1キロあたり5分40秒のペースを保つ必要がある。
最初の頃はややそれよりもペースが上がりがちになるので、少しブレーキをかけつつ1キロ5分30秒台を刻むようにした。
朝の雨が上がって、きれいな虹が出ていたと思えば、街中から田園地帯に入ったとたん、雲と風が出てきて、ぱらぱらしぐれ始め、先程の暖かさはどこえやら。
まさに北部の気候といった感じだろうか。
そんなこんなで迎えた最初の10キロは56分台で、順調に予定どおり進んでいる。
24キロ地点まではひたすらまっすぐに走っていくのだが、ところどころアップダウンがある。
沿道の温かい応援は嬉しいが、その中でも名前を呼んでくれる応援は格別だ。
今日、西京極でやっている「ふれあいマラソン」に出場しているみんなもきっと今走ってるころやろなぁと想像を膨らませる。
20キロ地点も予定どおり55分台で通過した。
そして舞鶴に入ったあたりだろうか、しぐれに加えて、急に冷気のような風が吹いてきて、強烈に寒くなってきた。
長袖をきていて助かった。
このあたりでわーわーずのいもちゃんに出会った。
「よし、いもちゃんについていけば、サブ4できるのでは」と思ってしばらくついていったつもりだったのだが、まもなく見失ってしまった。
すると、前方から折り返してくるランナーの中にひらけんちゃんとNさんの颯爽とした姿があった。やはり速い!
ミントのIさんやKさんの知り合いの方にエールをもらいながら(他にも声をかけてもらったのだが、ちょっとどなたかわからなかった)、Uターン地点の24キロを通過した。
このあたりからは水たまりがあちこちにあって、靴が少しずつ水に浸食されていくことになる。
今回はサブ4を意識してか、いつもほどエイドに立ち寄っていなかった。
「このあたりからはエイドに給水と食べ物が出てくるけど、どうする?」とKさんが訊いてくれたので、名物のおにぎりと福知山スイーツエイドには立ち寄りたいと伝えた。
そして、25キロを過ぎた辺りに、いよいよそのおにぎりエイドが現れた。
美味しいしそおにぎりを食べて、さてあと15キロほどがんばるぞ…と思ったあたりから、足が痛くなってきた。
おっと!これは予定と違うぞ!
30キロを少し越えたあたりから足が痛くなってくるだろうなという予定だったので、ちょっと痛くなるのが早いのではないか!
ここまでは1キロ5分30秒台を維持していたが、40秒台になってしまっている。
それでもなんとかこのペースを保てれば、まだサブ4には間に合うはずだ。
反対レーンからフーヤンやたかちゃんの大きな声が聞こえ、ついでKさんのパワフルな声が聞こえてきて、みっきーさんの所在を確認。
テツさんはどこにいるのだろう?
思えば、昨年の福知山は5キロ地点あたりから常にテツさんが真後ろにいて、30キロぐらいまで一緒に走れたおかげで調子が上がったのだが…。
天気はときおり晴れ間が現れるが、だいたいは曇り・小雨で風は冷たい。
Kさんからジェルをもらい、このあたりからは頻繁に給水エイドに立ち寄るようになった。
給水をとった直後は、短い間であってもちょっとエネルギーが出てくる。
30キロ地点は57分台で通過。
さて、去年は30キロあたりに福知山スイーツエイドがあって、子どもがスイーツを手に乗せてくれた。
今年もそれを楽しみにしていて、Kさんも注意して見てくれていたのだが、なかなかそのようなエイドが見つからない。
「もう少し先やったかなぁ」と思いながら先へ進む。
30キロを過ぎるとどんどんペースが落ちていき、Kさんもいろいろとはっぱをかけてくれて、なんとかかんとか走ってるという具合だった。
そんなことで、ペースが6分台に落ちてしまった。
目標とすべき5分40秒のペースからどんどん開きが出てきて、Kさんが「サブ4するにはこの集団についていかないといけない」と言うのだけれど、ちょーっとそれについていくパワーがどうにも出ない。
30キロを過ぎてもペースを落とさずに走れたら、さぞ気持ちのよいものだろうなぁ。
やはり長距離練習が必要なのだろう。
「福知山スイーツはまだかまだか…」とひたすら心待ちに思えども、それなるものはいっこうに現れない。
もう少ししたら出てくるはずや…。(実はこの時点では既に通り過ぎていたようだ。目立つ旗でも立てておいてくれてはったらなぁ…)
スイーツ効果も得られず、ひたすら苦行が続く。
上りにさしかかるたびにペースが落ちていき、35キロ地点では1キロ7分ぐらいに落ちてしまった。
歩きたい衝動にもかられるが、Kさんがこちらの思いを見透かしたように「歩くのだけはやめよう」と言う。
実は福知山ではいつもこの辺りで歩いてしまっているのだ。
Kさんの言葉に救われて、ゆっくりでもなんとか走ることができた。
ちょっと調子が戻るかなというタイミングでお決まりのように上りが現れるのはなんとも辛いところだ。
ちょっとこれではサブ4はかなわない。
ならば、自己ベストの4時間8分を切ろう。
それならまだ現実的な目標になるはずだ。
37キロ地点で「あと5キロ!」という沿道の声に続き、Kさんが「あとは(カモパ練習コースでいうところの)通学橋から帰ってくるだけ」というのだけれど、通学橋から帰る気力が残っていなくて、とぼとぼペースが続く。
しかし、自己ベストの4時間8分を切るならいくら何でもこの辺で6分ちょうどぐらいのペースにまで上げないと間に合わない。
ちょっと遅きに失した感はあるが、38キロからは「残るエネルギーを全て使い切るモード」に変えて、少しでも持ち直すように努めた。
きついけれどなんとかふんばるしかない。
なんとか6分30秒は切れている。
あと3キロのところまで来ると、なんとか頑張れそうな気がしてきた。
「あと5キロ」と「あと3キロ」ではなんだか大きく違う気がする。
ここからマッハで頑張れば、4時間8分に間に合うかもしれない。
40キロ地点に到達。この10キロは1時間6分かかっている。
「マッハ」というスピードには達しないものの、ペースはとりあえず落ちずにすんでいる。
沿道の「おかえりなさい」という言葉がありがたい。
さて、41キロまでやってきた。
最後の1キロは上り坂だ。
マッハでその坂をかっこよく駆け抜けようという気持ちで上る。
やはり1キロ続く坂は長くて、多少はペースダウンしたのかもしれないが、自分なりには最後の坂は満足のいく走りができた。
そして失速することなくゴールイン!
4時間11分00秒(ネットタイムは4時間10分54秒)。
自己ベストには届かなかったが、最後は少し持ち直して、福知山の地で一度も歩かずにゴールできたことは嬉しいし、大事なレースとなった。
サブ4の壁は厚いけれど、やはりここはもう少し練習を積む必要があると思う。
結構寒かったので、無料豚汁の長蛇の列に並ぶのはやめて、着替えることにした。
外に出ると、T12の部で優勝したひらけんちゃんのええ声でのインタビューが行われていた。3時間14分…うーん、速い!
その後、エイドで取り損ねてしまった絶品の福知山栗スイーツ「栗よりうまい十三里」と、福知山野菜を買って、福知山をあとにした。
楽しいときも苦しいときも、終始安定したKさんのナイス伴走のおかげで、安心してストレスなしに42キロを走ることができた。
Kさん、ありがとう!
(写真撮影:大久保さん)
「第27回福知山マラソン・第18回全日本盲人マラソン選手権」といちゃんの完走記です
皆さん、こんにちは!ブラインドのといちゃんです。
今回の福知山は、去年に続いて2回目のフルマラソン。1年半前、単に体力を取り戻そうと思って始めたジョギングだったが伴走者のNさんに「福知山マラソン走りませんか?」と聞かれ、軽い気持ちで参加することにした。
去年の福知山は一日中雨が降っており最悪の天気の中、初フルのタイムは4時間59分でなんとかゴールすることができた。
去年は週に2回の練習をしていたが今年は週に1回程度しか走れていないため、完走できる自信はなかった。
それに今回の練習では最長で25キロまでしか走れていない。それも30キロ走ろうと思っていたのだが体力と根性がないため25キロでリタイアしてしまった。これではいけないと思い、1週間後に再度25キロ走ることにした。今度は余裕で走れるようになっていたが、あとの17キロ体力が持つか不安だった。
半年前から同じ豊中に住むMちゃんに伴走をお願いし、近所の公園で10キロずつ走り込んできたが本番ではTちゃんに伴走をお願いしている。上記に「25キロを2回走った」と書いたがこの時に伴走してくれたのはTちゃんである。
ともあれ今年の大会も体調的には、すこぶる良い状態で望むことができた。
去年の福知山での目標は6時間以内に完走することだったが、今年の目標は最低でも5時間半以内での完走、あわよくば自己ベスト更新と考えていた。
大会当日、スタート前後は天気も良く、去年とは打って変わってマラソンには最高の日和となったと思っていたのだが、10キロか15キロ過ぎた頃から雨が降ってきた。雨・くもり・晴れ・突風とめまぐるしく変わる天気の中、途中エイドでバナナ・おにぎり・でんがく・ケーキ・チョコ・飴・ホットレモン・スポドリを頂きその都度元気をもらった。また、今年はニックネーム入りのTシャツを着て走ったので、多くの方から「といちゃんファイト!」の声援を頂いた。本当に元気が湧いてくる感じがして非常に気持ち良かった。
去年と同様に35キロ時点でサブ5の団体の後ろについていたので、この団体から離されないようにと思うのだが練習不足がたたったのか、単に根性がないからなのかわからないが頑張ろうとしているのに足が上がらない。サブ5の団体からは、いつの間にか離されてしまい、スピード的には歩いている人と変わらないのではないかという感じでゴールを切った。今回のタイムは5時間4分だったが気持ちよく楽しんで走ることができたと思う。Tちゃん本当にありがとうございました。そしてMちゃんを初め練習を手伝ってくれた皆さんありがとうございました。
(写真撮影:大久保さん)
「第7回神戸マラソン」ジョーさんの完走記です
こんばんは、ジョーこと西條です。
神戸マラソン走られたみなさん、練習会に参加された皆さん、お疲れさまでした。
また、寒い中応援に来てくださったみなさんありがとうございました。
私も2回目の神戸マラソン、おかげさまでなんとか完走できてうれしく思っています。
ネットタイム5時間19分でした。
Kブロックのスタートということもあってコースの狭いところに加えて、歩く人も多くて走りにくかったとの感想です。
その中歩くランナーをくぐりぬけ、急に止まる人に気をくばりながら、伴走してくださったあむさん、ほんとうにありがとうございました。
これまでもこれからもサブ5維持することにこだわりながら走り続けるジョーです。
これからも変わることなく練習に大会におつきあいよろしくお願いいたします。
打ち上げを企画、とりまとめしてくださったやまちゃん、ありがとうございました。
こころからお礼申し上げます。
(写真撮影:さんちゃん)
「第1回視覚障害者クロカン大会inASO」福永さんの完走記です
遠かったけど、楽しかった第1回視覚障害クロカン大会inASO
11月4日に、熊本県阿蘇のクロカンコースで開催された第1回視覚障害クロカン大会inASOに参加させてもらってきました。
2016年4月の地震以降、自分にできることが何かあればと思っていたところに、阿蘇のクロカンコースで大会が開催されるという話が飛び込んできたので、これは、参加させてもらうしかないという気持ちになりました。
3000m、6000m、9000mと三種目ありましたが、つい一番距離の長い9000mに申し込みました。
当日は、お天気もよく、季節がすすんで、下り斜面で草か芝が一部うすくなっているところもあるにはありましたが、視覚障害者がクロカンを走るのは無理と思っていた自分には、気を使うのはわずかで、とても走りやすいところでした。
西京極の競技場周辺コースより、走りやすいぐらいのように思いました。
9000m走るのに、46:20かかりましたが、上りは心臓ばくばくって感じで、今後のフルマラソンにつながる走りはできたんじゃないかと思っています。
11月10日には、熊本のTBS系列であるRKK熊本放送の夕方のローカルニュースにもとりあげられたみたいで「写りよるところば、お母さんと二人で見たばい」と、妹から連絡もありました。
ただ、今回つくづく実感しましたが、公共交通機関などは、何にもないところでした。
自分は、伴走のかたの車で運んでいただいたので何とかなりましたが、視覚障害者のクロカン大会を開催するとなれば、全国どこでも、あしをどう確保するかというのが課題になるんだろうなと思いました。
オスプレイなんて買ってくれんでいいし、カジノなんか作ってくれんでいいんで、紐のつかない補助金というかたちで阿蘇の旅館からマイクロバスを走らせてくれればいいのに、そのために、岩にかじりつく思いで税金払ってるんじゃないかとつくづく思った今年最後の三連休でした。
また、いろんなところでお世話になると思いますが、よろしくお願いいたします。
では、失礼します。
(以下、HP編集にて追記)
「視覚障害者クロカン大会」のオフィシャルページはこちら。
http://asokurokan.com/blind/blind.html
福永さんが「西京極の競技場周辺コースより走りやすいぐらいのよう」と書かれた、気になるコースも紹介されてます。
コース1周をみせてくれる動画はこちら。(音声解説はなし・BGM鳴ります)
https://www.youtube.com/watch?v=fxm7HlbnaWQ
「第21回大阪・淀川市民マラソン」Theライバル対決!杉リュウペア・すぎちゃんの伴走記です

淀川市民マラソンに藤井さんの伴走として参加させていただきました。
大会ともなると河川敷のマラソンでもとても楽しく走れました。
わーわーずの多くの皆さんと走れ、わーわーずの多くの皆さんに声援していただきとても感謝してます!
目標は藤井さんご自身が自分に打ち勝ち杉リュウペア(合わせて85歳)の5時間切り!
小宮山ペア(合わせて121歳)には楽勝で、あわよくばまさるさん植さんペアにも勝ちたいと思ってました。
スタートから2、3kmはキロ8分程度で、5kmくらいまでキロ7分半で、その後はキロ6分半までは上がらないものの藤井さんの調子は良さそうで、ハーフ時点でこのまま走りきれたら5時間を切れるかなといった感じでした。
藤井さんは汗かきだとよく分かっていたので、まめに給水を取り、スポドリにて塩分、糖分を補給する事を促しましたし、藤井さんもご自身の事を分かっているようで、序盤は率先して給水を取ってもらえたので安心していました。
久しぶりに天候に恵まれた週末を気持ちよく走っていたのですが、藤井さんには暑すぎたのだと思います。藤井さんご自身でも暑いのは苦手と言っており徐々にペースが落ちていきました。
給水でもスポドリが飲めなくなり、水だけの補給、バナナやアンパンも食べれず25km過ぎくらいからはついに歩き始めてしまいました。
31kmの折り返しに向かう途中、先を走るまさるさんが折り返してきました。
思いのほか離れてはいなかったことに安心しつつ、後方の小宮山ペアが気になって仕方ありませんでした。
歩いている最中は半ば引っ張りながら歩いてしまった事を反省してます。
藤井さんの左腕が痛くなり、右手にロープを持ち替えましたから・・
藤井さんごめんなさい。。
32km小宮山ペアが後方200mに見えてから藤井さんが走り出しました。
そして藤井さんの完走記にもあったように、ゆかりさんのコーラは藤井さんを生きかえらせました!
後になって考えてみると20km、30kmにて補給する藤井さん自前のジェルも効果があったのではと感じてます。
32.5kmサケもっとさん親子?の応援にも元気を頂きました!
あららんさん、ザッキーの交通整理にも感謝でした!
小宮山ペアとの距離を頻繁に気にするようになりました。
逃げるものの辛さを身に染みながら、長居公園の3周、長居公園の2周といいながら走りました。歩かなければ、逃げ切れる。と思っていました。
もうここからは言うまでもありません!
藤井さん、小山さんの完走記にもあった通りの逃げ切りの激走と最後のデッドヒートです。
僕らにしかできない最高の悪あがきを見せてやろう!と何度もいい藤井さんを奮い立たせました。
こちらはスピードあげいるのに小宮山ペアに抜かれ、20mまで離され、それでもスピードを上げ続け、5時間半を経過したランナー達の9割は歩いている中、キロ5分そこそこで走る4人は異様な光景に映ったでしょう。
勢いあまり伴走者が先にゴールをしてしまうという失態もありましたが(以後気を付けます。。)、最高の悪あがきの甲斐もありなんとか杉リュウペアの1m差での勝利に終わりました!
わーわーずに参加させていただき1年が経過しました。
何物にも代えがたい貴重な経験をさせていただいております。
当日もたくさんのわーわーずの方に声援いただき藤井さんをゴールまで導くことができました。とても感謝しております。
「Theライバル対決」
2組4名さんそれぞれの完走記・伴走記もぜひご覧ください。
- 小宮山ペア・ブラインド:小山さんの完走記
- 小宮山ペア・ガイド:みやちゃんの伴走記
- 杉リュウペア・ブラインド:藤井さんの完走記
- 杉リュウペア・ガイド:すぎちゃんの伴走記
