2016リオディジャネイロパラリンピックトライアスロン日本代表選手発表

JTU(日本トライアスロン連合)は、7月13日、リオパラリンピックのトライアスロン日本代表を発表し、長居わーわーずのメンバーでもある山田敦子選手が代表に選出されました。

視覚障害PT5女子クラスの山田選手は、バイパルタイト枠(主催者枠)での出場で、今大会同クラスは、世界選手権優勝国枠1名・パラリンピックポイントランキングによる国別枠6名・バイパルタイト枠3名の計10名の出場で行われます。

パラリンピック出場を目指して、年々実力をつけてきた山田選手でしたが、得意のスイムに対し、課題だったのがバイクとラン。
しかし、パラリンピックイヤーの今年2016年、4月のアジア選手権と5月の世界パラトライアスロン横浜大会では、これまでの大会に比べ、バイク・ランで大幅にタイムを短縮しました。

その5月の横浜の大会では、山田選手と同じく、バイパルタイト枠で今回のパラリンピック出場を決めたカナダ選手に対して、スイムでリードすると、その後のバイク・ランでも、その差をほとんど縮められることなく先着。
ライバル選手に対し、見劣りしていたバイク・ランでも互角の勝負ができるようになったことを示し、今後を期待させる結果を出しました。

パラリンピックの女子トライアスロンは、9月11日日曜に行われますが、山田選手は、それに先立ち、7月24日にロッテルダムで行われる世界選手権にも出場予定です。

[参照リンク]日本トライアスロン連合公式サイト内
リオパラリンピック・トライアスロン日本代表候補
http://www.jtu.or.jp/news/2016/160713-1.html

■参考/パラトライアスロンの概要
[距離]
スイム750m・バイク20k・ラン5k
[クラス分け]
・PT1(座位)
 両下肢障害の車椅子使用者。バイクはハンドサイクル、ランは競技用車椅子を使用。
 トランジット時にはハンドラーの支援を受けることができる。
・PT2/PT3PT4(立位)
 四肢欠損や機能麻痺。障害の重い順にPT2・PT3・PT4。
・PT5(視覚障害)
 弱視/全盲同一クラス。同性のガイド1名と共に競技を行い、途中でガイドの交代は不可。
 バイクはタンデムバイクを使用。
 全盲は弱視よりも先にスタートし、順位はフィニッシュラインを越えた順。
[2016リオパラリンピックでのトライアスロン実施クラス]
 男子;PT1・PT2・PT4 女子;PT2・PT4・PT5
*世界選手権では全クラス実施。
*次回2020東京パラでの実施クラスは未定。