長居わーわーずメンバーの山田敦子選手・長井敬二選手が、5月14日土曜に行われる世界パラトライアスロン競技会(WPE)横浜大会のそれぞれPT5女子・PT5男子の部に出場します。
以下、山田選手と長井選手に関しての大会の見どころです。
■PT5女子 ロビンス選手に挑む山田選手
山田選手とクリスティン・ロビンス選手(カナダ)の勝負に注目です。
山田選手は、ロビンス選手に昨シーズン0勝2敗、いずれも3分以上の差で敗れていますが、今季、山田選手は実力を伸ばしてきており、今大会では、ロビンス選手とは互角の勝負になるのではと思います。
4月29日のアジア選手権では、1時間14分台の記録をマークした山田選手に対し、ロビンス選手は、今季唯一の出場大会の3月のアメリカ選手権では1時間12分台でした。
しかし、アメリカ選手権は、アジア選手権よりもバイクで2.2キロ、ランで0.4キロ短い距離で行われており、記録は、波・風・気温などに大きく左右されるものの、山田選手とロビンス選手の対決は、目が離せないものとなるでしょう。
山田選手としては、得意のスイムでリードを奪って逃げ切りたいところです。
[余談]優勝候補の2名のアメリカ人選手に関して
エリザベス・ベイカー選手
パラリンピックアメリカ代表に暫定的に選出。もう一人のアメリカ暫定代表と共に、
パラリンピックではメダル候補の一人。
エイミー・ディクソン選手
パラリンピックに出場には、ランキングによる国別選手枠からは暫定的に外れたため、若干名の主催者選考枠での出場を狙うことになる見込み。
しかし、他のアメリカ暫定代表に劣らぬ実力者で、主催者枠でのパラリンピック出場のためにも、並々ならぬ意気込みでこの大会に臨んでくると思われる。主催者枠でパラ出場となれば、有力なメダル候補。
[参考]山田選手とロビンス選手に関して
(1)2015年シーズン対戦成績 山田選手0勝2敗
8月1日 WPEリオデジャネイロ大会
ロビンス 1時間19分56秒(5位)
山田 1時間25分26秒(7位)
9月18日 世界選手権
ロビンス 1時間18分52秒(8位)
山田 1時間21分56秒(10位)
(2)2016シーズン 主な結果
ロビンス
アメリカ選手権(3月13日 アメリカ/フロリダ州)
1時間12分40秒
*スイム750m・バイク18キロ・ラン5キロ
山田
アジア選手権(4月29日 広島県廿日市市)
1時間14分30秒
*スイム750m・バイク20.2キロ・ラン5.4キロ
■PT5男子 長井選手、今年も進化した姿に期待
この大会には少なくとも2012年から連続して出場している長井選手は、今年で57歳になりますが、毎年記録を伸ばしてきており、昨年度大会のタイムは1時間19分23秒でした。
今年4月には、全日本トライアスロン宮古島大会(スイム3キロ・バイク157キロ・ラン42.195キロ)にも出場し、男子出場選手1358名中387位に入っており、年齢による衰えは全く感じさせません。
今年度大会でも、前年を上回るタイムを期待したいところです。
大会公式サイト(日本語)
http://yokohamatriathlon.jp/wts/
国際トライアスロン連合公式サイト内同大会ページ
http://www.triathlon.org/events/event/2016_yokohama_itu_world_paratriathlon_event