2016リオディジャネイロパラリンピック陸上競技日本代表選手発表

日本パラ陸連とその関連団体は、7月4日、2016リオディジャネイロパラリンピックの陸上競技の日本代表選手を発表し、長居わーわーずメンバーでは、和田伸也選手と近藤寛子選手が選出されました。

和田選手は、前回2012ロンドン大会に続く2回目のパラリンピック日本代表で、世界選手権を含めると5大会連続の5回目の世界大会代表選出。
一方、近藤選手は、全ての国際大会を通して初の日本代表です。

リオパラリンピックの陸上競技は、9月8日~18日(現地時間)に実施され、両選手の出場予定種目は、和田選手がT12男子マラソン・T11男子5000m・T11男子1500m、近藤選手がT12女子マラソンとなっています。

これらの種目について、IPC公認記録をもとにしたリオパラランキング(7月16日現在)は以下のとおりとなっています。

和田伸也
T12男子マラソン 7位
T11男子5000m 7位
T11男子1500m 14位

近藤寛子
T12女子マラソン 8位

今大会のマラソンは、マラソンにとっては高温下でのレースになることが予想されますが、このようなコンディションでは、ランキングと実際のレース順位が大きく異なることがしばしば見られます。
適切なペースと作戦により、和田・近藤両選手がランキングよりも上の順位に入ることは十分に可能でしょう。

ところで、和田選手は、出場したパラリンピック・世界選手権で4大会連続メダル獲得中。
今大会に向けても、2015年年末~2016年春に、今大会出場予定種目全てで、自身の持つ日本記録を更新。
さらに、初夏にかけてのレースでは、記録を狙うだけでなく、勝負強さも磨くために、様々なレースパターンに挑戦し、メダル獲得の準備を整えてきました。

しかし、世界のレベルも著しく上がってきており、パラリンピックでの和田選手出場種目のメダルは、大会史上、最も高いレベルの選手間で争われることになるでしょう。

[参照リンク]日本盲人マラソン協会内
リオ2016パラリンピック選手

リオ2016パラリンピック代表選手内定

■参考;和田選手のパラリンピック・世界選手権での獲得メダル
2011世界選手権 
 T11男子マラソン(銅メダル)
2012パラリンピック
 T11男子5000m(銅メダル)
2013世界選手権 
 T11男子マラソン(銀メダル)
2015世界選手権 
 T11男子5000m(銅メダル)