11月24日の定期練習会

[投稿者] 松原市ガイドさかい さん

しかし、暖かい。11月末だと言うのに今日の予想最高気温は22度。
私の今日のスタイルは夏そのもの。タングトップと短パンスタイル。
午前9時に長居障がい者スポーツセンターヘ到着、そして定期練習会なのでエイド設営の手伝い。センターからブラインドの誘導。その後朝のミーティングに参加。
今日の朝のミーティングには初参加のガイドが多く参加してくれています。初参加の皆さまありがとうございます。これからも時間があればまた来てください。

定期練習会の朝ミーティングの最後はペア発表です。私のペアはセッキーです。私はセッキーにゆっくりでね、と可愛く言って二人でスタート。そして2周。13分50秒。13分22秒。セッキーにしてはゆっくりです。
暖かいエイドでセッキーと給水をしていると、エイドの横にいたかずま君が一緒に走ってほしいと私に声をかけてくれました。私はランニングコースにかずま君が乗った車いすを押し出しました。かずま君は車いすでわーわーずの練習会へ参加しています。練習会へはほぼ皆勤賞で参加しています。走り始めてかずま君は両腕で車いすをグングン押し出します。スピードが出て左右にぶれるので私は車いすをかるく支えました。かずま君はますます車いすの車輪を両手で力強く回しつづけスピードを上げます。前には双子のゆうま君がヒロリンさんと走っています。私は実況中継のように「かずま選手、ゆーま選手にせまっています。その差は約5メートル」そんな声に気が付いたゆーま君はピッチを上げスピードを出して逃げました。それでまた私は「ゆーま君ピッチを上げ逃げています。その差は徐々に開いています」「しかしかずま君も追いすがっています」今日ランニングの大会が行われていましたが、参加している方たちが何事かと思って私たちを見ているなか、かずま君とゆーま君そしてヒロリンさんと4人でわいわい大騒ぎしながらエイドへ到着。楽しかった。そんなゆーま君から次は一緒に走ってほしいと言われました。嬉しかったです。

私の次のペアはジョーさんです。ジョーさんとは先週の神戸マラソンで一緒でした。一緒と言っても私は、ほかの盲ろうさんの伴走をしていたので、スタート前に話をしただけですが。ジョーさんと神戸マラソンは給食が悪すぎる、運営に業者が入っているのに最悪だと二人で散々言いながら歩きを入れながら2周。そんなジョーさんに次週の大阪マラソンの健闘を祈っています。と思いつつ今日の練習会を終了しました。
画像は朝のミーティングの様子です。

朝のミーティングの様子です

こちらも同じく朝のミーティングの様子です

10月27日の定期練習会

[投稿者] 松原市ガイドさかい さん

最近やっと朝夕が秋の季節を感じる大阪長居です。今日の長居は朝から曇り模様。しかし雨の心配はないようです。定期練習会はエイドがあります。先ずはエイドの設営。いつものメンバーで手分けをして荷物を練習会場へ移動。そしてエイド設置。私はいったん長居スポーツセンターへ戻り、少し早いですが今日の練習会参加者へセンターロビーから練習会場への移動をお願いして、あとは春〇さんの荷物を会場へ移動して今日のエイドは設営完了です。なにより雨の心配がないのが嬉しいです。そして私が春〇さんの荷物を持ってエイドに到着した時にはすでに朝のミーティングはペア発表が始まっていました。
私のペアは長〇さんです。長〇さんと私は同じ歳です。長〇さんは自身の仕事の事やお嬢さんの事、そしてトライアスロンの事など盛りだくさんの話をしてくれました。そして3周目の時です、私たちをいいペースで抜いて行った藤〇さんとマスタペアの後ろに張り付きエイドまで残り8百メートル付近からペースを上げそのままエイドまで一気にスパート。さっきまで今年でおれも還暦やしレースも練習ものんびりやるわと話しておいて、やっぱり闘争心旺盛な長〇さんでした。

エイドに戻るとわーわーずの取材に来ている、テレビ大阪の美人アナウンサーがちょうど、と〇さんにインタビューをしていました。その番組は11月19日の夕方に放送されるようです。どんな放送なのか今から楽しみです。

そしてエイドを見渡すとなんかガイドがあふれていました、昨日の参加表明ではガイド不足でしたが、ガイドのドタ参でブラインドの練習待ちは無しなのが何より良かった。
私は中〇さんからわーわーずの備品のアイマスクを借りました、一度長居外周路をアイマスクをして走ってみたいと思っていました。今まで伴走教室でアイマスクを付けてランニング教室周辺の広場を伴走者と軽いランニングをしたことはありますが、今ブラインドの皆さまが走っているような状況で走ったことがありません。私はアイマスクをして走るので誰か伴走をしてほしいとエイド周辺のガイドの皆さまにお願しました。私の申し入れに直ぐ川〇さんが伴走を引き受けてくれました。
二人で走り始めてまず私が感じたのは凄く怖い。足が前に出ない。腰が引ける。周囲の音が今までの何倍もに聞こえる。こんな状況でブラインドの皆さまは良く平気で走れるな。川〇さんは私を信用して走ってください。と言ってくれました。信用はしていますが、私の体がなかなか前に進んでくれない。私はすり足気味で走るのでスーパーライフ前の坂の手前の微妙な段差がある所だと思いますが、ちょっと足がつっかかったようになりました。普段走っている時は、微妙な段差があるのは知っていましたが、まったく違う段差に感じました。エイドまで1キロ少し手前のグレーティングの段差も普段の2倍3倍に感じました。私は川〇さんに私が今感じていることを実況のように伝えながら走りました。そんな川〇さんは凄く丁寧に私に路面の状況、今どのあたりを走っているか、そして今のキロタイムなどを私に伝えてくれました。私のほうが伴走歴は長いのに川〇さんのほうが私より伴走が上手だと思いました。そして何より私はあまり今まで気にならなかったことですが、今日は凄く恐怖を感じたことがありました。それは対向してきた人や自転車などの風圧が怖かったです。ガイドの川〇さんも対向が向かって来るのを教えてくれていますが、予想外に対向者と近くに感じそしていきなり「わっ」とくる感じでした。そんなこんなで何とか1周。長かった。ブラインドの皆さまに頭が下がります。そして事故を起こさないような伴走をこれからは一層心がけて行きます。伴走をしてくれた川〇さんありがとうございました。勉強になりました。

その後私はさけもっちゃんと一緒に走りました。さけもっちゃんに私がアイマスクをして川〇さんが伴走をしてくれた事、その感想などを話しました。さけもっちゃんは興味深そうに私の感想を聞いてくれました。1本の伴走ロープがブラインドとガイドの間を言葉と共にそれぞれの個性が行き来するのかなと私は感じました。さけもっちゃんはこの周で9周目。さけもっちゃんは少しガス欠だといって二人で歩きながらいろいろな話をしていました。ちょうど話題はナイキの噂のピンクシュージの時、私たちに話しかけてくれたランナーがいました。そのランナーさんは自分のはいていた噂のピンクシューズを、私たちにこれそうですよと言って触らせてくれました。さけもっちゃんと二人で手に取り「わっ軽」本当に軽い。走っている印象は靴底にバネが付いているようだともそのランナーさんは言っていました。ただし走行補償距離は6百キロだそうです。月2百キロ走る人は3カ月かぁ。
長々の報告になりました。今日の画像はと〇さんのインタビューの様子と賑わっているエイドの様子です。

テレビ大阪の美人アナウンサーが、と〇さんにインタビューをしているところです

こちらもインタビューの様子かな

賑わっているエイドの様子、荷物置きのブルーシート辺りから

10月20日の自由練習会

[投稿者] 松原市ガイドさかい さん

10月20日は長居わーわーず自由練習会です。
私は午前9時30分に長居公園練習会場へ到着。すでに参加者の多くは練習会場へ集まっていました。総勢約40人。前日の参加表明ではかなりガイドの参加者が少ないようでしたが、今日は多くのドタ参ガイドが来てくれているようです。何とかブラインドの練習待ちは解消できそうな感じです。よかった。そして朝のミーティングも終わり練習開始です。

自由練習会はペアリングがありません。ブラインドとガイドがお互いに声をかけあってペアを組んでいきます。私の今日の初ペアは今度神戸を一緒に走る門〇さんです。盲ろうの門〇さんと奥様、そして今日門〇さんと一緒に練習予定だったルビーさんを交え簡単な打ち合わせをすませ早速スタート。そしてゆっくり2周。エイド地点に帰り、少ししんどそうでしたと奥様に伝えたところ、門〇さんは久しぶりのランニングなので今日の練習は終了しますとの事でした。神戸マラソンまであと少し私もがんばり練習します。

私の次のペアはまつもっちゃんです。まつもっちゃんは凄くきっちりした性格です。わーわーず練習会も皆勤賞クラス。なんでも初参加から今日で24回目の参加とか。その間、雨降りが無かったとか。私の印象では、日曜日ごとに台風が来ているような感じがしていましたが、そう言えば最近のわーわーず練習会は雨ふりを心配しながら、でも、雨エイドが無かったなと思えば納得。結構わーわーず練習会は天候に恵まれた夏だったようです。その走りもきっちりした性格を感じます。走る時は走る、そして歩くときはしっかり歩く。身長も私とよく似た位ですが、スライドは私より大きく、走るリズムが小気味良く気持ちが良い。一緒に走っていてとても走りやすかったです。いろいろな話を聞かせて頂き面白かったです。ありがとうございました。そして奈良でもランニング練習会ができればよいですね。

しかし今日の長居公園は賑やかだ、朝一の天候は少し肌寒く感じたが、太陽だ出れば少し暖かく、東住吉市民祭りが大広場で開催されて大勢の人で賑わっているし、複数のランニング練習の集団が周回道路をぶっ飛ばしている、その一つの集団にセッキーがガイドと一緒に張り付いて走っている。

私はエイドへ戻り給水、そして先ほどまで高速集団について走っていたセッキーに声をかけました、キロ4分集団との事です。2周目途中で離されたと言っていました。でも凄い。キロ4分か、ゆっくりで良ければと言って二人でスタート。13分22秒。その後私は給水をしてソロで2周。エイドへ戻り時間は11時42分。私はあと1周行きませんかとブラインドに声をかけました。それではとセッキーがさっきよりゆっくりでと言いながらスタート。12分50秒。全然ゆっくりと違うやんと二人で笑いながらエイドへ戻りました。

皆さまと一緒に今日も楽しくそしてメリハリのある練習をさせて頂きました。皆さまありがとうございました。
画像は朝のミーティング前の様子と長居わーわーずの4本足の仲間(盲導犬)です。

朝のミーティングの様子です

長居わーわーずの4本足の仲間、盲導犬です

10月13日の定期練習会と4時間走

[投稿者] 松原市ガイドさかい さん

10月13日長居わーわーず定期練習会へ参加しました。
そして今日は参加希望者には4時間走もあわせて行われました。
私も今日は4時間走をガイドとして走らせて頂きました。
午前9時10分長居スポーツセンターへ到着。センター体育館のクラブロッカーへ行きましたが、すでに荷物は練習会のエイドに搬送済みの様子。
エイドへ行ってエイド設営の皆さまに挨拶をすませ、今日は水汲みだけをしました。
いったんセンターへ戻り、練習会場への移動の声かけをして、その後到着の春〇さんの手伝い。

今日の参加者は約60名。そのうち4時間走に参加者は半分位。朝のミーティングではブラインド・ガイド合わせて5名の初参加の方が自己紹介をしてくれました。これからも時間あればどんどん参加してください。お待ちしています。
そして今日の練習会では和歌山チームのメンバーの充実ぶりには驚かされました。皆さま朝早くから電車で集まってくれています。そしてその中心で活躍されている、まつりん凄いです。これからもますますの発展が楽しみですね。

朝のミーティングの最後はペア発表です。私の今日のスタートのペアは、そうへいさんです。そうへいさんとは、いつものように私がおだてらる展開で、調子よく14分半ペースで途中給水をはさみ5周。その後なんちゃんと伴走を交代。多分その後も二人でいいペースで走ったと思います。私はその後、ランタナさん、きょっさん、そしてまえっちと周回を重ねました。

12時を過ぎたエイドでは、おにぎり、巻きずし、おいなりさん、そして果物、甘いものなどの給食も用意され、おいしく頂きました。今日もエイドの準備やお世話をしてくれた皆さまありがとうございました。
今日も皆さまと一緒に楽しい時間を過ごさせて頂きました。
画像は朝のミーティングとお昼時のエイドの様子です。
朝のミーティングの時の写真です

お昼時のエイドの様子です

10月6日の自由練習会

[投稿者] 松原市ガイドさかい さん

毎週の第1日曜日は長居わーわーず自由練習会です。
私は朝一に用事があり、午前10時少し前からの参加になりました。
10時前に私は練習会場へ到着。
谷〇さんと中〇さんと挨拶をして、松原市のブラインド寺〇さんの奥様と、昨晩行われた徳永英明のコンサートの話で谷〇さんを含めて3人で盛り上がり、私は長居外周コースを逆走。
そして逆走してヤンマースタジアム前であけみちゃん井〇さんペアを発見、早速井〇さんと伴走を交代。
その後、あけみちゃんと2周して、給水。
私はその後、藤〇さん、寺〇さん、そしてさちさんと1周ずつして、最後は単独で1周。
藤〇さんは走りながら、自分のランニングはいつも実証実験です。毎日ひとつひとつ実験しながら前に進みます。と言っていました。勉強になります。今年は4時間切りの報告を楽しみにしています。
寺〇さんとは平日たまに一緒に走っています。今日も調子良く15分40秒いいペースです。
さちさんはゆっくりジョグで最後に少し歩きましたが22分。さちさんとは初ペアでした、そしてさちさんに楽しい話をして頂きありがとうございました。
今日の画像は午前11時過ぎ位の皆さまのくつろいでる様子です。
午前11時過ぎ位の皆さまのくつろいでる様子

「第29回福知山マラソン」宗平さんの完走記です

昨日は福知山マラソンを走ってきた。
この福知山マラソンは僕にとってフルマラソンデビューをしたマラソンで、個人的に思い入れが強く、5回目の参加である。
今回の伴走は同じ高槻ランナーでもあるUE君だ。
UE君には練習会やマラニックなどでたびたび伴走してもらっているが、レース伴走は初めてお願いした。
今回の目標は、(ここ数年ずっと同じ目標なのだが、)4時間以内に完走すること、つまりサブ4だ。
これまでの自己ベストは今年2月の泉州マラソンのときの4時間02分39秒なので、それより少しでもいいタイムでゴールしたいものだ。
UE君もサブ4が実現するように張り切ってくれている。

京都駅6:32発の毎度おなじみの臨時快速列車「福知山マラソン号」にゆられながら、おにぎりを食べてエネルギー補給する。
この列車に乗ると、福知山駅に着くときに、「福知山マラソンでのご健闘をお祈りいたしております。いってらっしゃいませ。」と車掌も激励してくれるので、密かに毎年楽しみにしている。
声から判断するに、おそらく昨年と同じ車掌のようだ。

福知山に着くとそこは霧の中でかなり冷えている。
ここ一週間ほどは結構寒い日が多くて、走るのにはいい感じだと思っていたのだが、今日は晴れてだいぶ気温が上がるらしい。
シャトルバスで三段池公園にやってくると大会ボランティアの方が親切に武道館に案内してくれた。
このマラソン、視覚障害者枠があり、様々に優遇されている大会なのだ。
視覚障害関係者は受付、着替え、トイレは他の選手とは異なり、武道館を貸してくれるのだ。
だから、レーススタート前トイレをするために長蛇の列に並ばなくていいというだけでも相当にありがたい。
スタートまでのわずかな時間を使って、ステップの特売コーナーに行くことにした。
UE君も僕も思い思いの靴を買った。
僕はちょうど靴がいたんできたので、6500円に下げてくれているアシックスを買った。

さて、いよいよランナー整列の時間がやってきた。
この大会、ブラインドランナーは先頭から走らせてくれるのでこれまたありがたい。
僕の後ろにはいもちゃんペア、前にははるばる佐賀県から来られたブラインドランナー、左にはAブロックの一般ランナーがいる。
高速ランナーと同じ位置から走らせてもらえるというのはそうそうない機会である。

10時半となり、号砲が鳴った。
霧も晴れて少し暖かくなってきた。
最初の1キロの間に高速ランナーにどんどん抜いていかれるわけだが、後方から走るときのような団子渋滞がないためストレスが少ない。
前にといちゃん&たかちゃんペアが見えてきた頃、♪「天国じゃなくても楽園じゃなくても…」の歌が聞こえてきた。
いやいや、今は滑り出し順調で結構楽園気分である。
4キロ地点の福知山駅前でもたくさんの人が応援してくれている。
僕に向かって「谷口さん頑張って!」という声が…。
なぜか高速ランナーのグッチと今日は2回も間違えられた。
野尻さんと間違えられることは多いのだけれど…。
いずれにしても、高速ランナーのお二人と間違えられて僕からすればたいへん光栄なことだ。
5キロ地点通過タイムは27分27秒。ちょうどいい感じだ。

気温が上がってきて、UE君は上に羽織っていたレインコートを脱いで半袖になった。
レインコートをどうしようかと手に抱えていると、後ろを走っているお姉さんが「あ、それ、持って行きましょうか」と申し出てくれて、ありがたい限りだ。
たびたびブラインドランナーペアとすれ違うが、見覚え・聞き覚えのない人も多く、さすが老舗の福知山マラソン、全国各地から出場されているのだろう。
沿道ではさんちゃん&どんちゃんが写真を撮ってくれていて、元気よく手をあげた。
最初の給水ポイントにやってきた。
給水所が混雑していると、伴走者が水をとってブラインドランナーに渡すのもなかなか難しかったりする。
そこで、福知山マラソンでは、一般のエイドの手前にブラインド用の机が用意されている。
ってなことをUE君に伝えていたのだが、どうやら最初のエイドにはブラインド用テーブルが見当たらなかったようである。
でも、その後だいたいの給水所ではブラインド用テーブルがあったのでありがたい。
10キロ地点通過。ここまでの5キロは26分15秒。
後半で失速するだろうから、ここで多少の貯金をしておくのにはちょうどよいタイムだ。

いよいよ田んぼ道が始まり、ここからはひたすら北上だ。
いつもならこの辺りから曇りがちの北部気候となり、幾分気温も下がっていくのだが、今回はどうもいつもと違うようで、ひたすら晴れていて暑くなってきた。
由良川が近くにあるときはいい風が吹いているが、川が離れていくと風もあまりない。
ブラバンや少年野球隊の応援、自衛隊のみなさんの応援がある中で、不良少年が数人うんこ座りで、応援する風でもなくこちらを見ていたりしていてこれまた面白い。
道はゆるやかなアップダウンを繰り返している。
見知らぬランナーもちょくちょく声をかけていってくれて嬉しい。
15キロ地点通過。ここまでの5キロは26分07秒。無理なくたいへん快適に走っている。

左に田んぼ、右に住宅や山の見えるのどかなコースが続く。
17キロ地点には牛小屋がある。
牛も応援してくれてのどかないい所ではないかと思っていたら、UE君が苦しそうにむせている。
たしかに少々強烈なにおいかもしれない。
それが30秒ぐらいは続くから、苦手な人には辛い区間になるだろう。
そうこうしていると対向レーンにはトップのランナーが折り返して帰ってきている。
なんという速さだ!
沿道からは温かい応援が続く。
UE君が「今の白人のお姉ちゃんよかったわぁ!」とえらくお気に入りになった様子だ。
20キロ地点通過。ここまでの5キロは26分54秒。予定どおりに走れている。
20キロエイドでバナナをいただいた。

相変わらずゆるやかなアップダウンが続いている。
中間点通過タイムは1時間52分58秒。
十分にサブ4が期待できるタイムだ。
対抗レーンにどんどん折り返したランナーが帰ってくる。
そんな中にてらやん、ついではまちさんを発見!
UE君によると、てらやんは結構必死で走っていて、はまちさんはいたって余裕の走りだそうだ。
そして、いよいよ舞鶴に入る。
いつもこの辺りではしぐれたり、冷気や強風に遭遇するのだが、今回は相変わらず晴れていて全然涼しくない。
対向レーンからあむちゃん・まつりんの声が聞こえているので、折り返しが近いようだ。
前半と後半で伴走者を交代する場合は、24キロを少し越えたところにある折り返しで交代となる。
僕らも無事に折り返し、25キロ地点通過。
ここまでの5キロは27分11秒。エイド地点でのタイムロスもかなり少なくてすんでいる。

26キロ地点で念願のおにぎりをゲット!
水も一緒にもらったはずだが…残念ながらこれは水ではなくてお湯である。
ちょっと飲む気になれずバジャンすることにした。
うーん、おにぎりの後に水分を入れたかったぞ!
対向レーンには、はなてんちゃん&ムックさんペアを筆頭にどんどんわーわーず
関連の人が続いている。
阪神男子けんちゃん、すずちゃん&ほしちゃん、すぎちゃん&遠くから来られた方、おかんさん&盲ろうの方、森のくまさんペアなど…他にも声をかけていただいた
と思うが、どなたかわからないパターンがちらほらで申し訳ない。
空はずっと晴れていて、暑い。
昨年のこの大会は最高気温10度以下のしぐれ模様で寒かったが、今年は一転して、20度を超えてしまっている。
長袖・長ズボンで臨んだのは失敗だったか?
30キロ地点通過。ここまでの5キロは28分45秒。
おにぎりむしゃむしゃや「お湯やぁ!」のあれこれで、まあこんなもんか!
ただ、これまた毎度この辺りで遭遇することながら、足は少々疲れてきている兆あり。
しかも、強い陽射しの影響が出てきて、ちょっとバテてきている。

ところで、福知山には福知山名菓の「九里四里うまい十三里」(くりよりうまい じゅうさんり)なるものがある。
マロングラッセの周りを薩摩芋のペーストでコーティングしたものをイメージしてもらえばよいだろう。
何年か前にちょうどこの辺りのエイドで子どもが僕の手にこのお菓子を乗せてくれて、俄然やる気がみなぎったことを鮮明に覚えている。
それを食べて元気をつけようと思っていたのだが、どうもそのようなお菓子を出しているエイドは昨年と同様、今年もなかったようである。
さて、30キロ手前辺りで出だした嫌な兆が、32キロ辺りでいよいよ現実のものとなってきた。
いつもなら、まず太股が痛み出すのだが、今回は違うのだ。
なんと腰の付け根が痛くなってきた。
今まで走っている最中に腰が痛くなるなんてことはなかったのに…。
あと10キロをこの状態で走るのはなかなかにきつい。
スタートからほどなくして聞いたあの歌…♪「天国じゃなくても楽園じゃなくても」がふと頭にうかぶ。
天国じゃなくても楽園じゃなくても、ただひたすら頑張れ!ということか。
そんな様子を知ってか知らずか、ふとUE君が「おっ、裸の人が走ってる。ふんどし菅田のシースルーや」と言っている。
景色の情報と同様に、この手の情報は周りの様子がよくわかるので、かなりありがたい。
このときはまだUE君に言葉を返す元気が残っていた。
そしたらUE君曰く、「あ、もうすぐしたら、またあの牛のとこやん!」
よっぽどあのにおいはダメなのだろうなと思わず苦笑する元気も残っていた。
だが、ついに35キロで足が動かなくなった。
腰の付け根が痛くて足が前に出ない。
しかも、肩もこってき始めている。
こんなことは今までなかったのに、なんだこれは…たしかに40代にはなったが、まだ老化というには早すぎる。
しばらく歩かせてもらうことにした。
ここからエイドでは給水を2杯もらうペースとなる。
ここまでの5キロは32分26秒。
ここで貯金は使い果たし、一気にサブ4が危うくなった。

陽射しでバテて腰が痛くて歩きが続いているが、あと7キロあるわけだから、どこかでまた走り出さないとならない。
コースはゆるやかなアップダウンを繰り返しているので、道が下りになったところでなんとかゆっくり走り出す。
日陰に入ると少し持ち直して走れるので、たいへんありがたい。
ずっと曇っててくれと思うが、そんなに甘いものではない。
それどころか、また上り坂となって減速はなはだしくなる。
給水所に着くたびに2、3杯をいただく状態が続いている。
そんな中、後ろから元気に声をかけながら走ってくる人がいる。
「えらい元気やなぁ」なんて思っていたら、その人はゲストランナーで、北京オリンピック出場の小林祐梨子さんだった。
UE君がぼそっと「今の人可愛かったわぁ」と言っているのだが、反応する元気なしで情けない限りだ。
あぁ、それにしても40キロまでが長かったこと。それもそのはず。ここまでの5キロは40分53秒で、1キロ8分ペースだ。

まあ、40キロを越えてしまえばあと2キロ。
腰は痛くても、だましだましでなんとかなる距離まできたので、少しほっとした。
41キロを過ぎれば、最後の長居上り坂…だが、ここには沿道からひっきりなしに応援の声が聞こえてくるし、この坂を上ればゴールなので、福知山マラソンの醍醐味というべき区間だと思っている。
しかも、この坂でいつも流れているのが、サザンオールスターズの「希望の轍」なのだ。
今回は結構苦しいレースとなったが、この曲のイントロが流れてくるだけで、思わず涙が出てきて、最後まで上り坂を上り切れるのだ。
最後の力を振り絞って…ゴールイン!
タイムは4時間12分18秒(ネットタイム4時間12分00秒)。
UE君とかっこよくガッツポーーーズ…と決めたかったのだが、へたり込んでしまった。
ああ、終わってしまえばやれやれだ!

柚子茶と豚汁を飲んでいると、毎回この大会で会えるのを密かに楽しみにしているマリオ姿のあわとものK井さんにも会えて嬉しかった。
UE君に付き合ってもらってお買い物。
ばっちり「九里四里うまい十三里」もゲットした。
その後は福知山駅前の店で打ち上げ。
7人で和気あいあい、レースを振り返りながら、超盛りだくさんの美味しいものをいただいて大満足。

福知山マラソンは毎回毎回いろんな思い出ができる大会だ。
今回も一日めいっぱい楽しんだ。
サブ4はなかなか実現しないが、時間がかかった分だけサブ4したときは嬉しいはずだ!
「高ければ高い壁の方が上ったとき気持ちいいもんな」というミスチルのフレーズを口ずさみながら、終わりなき旅はまだまだ続くのである。
UE君ナイス伴走どうもありがとう!

カープ女子やまちゃんの駅伝報告から展開した特別企画 「たにやん&まつもっちゃんへのインタビュー」

2019年11月4日(祝・月)、長居にて「OSAKA EKIDEN in 長居 兼 第22回全国視覚障がい者駅伝大会」が開催されました。

掲示板に報告していただいたカープ女子やまちゃんの伴走記です。

駅伝お疲れ様でした。
今日は、たにやんとペアで第22回視覚障がい者駅伝大会(長居公園)に参加してきました。
たにやんは初の大会出場に備えて夏場の練習会は皆勤賞!
着々と走力を上げてきておられます。
ガイドのやまちゃんは大会明け。たにやん、引っ張って~。
ふたりで2区を快走して、青空宴会も満喫!楽しい1日になりました。
ボランティア&ランナーのみなさん、とりまとめしてくれたセッキー、
最高の秋の日をありがとうございました。 (カープ女子やまちゃん)

たにやんとやまちゃんが競技場で並んでる。掲示板のやまちゃんの投稿より

 
やまちゃんのペアのたにやんは今年の春からお越し。友達まつもっちゃんと同じ奈良にお住まいで、練習会には揃ってこられることが多い。おふたかたとも、わーわーず練習会への参加は熱心でしたから、すでに一緒に走ったというかたや、いつかロープを持たせてもらう機会をお待ちのガイドさんも多いかと思います。

そこで今回は、たにやん、まつもっちゃんに、HPスタッフがインタビューを試みてみました。

練習会を終えて、場所は王将。
テーブルには餃子4人前、ビール、焼き飯、唐揚げ、50代のおっさん3人。
と、めっちゃギトギトでベタな環境なんですが、
それを感じさせない、すがすがしい内容をお届けできたらと思います。

まず、お二人の出会いはどこでしょうか?

たにやん「奈良の点字教室です。生徒は5人ぐらいだったか、そこで親しくなりました。

点字はマスターできましたか?

たにやん「(笑)、いや、全然ダメですね。6点1マスの区切りからしてわかりません。

点字の習得で、お互いに負けずがんばろうとか、そういう競いあいはありましたか?

まつもっちゃん「いや、僕は昔に一度点字を学んだことがあり復習のような形だったので苦労はしませんでした。

たにやん「あきらめて主に音声に頼ってます。

で、わーわーずに来られるようになったきっかけは?

まつもっちゃん「健康診断の結果が良くなかったため、何か運動しなくてはと思い、ウェブでいろいろ検索してわーわーずの存在を知りました。

たにやん「メタボ予備軍と言われていたので運動の必要性を感じていました。何かの記事に京都ふれあいブラインドマラソンの事務局の電話番号があったので、とりあえず電話してみると、わかさ生活に電話がつながり、賀茂川パートナーズと長居わーわーずを紹介してもらいました。そして3月24日、まつもっちゃんと一緒にわーわーずに初参加しました。

それまで、スポーツはなにかされてましたか。

まつもっちゃん「スポーツ歴ゼロでした。

たにやん「ちゃんとした運動は15年ぶりぐらいでしたね。

まつもっちゃん「それまではときどきブラインド協会の会長さんが体を動かす機会を作ってくれて、建物の周囲をグルグル歩くとか、階段を7階まで登り降りするとかを一緒にしたことはありましたが、その程度ですね。

初めてわーわーずに参加した日はどうでしたか?

まつもっちゃん「そのときは2周しました。もう2周目で、しんどくて早く家に帰りたいって思いました。(笑)

たにやん「僕は3周しました。でもそのあと1週間、筋肉痛でしたね。

でもそれ以降、まつもっちゃんは、皆勤の練習会出席。

たにやん「僕は4月以降、定期練習会だけでした。それが夏になって、まつもっちゃんから5周したよと聞かされて。『えー!この暑いなかを5周って、マジ!?』ってビックリ。刺激うけて僕もそれから一緒に毎週参加してます。

さて駅伝。
たにやんはわーわーずカウチームの2区で、まつもっちゃんはわーわーずマウスチームの3区、と別チームになりましたけど、距離はどちらも1周の3.4キロで同じ。これは勝負のために揃えたのですか?

おふたりとも「いやいや、絶対に1周。1周が精いっぱいですよ。2周なんて責任重くて走れません。

まつもっちゃん「リレーの前は緊張のあまり、胃がやられました。

たにやん「そう、アップしてた場所からいなくなって。あとで聞いたら、急に差し込んでトイレやって。(笑)

タスキを受けて走りだして。どうでしたか?

まつもっちゃん「最初の辺りはなにも憶えてないですね。緊張で記憶とんでます。伴走のカオルさんが周回路に入りましたと教えてくれて『あぁ、いつもの練習コースだ』と、そこではじめて一気にリラックスできました。

たにやん「僕は最初飛ばして走っており、やまちゃんに助言をもらってペース配分したつもりでしたが、最後はもうヘロヘロでしたね。とにかく無事にタスキをつなげることができてホッとしました。

まつもっちゃん「それは同じ。伴走のカオルさんが的確に誘導してくれて、会話でもリラックスさせてくれました。

走りだして緊張が楽しさに変わっていく様子を語ってくれたまつもっちゃん。その途中、たにやんが驚く。まつもっちゃんは伴走者カオルさんと、まるで練習会のときのような余裕うかがわせる会話をしながら走っていたと知ってびっくり。『お前、そんな余裕あったんか……』

まつもっちゃんとカオルさんが駅伝で周回コースを走ってるところ。 (photo by 畠)

3月末から一緒にわーわーずに参加して、走力をつけてきたおふたりは、ほぼ同じタイムの18分台でナイスランされました。たにやんが2秒だけ速かったという、わずかなだけに逆に大きく感じる2秒。

まつもっちゃん「次はどことは決まってませんが、この2秒をくつがえすべく目標とさせてもらい、一層練習に励んでいきたいと思います。

たにやん「それが今日の練習会、早出して、先に2周したのにつながってるんやね。

まつもっちゃんは自由練習会だったこの日、駅のロッカーに荷物を預けて、早出練習のお誘いをいただいた伴走者さんとミーティング前に2周されていたのでした。

たにやんも次に向けて練習していることはありますか?

たにやん「自分の体の固さを痛感しましたね。だから日々のストレッチを心がけています。

プラスの方向へモチベーションを高めあっていけるライバル関係、すばらしいですね。相手より距離をのばすことを急ぎすぎて故障してしまったり、という罠もありますので、体づくり足づくりをしてずっと長く楽しめるランニングになることを願っています。

最後におふたかたからのメッセージです。

わーわーずに参加する最初の1歩は勇気いりましたが、来てよかったと思っています。挑戦する勇気と、元気と、笑顔がいっぱいで、こういう場を作ってくれているガイドさんをはじめ多くの方に感謝します。駅伝では自分らがちゃんと最後まで走れたことに感動しました。伴走者さん、会場を準備してくださったかたのおかげです。ありがとうございました。これからのランニングでも、皆さんよろしくお願いします。

「富山マラソン2019」ランタナさんの完走記です

10月27日(日)富山マラソン 走ってきました。
伴走をしてくださった、カゲパパさんはご自身でエントリーしておられましたが、もう、忘れていそうなくらい前に、富山を一緒に走りましょう、とお話しした事を憶えていて下さり、伴走をしてくださいました。カゲパパさんは大会初伴走とは思えない落ち着いた、しなやかなロープさばきでサポートしてくださいましたので、とってもリラックスして走れました。
混雑は所々であったのですが、リラックス出来ていたせいで全くストレスを感じる事はありませんでした。
以前のようには走れない自分を自覚していましたので、時間は全く気にしませんでした。
エイドも満喫し、途中お手洗いにも寄って焦らず楽しく走っていましたが、やっぱり途中、長い坂がまっていて、もう、走りたくない病が出て、座り込みたいと思いながら走りました。
そのうえ雨がどんどんきつくなり、いつもの止めたい止めたいの弱気が出てきて、しんどい苦しい走りが続きましたが、カゲパパさんは変わらず陽気で元気で私に声を掛け続けて下さいました。
もう、走りたくなくなって、子供みたいにお家に帰りたいよと言いながら走っていると、カゲパパさんは、帰れるかえれる、走っていたらそのうち帰れるよとか言いながら、難儀な年寄りをあやしながら走らせてくださいました。
雨は時折和らぎますが又勢いを増す降り方を繰り返していました。
30キロくらいからもう、走るしかないと気持ちを切り替えて、よいしょ;よいしょと声を出して頑張り、5キロ手前位からは声を張り上げて走っていると、一緒によいしょ・ヨイショと唱和してくださるランナーさんもいて元気に走れたのですが、残り僅かの所で坂があり、私の元気も消えてしまいました。
それでもカゲパパさんは、ずっとヨイショの掛け声を上げ続けて下さり私を元気づけてくださり、無事にゴールさせてくださいました。
マラソンて不思議ですね。
終わってみれば、あんなに苦しかった事も楽しい思い出になってしまうのです。
最後まで、陽気で明るい掛け声で、走らせてくださったカゲパパさん、本当に感謝です。ありがとうございました。
そして、今回は単独でエントリーしておられたルビーさんに大変お世話になりました。
行くときもご一緒してくださり、帰りは最後の電車に乗るまでサポートしてくださいました。
何から何までお世話になり本当におかげさまでした。
行き帰りご一緒してくださり本当に嬉しかったです。
ありがとうございました。
お二人にサポート頂き、贅沢な旅ランで、それに小林さんご夫妻と一緒の5人でのささやかな前夜祭も、地元出身の旦那さんに進めて頂いた珍しいお魚や白エビの料理を美味しく頂いたりと楽しい思い出を増やすことが出来ました。
嬉しい、楽しい時間をご一緒してくださった皆さんに感謝でいっぱいです。
ありがとうございました。

「第23回(2019年)大阪・淀川市民マラソン」ふくちゃんの完走記です

皆さま、こんにちは。ブラインドのふくちゃんです。
11月3日に大阪淀川市民マラソンのハーフを走ってきました。

<人生初めてのハーフマラソンへの挑戦>

実は、大会の2~3日前から、右側の坐骨神経の経路に痛みが現れだして、当日の朝、起床時は最悪の状態でした。
右足が痛くて、ちゃんと走れるかどうか不安でどうしようもなくて、一瞬エントリーしたことを後悔するくらいでした。
でも、せっかくのデビュー戦、途中棄権してしまうかもしれなかったけど、とりあえずいけるところまで行ってみようと気持ちを立て直して会場に入りました。
伴走をお願いしていたザッキーさんにも、右足の痛みのこと、最後まで走れないかもしれない不安をお話したら、「無理せずゆっくり行こう」と言ってくださったので、それだけで気持ちが楽になり、スタートを迎えました。

スタート前。会場でのおふたり。体調いまひとつの不安をかくせないふくちゃんと、頼もしくガッツポーズをするザッキーさん

後ろの方からスタートしたので、ゲートまでゆっくり歩き、ゲートをくぐってからはゆっくり走りだしてみました。
何となく行けそうだったので、そのままゆっくり走り、足場の悪い砂利道などは歩き、それを繰り返しながら12キロくらいまでは順調に足を進めることができました。
しかし、やはり足の痛みが強くなってきて、そこからはとうとう歩いてしまいました。

15キロ付近からは、歩いていても痛くて痛くて、何度も心が折れそうになりました。
ザッキーさんにが何度も励ましてくれたり、声をかけてくれたりしていましたので、止まらず動き続けることはできましたが、もうやめてしまいたいくらい痛くて辛くて、「やっぱり私にはまだハーフマラソンなんて無理だったかな」と弱気な心が顔を出し始めました。
そこで、応援ランのサケもっとさんと新大阪の星野さんペアに出会い、お二人の声を聞いてほっとして、再び頑張ろうと気持ちを立て直しました。

また、すれ違う時に声をかけてくれた、わーわーずの仲間の方々にも励まされ、痛みに耐えながら歩き続けました。
そして、ラスト3キロ。

痛みも限界に近かったですが、制限時間内に間に合うか間に合わないかぎりぎりのラインにいることが分かって、そこからペースアップ。
ラスト1キロは自分でも驚くほどの追い込みができました。
気持ちだけであんなに行けてしまうのかと思うほどの走りができ、3時間53分とぎりぎりのタイムでしたが、何とか完走することができました。
タイムは結果が出ませんでしたが、自分が持っているものを全部出し切っての完走だったので、本当に感無量です。

伴走を引き受けてくださったザッキーさん、大会に参加されていたわーわーずのメンバーの皆さん、ボランティアスタッフとして参加してくださった皆さん、お忙しい中応援に駆けつけてくださった皆さんに、この場をお借りして心から御礼申し上げます。
本当にありがとうございました。

20周年記念イベント第2弾「ほっこり夜な夜な20」

9月7日~8日に開催しました20周年記念イベントの第2弾
「わーわーずパーティ&宿泊 『ほっこり 夜な夜な 20トゥエンティ』」につきまして、報告させていただきます。
メインはイソッチより。ムーランが補足(ちゃちゃ入れ?)いたします。

イソッチ

両日の参加者については、
パーティ参加者数はブラインド35名(うち盲ろう3名)、ガイド42名、
宿泊参加者はブラインド15名(うち盲ろう1名)、ガイド10名でした。

ムーラン

多くの方にいらして頂きまして、ありがとうございます。

イソッチ

今回、宿泊を含めた記念パーティーとしましたのは、イベント名称にもあるように、「ほっこり」「夜な夜な」ということで、皆さんで、20周年記念にあたり、語らい、その後も余韻を持続しつつ、一泊だけではありますが、帰りの時間を気にすることなく、盛り上がるであろうパーティーの後も、日頃ゆっくりとお話しない、またはできない仲間と語り合ったり、のんびりと余韻に浸っていただいたりと、夜もほっこりできればとの発案によるものでした。

ムーラン

実際、パーティ中も、夜の宿泊時も、大いに盛り上がり、語らって頂いた様子でしたね。もう、うるさいねん、いうくらい(笑)

イソッチ

最高潮に達したのが、ビッグニュースが飛び込んできた時でしたね。

ムーラン

我らがまっちゃん、カザフスタンで銀メダル獲得、でしたね。まさにクライマックス。

メダルをかざすまっちゃん(練習会にて)

イソッチ

さて、あらためて始めから振り返りますと…
7日夕刻からの残暑が尾を引く中の記念すべきパーティーは、お揃いのわーわーずの記念Tシャツ着用での参加とあり、皆さんの気持ちが一つになる中始まりました。

ムーラン

あれだけ沢山の方が、みんなグレーのTシャツを身につけていたのは、壮観でした。いやほんとすごかった(笑)

イソッチ

息のあった司会者のアラらんさんとなおちゃんの進行で、代表のはなてんちゃんよりご挨拶の後、 針小路さんのご発声「20歳のbirthday! おめでとう!」で乾杯。

イソッチ

おいしいお料理やお気に入りのドリンクとともに、なごやかな歓談がかわされ、テーブルごとに、ニコニコとカメラへ、パチリ!

  • Aテーブル、植さん・アラらんさんのいたテーブル
  • Bテーブル、田中まさるさん・メグちゃんのいたテーブル
  • Cテーブル、じゅんたん・ちかさんのいたテーブル
  • Dテーブル、セッキーさん・トンさんのいたテーブル
  • Eテーブル、なかちゃん・直也君のいたテーブル
  • Fテーブル、浪速の武蔵さん・ふーやんのいたテーブル
  • Gテーブル、まーすけさん・まえっちのいたテーブル
  • Hテーブル、あむちゃん・ミカリンのいたテーブル
  • Iテーブル、tacocoさん・かおっちのいたテーブル
イソッチ

中山さんからのわーわーずのあゆみを、耳をダンボにして聞き入りました。

投影スライドの1枚、永田のじっちゃんの紹介  投影スライドの1枚、三島ご夫妻の紹介
ムーラン

クニさんからのビデオレターを頂きました。クニさんはじめ、担当頂いた皆様、ありがとうございました。わーわーずの歴史の重みを感じました。

イソッチ

楽しいインタビューは、るみちゃん、大源さんと、すぎちゃんの予定でしたが、すぎちゃんが消えてしまったので、代打のハマチさんでした。インタビュー担当はなおちゃんでした。

ムーラン

すみません、すぎちゃんを見失ったのは私です。ハマチさんナイス代打でした。

イソッチ

表彰コーナーでは、一人一人コメントしながらはなてんちゃんより記念品が贈呈されました。表彰内容と贈呈品をご紹介します。
「最遠来賞」兼、フルマラソン100回の「すごいで賞」:じゅんたん。:(黒のアームカバーで、ナイキのイイモノ)
「最年少賞」兼「わーわーず未来の星賞」:マナちゃん。:(くまのプーさんのポーチ。けもけもで、耳がついてて、目鼻が触ってわかるもの。)
「最高速度賞」ランではありません。パーティー申し込み一番(フライング気味に)、アンケート提出も一番。みなさん、お申し込みはお早めに! 兼 「今までお疲れ様賞」:平野さん。:(阪神背番号1、鳥谷選手のタオル。今渦中の人ではありますが、選んだのは騒動が始まる前です…)

実はもう一人いますと、サケもっとさんよりご挨拶を添えて贈呈:
「功労賞」(13年(たぶん)の長きにわたり会長を務めてこられたご貢献を称えて) 兼 まだまだこれからも頑張って下さいという「応援賞」:はなてんちゃん:(阪神タイガースプロデュースの女性用ファッションブランドであるHTIGブランドのポーチ。

表彰を受けた4人がステージ上で並んでいる

ムーラン

皆さん、おめでとうございます。はなてんちゃん、感極まった様子で、感動的でしたね。

イソッチ

参加者皆さんが楽しめるような、賞品もご用意しての、全員参加型のクイズ大会がありました。賞品獲得のためか、盛り上がったのはよかったのですが、ごった返してしまい、優勝の「ほっこり 夜な夜な賞!」をはじめ、それぞれどなたに、どんなものがプレゼントされたか、?? でした。大変申し訳ありませんでした。

ムーラン

私からもお詫びします。実は、賞品は以下のとおりでした。
優勝「ほっこり夜な夜な賞」は、「アロマデフューザーとアロマオイルセット」。
準優勝「ほっこり賞」は、今流行りの「携帯用扇風機」。
三位「夜な夜な賞」は、「超速乾スポーツタオル」(ナイキのイイモノです)
四位から八位入賞は、
「ダイエット用ローラー・セルライ子」
「レッグストレッチャー」
「お疲れ様、と書いた入浴剤」
「ありがとう、と書いた入浴剤」
「アライグマのフェイスパック」
でした。

手にされた方、おめでとうございました。ほっこり頂いた、また、今なお頂いていることと思います。

クイズで勝ち残ったかたがステージ上に集まっている

イソッチ

その後はいよいよ、田中まさるさんのリードによる音楽会でした。ボーカルとギターを田中まさるさん、ビオラをふくちゃん、バイオリンを丸谷さん、ボーカルをめぐちゃんが担当されました。
『歩く』と『ドリームロード』。皆さんで手拍子とともに大合唱し、フィナーレを迎えました。

ドリームロードの歌詞とボーカル、メグちゃん
ムーラン

名曲に、素晴らしい声に、名演奏、そしてみなさんの盛り上がり。最高でしたね。

イソッチ

締めくくりとして、私からご挨拶させていただき、最後に司会からの閉会宣言がありました。
記念撮影では、まなちゃん等の「わーわーず!」の声とともに全員でパチリ!しました。
皆さんに参加賞として、ハートのかたちをした「しあわせサブレ」をお持ち帰りいただいて、ほんのささやかな幸せ感に浸っていただきました。

実行委員のかたが前に並んでいる。いそっちさんがマイクでお話しされている。

ムーラン

「しあわせはいつも、じぶんのこころがきめる」相田みつをのこの詩の思いが込められています。イソッチさんの発案でした。

イソッチ

その後、宿泊組は、集まれる人を中心に、日頃ゆっくりとお話しない、またはできない仲間と語り合ったり、のんびりと余韻に浸っていただきました。
翌朝は、皆さん元気に練習会へと向かわれた方も多かったです。

ムーラン

あれだけ飲んで喋って、また朝から走って…ほんま、みなさんタフですわー。

イソッチ

当日はまだまだ暑い中、皆様と楽しいひとときをすごすことができ、本当に感謝でした。 「よかった!」といった感想もたくさんいただき、スタッフ一同嬉しく思っています。
このイベントの開催にあたりましては、多数の方々のご協力があってすばらしい会となりました。 様々な面でサポートしてくださりありがとうございました。 至らない点も多々ありましたが、どうぞお許しいただきますよう・・・。
この後も、20周年記念イベントの第3弾「サークルマラソン」が予定されています。 皆様、心待ちにされ、ぜひご参加ください。 引き続きサポートの方も、どうぞよろしくお願い致します。
季節は刻々と秋への歩みを早めている中、どうぞご体調に留意されまして、ランやウォークをされる折に、ステキな出逢いがありますことを願いつつ、簡単ですが、皆様へのお礼を申し上げます。

以上、担当のイソッチ with ムーラン: サポート & アレンジ by ムーラン!でした。
つづいて……
クイズ出題時の会場の様子。みんなが一斉に両手でマルバツをつくって判定を待っている。

「ほっこり夜な夜な20」の報告 番外編、会場で出題したムーランクイズです。
正しいと思ったらマルボタン、間違っていると思ったらバツボタンでお答えください。
答えると「次の問題へ」 ボタンが表示されて、クリックで次の問題にうつります。
(注:正解は出題日2019年9月7日時点での判定となります。)

Q0






アルバム仕切り線




全員での記念撮影

ムーランとアラらんさん。進行の相談中かな。  サケもっとさんとはなてんちゃん。功労賞授与の場面。  アラらんさんとなおちゃん。マイクを前に司会を務めている様子。
中山さん。笑顔で拍手。  ステージ上で奏でる田中まさるさん、まるちゃん、ふくちゃん。
カホンを叩くまなちゃん  ビオラ奏者ふくちゃん。ふくよかな笑顔とビオラで一層高まる気品。  シンガーソングライター田中まさるさん。会場を盛り上げたエナジーあふれる笑顔
すぎちゃん。行方不明から舞い戻ってインタビューを受けているところ。  直也君とともちん。男前と美人になったかな。  ハマチさん。席でグラスを手に談笑中。

受付テーブル風景。Tシャツと名札がセットされてたくさん並んでいる

サウンド仕切り線

ドリームロード作曲者、田中まさるさんのblogはこちら
-goo blog- 「 田中 賢  ~ ライブ情報、日々の思い、音楽と日常などを記載していきたいと思います ~ 」


Special Thanks

カメラマンのザッキーと小林旦那さん、手話のルビーさん。