「第37回 いぶすき菜の花マラソン」はなてんちゃんの完走記です

はなてんちゃんです。
以前からとても気になっていた「いぶすき菜の花マラソン」にわーわーずのHさんとIさんとYさんとの4人で走ってきました。
今回は、ウルトラ並みに豪華なエイドを制覇するのが目的なのでのんきなランです。(笑)

1月13日 大阪から飛行機とバスでいぶすきへ。前日の受付を済ませてホテルにある「砂蒸し温泉」でリラックス。初体験の温泉は砂の重みで身体全体がきゅっと圧縮されて細くなったような? 背中からぽかぽかして、朝まで寝ていたいような気持よさでした。

砂蒸し風呂に入浴中のはなてんちゃん

1月14日快晴 ホテルから会場まで徒歩で10分、9時スタート。自分の走力にあった時間のところに並びます。今回は6時間の場所に並んでスタートを待ちます。
ただ、この大会はとてものんびり。スタート時間が迫っていても誰も走ることなく歩いているし、聞こえてくる会話はエイドのことばかり。それでも優勝者と準優勝者にはホノルルマラソンに招待という副賞が付いてくるのでサブスリーのランナーはタイムを狙っているようです。
参加者は1万3千人、聞くところによると3月の第1週に鹿児島マラソンが開催されるようになったので参加人数が減ったとのことです。

花火が上がってスタート。スタートのラインを越えるまで7分くらいかかったでしょうか。緩やかなアップダウンが続きます。7キロを過ぎた地点から歩いてるランナーも多数、まだまだエイドはありません。10キロ近くになってようやくスポドリや水のエイド。少し行くと人だかりの場所があり、何々っ?と覗くと手作りどうふのエイド、ちょっと人をかき分けてもらうことができました。とにかくどのエイドでも人をかき分けるか長い行列に並ぶかしないともらえません。まるで物産展の会場の様です。(笑)

開聞岳と池田湖と菜の花

このマラソンの魅力はエイドだけではありません。景色も魅力。
薩摩富士と呼ばれている開聞岳と池田湖、そして一面に広がる菜の花の見事なこと!
ビューポイントではお互い写真を撮り合ってます。私たちも見事な景色をバックにパチリ。祭り太鼓を聴き、子供たちの演奏を聴き、ときおり肥料の臭いを嗅ぎながら、風もなくぽかぽかとしてまるで春のハイキングの気分でのんびり進んでるとにぎやかな音楽の音とともに聞こえてきたのは「チョコあります。飴あります」と言う高校生軍団の若い声。そして肉や魚の焼ける香ばしいにおい。鰤のカマを焼くので食べてと誘うおばさん。丁重にお断りして焼けたばかりの鰹としし肉の焼きたてを食べてお茶やコーヒーをもらってスタート。

28キロ地点で伴走のIさんと記念撮影

こんな緩やかな大会でも関門はあります。29キロ地点で6時間を超えたランナー、35キロ地点で7時間を超えたランナーはバスに収容されます。なのでそんなにのんびりしてられません。でも、エイドははずせません。(笑)

湯がきたてのブロッコリーやこれまた湯がきたてのスナックえんどう(マヨネーズ付き)、黒糖、定番はバナナとさつまいも、おにぎりや焼きそば、おもちも焼けるのを待ちました。綿菓子もあって目の前で作ってます。あつあつの豚汁、えんどうまめのスープなどなど。食べて飲んで食べて飲んでばかりしてたらおトイレに3回も入ってしまいましたぁ。

残り2キロ地点のところで7時間経過。(汗)
さすがに道路封鎖も解除されてるので歩道に上がらされて走ることができません。それでも車道に降りたり歩道を走ったりしながら7時間37分でゴール。
楽しい楽しい42.195キロでした。

1月15日は鹿児島の街をプチ観光。路面電車に乗って城跡の見学と大河ドラマの『西郷(せご)どん』のドラマ館の見学。名物の豚とろラーメンとシロクマのかき氷とさつま揚げを食べて飛行場へ。
グルメとランを満喫した鹿児島の旅でした。また、行きたいです。

『西郷どん』大河ドラマ館にて薩摩観光維新隊のかたと記念撮影 市立美術館前、西郷隆盛銅像をバックに、忠犬ハチとみんなんと。

「第41回『新春走ろうかい』ひらかたハーフマラソン(視覚障がい者ミニマラソン男子10kmの部)」間嶋さんの完走記です

1月8日の成人の日、新春ひらかたマラソン大会、視覚障害者10キロの部に出場しました。この大会では今回で4回目で3年ぶりに10キロの部を走りました。天候も大雨で風もかなり強く、コースでもその影響で水溜まりが多く、泥まみれで最悪なコンディションでした。それでも天候や最悪なコンディションにも負けずにガイドランナーのてらやん、ボランティアとして参加した枚方高校のサッカー部のイケメンの男子生徒4人と一緒に走りました。

自分自身も昨年の足の故障あがりで無理しない程度のペースで走りました。最悪なコンディションで何度も滑りそうになったり、水溜まりを踏むこともあったけど、てらやんのロープを信じて走りました。

その結果、見事に10キロの部としては初めて優勝を果たすことができました。

表彰台ではメダルと賞状、そして副賞をもらいました。今回の副賞はめっちゃ豪華でした。アシックスのボストンバッグ、大きなストレッチポールをもらいました。

表彰式が終わったら読売新聞社からのインタービューを受けました。通訳介助を通して質問にこたえました。その時に視覚だけでなく聴覚にも障害を持っているけど、そんなハンデを持っていてもみんなに負けたくない、ここまでやれると言うことをアピールしました。

翌日に読売新聞の朝刊に小さな記事やったけど、僕の記事が載りました。それで本当に光栄に思いました。こうして、盲ろうの存在、僕の頑張っている様子がみんなに伝わるとうれしいなと思いました。

この大会でまだまだ、満足せずに今後もさらになる飛躍ができるように頑張ります。

ゴールゲートを越えて。枚方高校サッカー部のメンバーと、伴走のてらやんと、間嶋さん。

読売新聞へのインタビューが翌日朝刊の紙面に。見出し「間嶋さん制す 男子視覚障害10キロ」

「第41回『新春走ろうかい』ひらかたハーフマラソン(視覚障がい者ミニマラソン男子5kmの部)」ミッキーさんの完走記です

 私はこの大会に十数年前から、かもぱのメンバーが参加したのをきっかけに参加しました。当初は大阪府以外の参加は不可との記憶がありましたが、大阪府の振興会に折衝して参加させて戴けました。その後、数回はハーフと視覚障害者の5キロと10キロの部にダブルエントリーで参加しました。

 最近は枚方高校のサッカー部の生徒さんが、ロープを持ってサブパートナーとして一緒に走ってくれています。はじめの頃は自分の知り合いのパートナーと走ってましたが、数年くらい前から枚方高校サッカー部の生徒さんがせっかくロープを持って一緒に走る環境を作って貰っているのに、もったいないなと思い、知り合いのパートナーはサブパートナーとしてアドバイスをしてもらい、出来るだけ生徒さんに、ロープ体験をしてもらいたいと続けてきました。

 枚方高校の生徒さんとのロープからもらえるパワーが、私のレースのパワーになってます。

この大会が視覚障害者の走れてパートナーをしてもらえる生徒さんとの交流として続けて欲しいと思います。参加人数が少なくなると視覚障害者のクラスが無くなってしまいます。次回の大会に多くのブラインドランナーが参加していただきたいと思います。ちなみに大会は毎年成人の日に、一般のハーフマラソンと視覚障害者の5キロと10キロが有ります。

伴走、サブ伴走をつとめてくれる枚方高校のみなさんとブラインドランナー、大会ゲスト森脇さんほか、たくさんのかたの集合写真


■「新春走ろうかい」ひらかたハーフマラソンの公式ページはこちら。
http://hirakata-taikyo.org/hhm/

「武庫川新年走ろう会2018」ほりちゃんの完走記です

初めて参加した「ぜんざいマラソン」大会

ほりちゃん(ブラインド)です。1月3日、水曜日、初めて参加したぜんざいマラソンでは、武庫川SCの皆さんをはじめ、一緒に走って下さったHちゃんには、大変お世話になり、本当にありがとうございました。
所々わだちや砂利道があって、ちょっとはしりにくい所はあったけど、賀茂川の河川敷よりもきれいな河川敷で楽しく走ることができました。
朝、雨やみぞれなどが降っていたため、寒い中、うちが走り終えるのを待ってて下さった皆さんやうちがゴール地点に近づく数十メートルくらいから、うちを囲む感じで何人かの方々が、一緒に走って下さり、うちの心の中は感謝の気持ちでいっぱいになり、思わずポロっと涙がこぼれるほどでした。
本当にありがとうございます。
あっ、残しておいて下さったおぜんざい、めちゃくちゃ美味しくいただかせていただきました。
うちの体調の具合いやお正月休みの日程を見てみて、もしもまた機会があったら、武庫川の河川敷を走ることができたらなぁと思いながら、大会会場を後にしました。

以下、編集により追記。

「ぜんざいマラソン」は、毎年正月3日、
武庫川スポーツクラブさんが開催する「武庫川新年走ろう会」の通称名。
焼きたて餅入りぜんざいがふるまわれることからこう呼ばれる。
大会ページはこちら

●大会アルバムより
武庫川河川敷コースを走るほりちゃん&Hちゃんペア

「第48回 防府読売マラソン」福永さんの完走記です

12月17日に、山口県で開催された
第48回 防府読売マラソンに参加させてもらってきました。

結果は、3時間14分31秒でした。

福知山が思うように走れなかったので、どうなるかと思ってました。

寒い予報だったので、苦手のネックウォーマーやゲイター、
普段のレースのランシャツではなくTシャツのスタイルで走りました。

ところが、この日ばかりはという感じで最初からいいリズムで、
5kmのラップが23分15秒から22分38秒で走ることができました。

30km手前の折り返し以降が強烈な向かい風が延々続き
あと500m長かったらどうなったか判りませんが、
アクセルを踏みながらリズムを崩すことなく走れました。

これのおかげで、追い風になってからペースアップできたと考えてます。

40kmまでの5kmは、22分59秒でカバーでき、
今ある力は、100%出し切れたと思っています。

今回、ある程度のタイムを出すことができたので、
またいろいろ試行錯誤しながら
3月18日のさが桜マラソンにチャレンジさせてもらおうと考えてます。

またお世話になりますが、
よろしくお願いいたします。

防府コースを走る福永さん。
(写真提供:中谷さん)

「第27回福知山マラソン・第18回全日本盲人マラソン選手権」ひらけんさんの完走記です

11月23日、自身4年連続4回目の福知山マラソンを走ってきました。伴走者は昨年に続き、ウルトラランナーがべちゃんです。今回の42.195キロも、いろいろなドラマがありました。レース当日の様子をご紹介します。

今年の福知山も昨年までと同様、いつもお世話になっている賀茂パのKさんの車に乗せていただき、会場入りしました。ブラインドランナー受付を済ませ、スタート時間までは、エネルギー補給しつつ、受付場所と同じ控室で待機することにしました。近くにいらっしゃるのはAさんと奥様。そこへNさんとなんちゃんがやってきました。
「Nさん勝負!」とAさんがNさんへ宣戦布告。「いや、俺は不調やから」と控えめなNさん。「いや、俺の方が先にばてるかもしれへん」となんちゃん。宗平さんとKさんは、ランシューズを見るため外のショップへ出かけて行きました。後ろの方から、Fさんのほんわかした声が聞こえてきます。そこへうすちゃんとがべちゃんも到着し、役者がそろった感じです。

スタート時間が近づき、準備とストレッチをして、がべちゃんとスタート整列へ向かいます。気温8度~11度。明け方まで雨で心配だった天候も、スタート前には晴れ間が出てきました。アームウォーマーは装着せず、ビニールのカッパも脱ぎました。目標は自己ベスト更新&3時間15分切り!号砲がなり、Aブロックからスタート。周りは早いランナーばかりです。とここであるランナーが、「お~い!○○さ~ん!」と離れたところにいる仲間に声をかけつつ、斜め横から突然がべちゃんの前に割り込みました。「ほら!ちゃんと前見て走って!」と切れるがべちゃん。昨年のてらやんに続き(笑)。割り込みランナーは「ごめん」と言って前方へ去っていきました。

初めの1、2キロは足が重く憂鬱だったものの、徐々に体が温まり、よく動いてくれるようになりました。不思議と想定よりかなり早いペースで刻んでいきます。1キロあたり、昨年より10秒~15秒も早いラップです。自分の体との相談が始まります。“こ
のままのペースで行けるのか?後半持つのか?”。正直後半のことは心配でしたが、簡単な受け答えや会話ができる程度の余裕があったので、行けるところまでこのまま押し切ろうと決めました。がべちゃんからも時々、「ひらけん、まだ余裕あるか?」、「去年と同じくらいの余裕あるか?」と聞かれました。私のコンディションを詳細に確認してくださっていたのだと思います。「後半は声かけまくるけど、前半はあまりかけへんから自分のペースで走って」とも言われました。

8キロ過ぎに突如時雨れ出し、腕や足が一気に冷やされました。“聞いてねえ”と思いつつ、水を得たスイマーひらけんはひるまず、淡々とペースを刻みます。このあとも、時雨れては晴れ、晴れては時雨れるの繰り返しが続きました。さすが、がべちゃんは周りのランナーと違い、ウルトラ仕込みのコース取りで、緩いカーブが続くところでは「徐々に右に寄って」、「次は左に~」と最短ルートへ誘導してくださいます。「ここから150mくらい緩い上りが続くよ。そのあと150mくらい緩い下りね」と遠距離解説も冴えわたります。14キロ過ぎ、がべちゃんのマルチポケットパンツに預かっていただいていたジェル1号を補給。

毎回のことながら、今回のレースは今までにないほど多くのランナーからマークにあいました。前半、ある女性が一人、真後ろをぴったり付いてきているのを感じました。他にも、がべちゃんや私の知り合い数名を含め何人も。がべちゃんもあとあと、「あの人数は半端じゃなかった」と言っていました。私の蹴り上げた足や後ろへ引いた肘に時々接触してきます。しかし、余計なエネルギーを使いたくなかったので一度も振り向かず、一切気にしませんでした。

由良川沿いをひた走る賀茂川の閃光ちゃんは着々とイーブンペースを刻み、20キロ地点、ハーフ地点も気持ちよく通過。がべちゃんは1キロごとのラップタイムと、フル3時間15分のイーブンラップを基準に、現時点でどのくらい貯金ができているかについても教えてくださいます。もう大大大感謝です!着々と貯金を蓄え、ハーフ通過時点でちょうど3分のアドバンテージを得ました。

24.5キロ地点の折り返しが近づき、対向車線を走るランナーとのエール交換が始まります。ずーみんさんたちサブスリーペースのランナーが駆け抜けていきます。じきに私も折り返しを迎えました。恒例の太鼓演奏が行われています。“行きはよいよい 帰りはきつい”、復路の戦いの始まりです。対向車線を走ってくる、Aさん・うすちゃんペア、Nさん・なんちゃんペア、ジム仲間と、多くの方からエールをもらいました。私も右手を挙げて答えます。賀茂パの方々を判別できず(泣)。ここでアクシデント発生!がべちゃんにジェル2号を依頼したところ、取り出したがべちゃんの手からジェルがストン…。さらに足でパーンと蹴りました。ジェルが右前方、対向車線のランナーたちの方へすっ飛んでいきます。幸いセンターラインあたりで停止。T12ひらけん、とっさにロープを放し、ジェルに向かって猛然と突っ込みました。一瞬しゃがんでジェルをスパーンとキャッチ。立ち上がってランの体制に戻ろうとした瞬間、左ふくらはぎがビギーンと痙攣。“やべっ!”っと思いましたが走り出し、元の動きに戻ったところ何とか収まってくれました。やれやれ。ジェル2号をジュルル。

28キロくらいから徐々に体に疲労を感じるようになりました。若干のペースダウンが始まるも、腕はまだよく動いてくれています。ここからがスイマーの力の見せ所です。“ピッチさえ変えなければそれほどペースは落ちひん”と、自分の腕ふり、ストライドのリズムのみに集中しました。がべちゃんがエイドで思うようにドリンクが取れず、時々イライラカリカリしています。また、これまで経験したことがなかったのですが、がべちゃんより私が半歩前へ出ることが何度かあり、ロープに重さも感じました。ついには30キロあたりで、がべちゃんの息が上がり始めます。私から、「あせらず、ゆっくりでいいですよ」、「がべちゃんファイト!」、「がべちゃんナイス伴走!」と何度かお声かけしました。それでもさすが、百戦錬磨のがべちゃんです。その後、エイドのバナナを補給しきっちり持ち直してくださいました。

私の後ろをマークしていたひらけん軍団の面々もだいぶ振り落とし、中には「付かせてもらって助かったわ。がべちゃん、ひらけんありがとう!」と言ってパーッとペースアップしていく人も。“こらー!俺はサブ3時間15分のペーサーとちゃうぞー!”(笑)。粘りの走りが続きます。コース上のランナーはまばら。落ちてくる人ばかりです。「この調子。一人一人拾っていこう」とがべちゃん。36キロ過ぎに大久保さんペアを交わしました。ところで、30キロ過ぎからずっと私の真後ろ両側に男性が一人ずつ。しばらく余裕がなかったものの、37キロ過ぎにジェル3号が効いてきたおかげか体がふっと楽に。気持ちで体を前へ押し出し、最後の二人をちぎりました。

いよいよレース終盤。40キロ地点で最後の給水。ゴクリと飲んだ次の瞬間、右わき腹に激しい差し込みがきました。あまりの痛さに右手で押さえながら、「いてて!いてて!おえおえ」とわめく私。“ここにきてこれかよ。ゴールまでの残り2キロ、こんなのが続くのか”とパニックになりそうでした。ここでもがべちゃんに救われました。「この1キロはこのペースで落ち着いていこう。最後の上り1キロで頑張ったらいいから。大丈夫!15分は絶対切れるからな!」。この言葉で冷静になれ、長く息を吐くことを意識し呼吸を整えました。幸い、やがてわき腹の痛みは消えたのです。さあクライマックスの上り坂。沿道のおっちゃんが私に、「1位や!」と叫びました。これは、絆を結んだ伴走ペアとしてトップで帰ってきたという意味です。一人、また一人とランナーを交わしながら上っていきます。斜面がきつくなり、前に進んでいる感じがしない。とにかく大きく腕を振りました。フィニッシュソング、「希望の轍」が聞こえてきました。意識が遠のきます。がべちゃんが私に、繰り返し発破を掛けてくださいます。「ひらけん、上りはあと200!あと200!」呼吸のテンポをマックスまで上げました。坂を駆け上がり右折、ゴール前の直線!ラスト数十メートルはロープを手放し、ゴールゲートへ突っ込みました。がべちゃん笑顔でガッツポーズ!私はゴール地点のマットを駆け抜け、停止すると、当然ながら前屈しもうがっくりでした。それでもJBMAの鈴木邦雄常務理事に迎えられ、がべちゃんとのツーショットを撮ってくださるということで、次の瞬間には笑顔になれました。

タイム3時間14分32秒で目標クリアでした。想像以上の走りができたという気持ち4割、練習の成果がしっかり出せたという気持ち4割、もっとタイムを出したかったという気持ち2割といった感じです。また、昨年に続きT12の部優勝ということで、T11の部優勝のOさんたちと一緒に表彰台へ上がらせていただきました。伴走してくださったがべちゃんにも、少しですが恩返しできたかなと思います。最高に楽しい42.195キロでした!今後も練習し、さらに記録更新を目指します!

「第1回京都ふれeyeブラインドマラソン」なつみんさんの完走記です

 11月23日、西京極総合運動公園で開催された、第1回京都ふれeyeブラインドマラソンに参加した。
この大会は2016年を最後に終了してしまった京都視覚障害者マラソン大会の復活を求めるたくさんの声から生まれた大会だ。
復活と言っても全く同じことをするわけではない。
よかったところは引き継ぎながら、問題点を少しでも改善しようと考えられた大会だ。
 さて、今回の私の伴走は立命館大学の日野さんだ。
10キロにエントリーして優勝を目指す。
スタート前に突風が吹き、計測器のトラブルなどでスタートが15分遅れた。
スタートしてトラックを2周と少し回って外周コースへ。
この外周コースを7周回ってまたトラックに帰ってきて直線を走りきったら10キロだ。
トラックから出た段階で私の前には男性が二人。
外周に出てからもう一人に抜かれたが、その人を3周目に抜きかえしてあとはひたすらゴールを目指す。
外周は1周1.25キロなので走っている間にたくさんのランナーと声を掛けあうことができて、苦しいときには元気をもらった。
最後まで女性のトップを守りきり思わず両手を上げてゴールした。
 優勝おめでとうとたくさんの人に言ってもらえたのはうれしかったが、それ以上に他の選手たちが楽しそうだったのが印象に残った。
選手としてだけではなく裏方としてもやってきて本当によかったと思う。
また来年開催する時にはたくさんの方々に参加していただけるように私も多少なりとも役立ちたい。


以下、編集により追記。
10キロの部、入賞者の集合写真です。

大会主催者「一般財団法人角谷建耀知財団」さんサイトの
大会紹介ページはこちら。
https://www.kakutanikenichizaidan.com/blank-8

「第1回京都ふれeyeブラインドマラソン」なおちゃんの完走記です

思い出の西京極で開催された京都ふれeyeブラインドマラソンで3km走りました。
伴走は、わーわーずに入った時からずっとお世話になっているTさんです。

私の初レースは、同じ西京極で開催されていた視覚障害者京都マラソン大会の3kmで、今回も同じ3kmでした。
どうなるのか見当もつかないまま会場に到着しました。

開会式で京都光華女子中学校・高等学校のブラスバンドの演奏を聞いている時からTさんは笑わせてくださって、それほど緊張することなくスタートしました。
ゲストランナーのわかちゃん(若林順子さん)とも話しました。

スタート前は寒かったのですが、走り出したら日が当たって暖かく、半袖で正解でした。
さぁ今回はスイッチが入るのかどうか…
最初は久しぶりの走路でマンホールなどが気になり慎重に進みましたが、途中から私なりにスイッチが入りました。
と言っても、身体が重くて必死でした。
走る前にエネルギー摂りすぎたかな(笑)。
すれ違う人に名前を言うのも苦しかったです。
とにかく周りのことは気にせず前進するのみでした。

もうすぐ最後のトラックに入る頃、3km女子弱視の部で表彰されるだろうということがわかり、給水はせずに最後まで頑張ることに決めました。
タイムは19分7秒、初レースより25秒早くゴールしました。
そして、3km女子弱視の部で優勝しました。
練習不足だったのに嬉しいです。
Tさんはお楽しみ抽選会でブルーベリーアイドリンクが当たり、思い出に残るレースになりました。

視覚障がい者が気軽に参加出来るこの大会、今後も是非開催して頂きたいと思います。

アフターはコミュニケーション会に参加し、その後久しぶりに近くの喫茶店へ。
和やかに一日が終わりました。
西京極のブラインドマラソン大会はやはり特別です。
今回もわーわーずにいて良かったと感謝の気持ちで一杯になりました。
皆さん一日ありがとうございました。


以下、編集により追記。

●大会からの写真2点。
 閉会式のあとと、コミュニケーション会での写真です。

大会からの写真。競技場での集合写真。

大会からの写真。コミュニケーション会での集合写真。

「第27回福知山マラソン・第18回全日本盲人マラソン選手権」岸和田ちかちゃんの完走記です

こんにちは 岸和田ちかちゃんブラインドです。
神戸 福知山マラソンお疲れ様でした。
私も初めて福知山マラソンに参加させていただきました。結果は目標には届かず、4時間28分でした。
27キロまでは順調でこのままいけば目標を達成できるかもとおもいましたが、途中足の痙攣などで走ることもままならなくなり、それでも絶対にゴールしたいと競歩並みに歩き?でも足が動かなくなりコールスプレーを何回も吹き付けていただき小走りくらいまで走れるようになりなんとかゴールまでたどりつけました。
初フルは苦い経験となりました。しかし沿道の応援は本当に力をもらいました。名前のはいったTシャツにめっちゃ大きな声で 「ちかちゃんの頑張れ!」と呼んでくださり思わず涙。とっても力をいただきました。ひょっとしてわーわーずの方だったのかしら?本当にたくさんのエールをいただきました。
今回走った私の初フルマラソン!たくさんの経験ができました。伴走していただいたお二人にもとても感謝です。そしてT12カテゴリーで2位と嬉しい結果です。
2月には泉州マラソンをはしります。みなさんいろいろアドバイスくださいませ。
また練習会に参加しました時にはよろしくお願いします。

「第7回大阪マラソン」まーやんさんの伴走記です

2017/11/26
大阪マラソン
去年初めて走った大阪を今年はロープで繋ぎ2人で完走できました
初めてのフルの伴走をさせてもらい
経験の浅い私にできるのかゴールするまで緊張の連続でした
当日までに 伴走経験豊富なガイドランナーの方々に
たくさんのアドバイスをいただき ほんとありがとうございました

3回ほど 他ランナーとぶつかり 危なくひやっとすることもあり
声かけのタイミングの難しさ
エイド地点での混雑への出入り
イヤホンランナーには何度かビクッとさせられました

ランナーのセッキーさんが
スピード上げたそうにしているのを感じることも何度もありましたが
自分の足のこともあり 抑えてしまってごめんねーー

わーわーずさんのエイド 応援
私のラン友やチームの応援
そして1人で走る時よりも かなりたくさんのランナーからの声かけ
いっぱいいっぱいパワーをいただきました ありがとうございました
2人でゴールできたこと
走れたこと
感謝と感動です

自分のレースとともに 伴走も
これからも 頑張ろうと思います

わーわーずの打ち上げには参加できず 残念でした

またよろしくお願いします。

平林付近を走る、セッキーさんとまーやんさん。
(写真撮影:畠さん)