4月第4日曜日の定期練習会は「三島夫妻追悼ラン」と言うことで行います。
最近わーわーずに入られた人にはどういうことか解らないと思われるので、簡単に説明させていただきます。
三島夫妻は、旦那さんが弱視ランナー、奥さんがほぼ全盲(光覚)のランナーでした。
お二人とも1999年のわーわーず創設時からのメンバーです。
もちろんそれ以前もずっと走られていました。
旦那・康幸さんは1988年のソウルパラリンピックでは4位入賞。
1992年のバルセロナパラリンピックでは5位入賞。
日本を代表するブラインドのトップランナーでした。
奥さん・早苗さんは日本の女子視覚障害者として初めてウルトラマラソン(100km)を走られました。
と言う、まさに夫妻とも日本における視覚障害者としての草分け的なランナーでした。
ところが、2001年4月28日の早朝、夫妻で自宅近くの淀川河川敷へ走りに行く途中、よそ見をしながら運転していたワゴン車にはねられ、夫妻とも亡くなってしまいました。
わーわーずの偉大なるメンバーが、それもランニングの途中での事故。
本当に悲しいできごとでした。
この夫妻の事故を教訓に、ブラインドランナーだけでなく、ガイドランナーも交通事故には十分気を付け、安全で楽しいランニングをすることを願って、お二人の命日に近い、4月の第4日曜日の定期練習会の日に「三島夫妻追悼ラン」として行っています。
今回の練習会でも特に何をするわけでもありませんが、年に一度、事故で亡くなった夫妻を思いだしながら追悼し、またじこなく安全にランニングを楽しむ事を願いたいと思っています。
当日は喪章を付けて練習会を行います。
また朝のミーティングでは夫妻を偲んで黙祷をしたいと思います。
ご協力をお願いします。
わーわーずのHPにも夫妻の追悼のページがあります。
三島夫妻や事故の事を知らない人も一度覗いてみられる事をおすすめします。
(文:まっちゃん)