「第11回 水都大阪70kmウルトラマラニック」小山さんの完走記です

4月21日、大阪水都ウルトラ70kmに参加してきました。
去年は、8分遅れでDNF(未完走(という結果で、もう二度と走りたくないと思っていたのに、宮ちゃんから、リベンジして、完走しようと誘われ、1年間、マラソン2回完走、マラニックなど練習は、去年より十分だけど、今年からウルトラ70kmに設けられた、6時10分のアーリースタートに。(これが、後に、大きな違いを生むとは、思っていなかった 笑)

―― 編集より割り込み失礼。8分遅れとなった昨年の参加記はこちらです。
「第10回 水都大阪70kmウルトラマラニック」小山さんの完踏記です

小宮山124ペア(年齢62歳掛ける2、そして、なんと阪神タイガース横田選手の背番号)
我々は、横田選手を応援しているのです。(4月21日も124だぁ)
そして、Rさんの体調回復を祈願して、彼女の好きなひまわりを帽子にはりつけて走ることにしました。

スタート前、仲間に囲まれる小山さん。

6時10分、スタート、小宮山124ペアと、どこで聞いたのか?あの二人と走れば単独で走るより楽しいといわれたらしいユミエもんと3人で走ることになった。
前半は、我らの掛け合い漫才風に、ユミエもんが反応してくれながら、の楽しいランで、エイドでも、色々とお世話をしてくれて、ありがたい。
しかし、少しずつ、しゃべれなくなってくるのは、おいらだけ(涙)
エイドに立ち寄ると、小山さんだけが、えらい苦しそうな顔と言われ、百歳音頭のでだし♪はぁ~春は爛漫花づくし、響く太鼓に~♪なんて唄い、ちょっとは元気のあるところを見せた(笑)

各エイドでは、長居わーわーずやマラニックなどで知り合ったランナーたちがボランティアでスタッフをしながら、エールをくれる。

ウルトラ100kmや70kmに参加しているランナーたちとすれ違う時、へとへとで歩いていたら格好が悪いと走り出す(笑)
それを後ろで、走っていたユミエもんが、男の人って、そんなとこにまで鼓舞するのねと笑う。

しかし、まえっち・あむちゃんペアとすれ違う時は、どうしても走れずに歩いていたら、あむちゃんから、歩くなぁぁと叱責を受けた。
また、セッキー・はまちサンペアは、ユミエもんに、この二人についていくと、完走できないと忠告されたそうです。(当たってる)

正午をこえた頃から、去年よりは暑いかとおもうぐらい。枚方大橋をこえた向い風のところは、走れない。エイドでは、水を頸や頭にかぶり、太ももや脹脛には、濡れたタオルで、タイツに水をしみこませる。

去年は、エイドでは、椅子に座ったりして長く休憩したが、今年は、そんなこともせずに、ただただ、少しでも前へ前へと歩く。
50km地点で、残り3時間20分ぐらいだから、、余裕が少しあるかなと思ったが、走れない。ただただ小走りで歩く。ここれだと、ユミエもんも完走できなくなる可能性があると、先へ行ってくださいと告げる。

笑顔で走る小宮山ペアとユミエもんさん (photo by さんちゃん)

豊里大橋から毛馬へ行く途中、中学の同級生のキンキが、エールをくれつつ、もうゴールへもどるだけか?の質問に、いや、毛馬から、またもどらなならないというと、完走が、難しいかも?といわれて焦りだす。

毛馬から、豊里大橋へは、追い風となり、少しは挽回できた。ここから先は、宮ちゃんとおいらは、喧喧囂囂な雰囲気になってきた。
なんとしてでも、おいらを完走させたい強い気持ちが、怒りっぽく、顔を上げて、腰が下がってる、足を前へだしてとなんどもなんどもいわれるが、体がいうことを利かない。

宮ちゃんは、そんなおいらの弱い気持ちに檄を入れるために、エールをくれる人たちに、まだまだ、あきらめてないでぇと大きな口調で答える。
一刻一刻と制限時間の17時30分が迫ってくる。残り5kmぐらいだったかな、もう、限界やとおいらは口走ると、限界というのは、まだまだやと檄を入れられる。

前へ足を出してと何度も相変わらず言われるが、歩くのが精一杯で、時々走っては歩くの繰り返し。残り時間を聞くも、そんなこと気にせずに前へ前へというばかり。
いったい、おいらは、完走?できるのか、わからない。そんな不安の中、大阪城へ。もうすぐゴールかな?と思えば、なかなかたどりつかないし、スタッフの声で、残り1kmと言われ、まだ、1kmもあるのかと、ここで、完走できなかったら、と言う強い気持ちで最後のチカラを振り絞って走りました。
ようやく宮ちゃんから、ゴールやから、バンザイしてと言われて完走できたのでした。

制限時間の約11分ぐらい前でした。

ゴール後は、フラフラで、仰向けで寝ていたら、長居わーわーずの仲間たちが、祝福にきてくれて、嬉しかったですね。

宮ちゃんをはじめ、完走できたのは、今まで、練習におつきあいいただいたり、色々とアドバイスをしていただいた皆さんのおかげですね。
長居わーわーず、バンザイ。
ありがとうございました。

メダルをかけている小山さん。疲労以上の歓びがうかがえる小宮山ペア (photo by エミューさん)