5月14日の定期練習会

[投稿者] 平野@堺区

この日は気持ちよく晴れるとの天気予報のおかげもあってか、
前日には70名近い参加表明者があり、
練習会は大勢の参加者で賑わいました。

またこの日は、先月23日に行われたロンドン・マラソンで、
視覚障害 男子T11、12クラスにて1位
(タイム 2時間34分59秒)になられた
わだっちが金メダルを持ってきてくれましたので、
記念写真を撮ったりするスペシャルな楽しみがありました。
子供たちにはもちろん、
初参加のかたや医療福祉専門学校の生徒さんにも人気でした。

エイドテーブルには大吉さんのお漬物をはじめ、
たくさんの差し入れが並びました。
午前中、それぞれがランニングと交流のひとときを楽しみました。

★ 伴走に関心のあるかたへ ★
長居わーわーずでは随時伴走者、伴歩者募集中です。
↓こちら↓をご覧いただき、ぜひお越しください。
「伴走者(ガイドランナー)募集!」のページ

金メダルをかけて笑顔のわだっちとツーショットを撮ってもらってるさっちゃん。金メダルはホームベース型をしています。メダルには点字で「ロンドン2017」とあり。
3点の写真。金メダルをかけて笑顔のまなちゃん。 ミーティングの様子。ペアリングを発表するたかちゃん。食べものいっぱいのエイドテーブル。
写真:さっちゃん

「第9回水都大阪100kmウルトラマラニック」さときちさんの伴走レポートです

水都大阪ウルトラマラニック70kmの伴走のレポ―トです。
私にとっては2回目の伴走で、今回も昨年の神戸マラソンで一緒だった丸ちゃんの伴走者として走りました。丸ちゃんは鹿児島の63歳のブラインドランナーで、フルマラソン以上の距離を走るのは今回が初めてです。

当日は朝からとてもいい天気。スタート地点ではわーわーずのメンバーに声をかけてもらい、たくさんのブラインドランナーさんとこれから一緒に走るんだと心強く感じました。
いよいよ6時半にスタート。最初は大阪城公園の中をぐるぐると回り、いよいよ一般道へ。ここから中の島に向かうあたりは細い歩道や階段、スロープ、段差が多くて走りづらい区間です。でも見どころもたくさんなので観光ガイドをしながら順調に走っていきます。

最初のエイド・毛馬エイドに到着。この手前くらいからはずっと日陰のない暑い河川敷のコースです。でも川のそばだからでしょうか、風がさわやかで案外最後まで走りやすかったです。短い折り返し区間の後、再び毛馬エイドに戻ってきて、ここからいよいよ淀川沿いを上流に向かう長い直線コースに入ります。

河川敷の遊歩道は、時々砂利道や段差や小さな坂やコーナーもあり、つまづかないように気を付けながらゆっくり無理のないペースで走ります。休日なので散歩の人、自転車、釣り人、野球少年などがたくさん。特に自転車には要注意です。折り返してきた前を行くランナーとすれ違うことがだんだん多くなってきました。沢山のランナーが声をかけてくれ、本当に励まされました。途中何度も何組かのブラインドランナーさんのペアともすれ違ったり追い抜いたり少し話をしたり。みんなそれぞれのペースで楽しそうに走っています。何人かの友達とも会い、短い時間でも楽しく過ごせました。

枚方の折り返しまでにはあと4か所エイドがあるけれど、エイドの間はわりと短く感じられました。食べ物がすごくおいしくて、たこ焼き、ミックスジュース、そうめん、いちご、もずく、冷ややっこ、ゼリー、チーズケーキ、きゅうり、トマト、焼き菓子、...本当に沢山沢山いただきました。丸ちゃんも長丁場に備え欲しいものをどんどん口に入れます。疲れが出てきてもエイドで立ち寄って補給するたびに、びっくりするほど元気が出てきました。

34.6kmの枚方エイドの関門もクリアし、一番遠い枚方折り返しに到着。あとは来た道を引き返します。42kmを超え、未知の距離に突入した丸ちゃんですが、全く疲れを見せず一定のペースで淡々と走っています。スタート前から丸ちゃんなら絶対に完走できると確信していましたが、こうなったらガイドの私の方がばてないようにしないと。伴走するときに気を付けているのは、できるだけ周りの風景も伝えて一緒にレースを楽しんでもらうこと。こうしていると周りをよく見ているからか、私もレース中の風景を普段よりはっきりと覚えているものだと後から気づきました。

50kmを超えていた頃でしょうか。応援に駆けつけてくれた友達が最後の毛馬エイドまで一緒に走ってくれました。ランナー仲間ならではの並走しながらの応援、これは本当にうれしかったです。毛馬で友達に見送ってもらうと、もうあと少し。丸ちゃんに時々調子を尋ねますが、全く大丈夫な様子。こうなったら心配なのは、完走より帰りの新幹線の時間です。予想していたタイムより少しオーバーしていたからです。でもまだ大丈夫!

大阪城公園が近くなった頃にも、わーわーずのみんなや他の友達に会い応援してもらいました。意外な場所での出会いにびっくりするやら嬉しいやら。
そしてビルの間に大阪城の天守閣が見えてきました!そしていよいよ大阪城公園へ。
一旦ゴール地点の横を通って天守閣へと向かいます。

休日の大阪城天守閣は観光客でごったがえしていました。観光客や車止めの間をすり抜けて先へ進むのはなかなか大変で、しかも外国人観光客が多く、うしろから声を出して注意を呼び掛けても通じていないような...。そんな中、天守閣へと登る坂の途中で前の観光客に丸ちゃんがぶつかりそうになりました。するとそばにいた100kmのランナーさんがさりげなく丸ちゃんの少し前に出て先導するように道を開けてくれるではないですか。あの混雑の中、とても助かりました。あの時の方、本当にありがとうございました。そして天守閣のすぐ手前で最終のチェックをしてもらい、引き返してあとはゴールへと向かうのみ。この辺からは安堵感でいっぱいです。ずいぶん前にくぐったように思えるゲートを二人でバンザイしてゴール!まだまだ走れそうな余裕の丸ちゃんです。帰りの新幹線の時間が迫っているので会場でゆっくりする暇もなくさっさと着替えて駅へと向かい、予約していた新幹線の時間にも十分間に合いました。

単調な河川敷のコースなので自分ひとりだったら気持ちが萎えてしまいそうですが、常に周りに気を配っていなければならないので集中力を切らさずに最後まで走れたのがありがたかったです。初めての70km完走を丸ちゃんと一緒に達成することができて、うれしいのはもちろんのこと大きな自信につながりました。ランナーやレース関係者の方以外にも一般の方にもたくさん応援してもらい、エイドで元気をもらい、最後まで楽しんで完走することができました。本当にありがとうございました。

菅原城北大橋にむかって河川敷コースを走る丸さんとさときちさん。
赤川鉄橋付近の河川敷コースを走る丸さんとさときちさん。

4月30日の自由練習会

[投稿者] 大型ザックさん

参加者は約30名でした。
少し暑いとは感じましたが、みんな良い練習が出来たのではないでしょうか。
その後、16名でインド料理の店に行きました。
その後、マ○○○組とり○○○組に分かれました。
マ○○○はお酒、り○○○はコーヒーの店です。

練習会開始前。いつもより小さめの荷物置きシートを囲って並ぶ参加者の数、このアングルで写っているのは20名ほど。周回コースの並木の新緑が輝いています。
写真:たかちゃん

水都大阪ウルトラのマッサージボランティア

レポーター:新大阪の星野さん

定期練習会終了後の13時30分頃に大阪城公園の会場に到着しましたが、70キロの完走者が早々にマッサージを希望され椅子で待機されていましたので、さっそくマッサージに取り掛かりました。当初マッサージスペースは4席用意しましたが、マッサージ担当者がたくさんいたことと、徐々にマッサージ希望者が増えたことで、15時時30分頃より6席で対応いたしました。
マッサージ希望者は途絶えることなく、6人から7人の方が順番待ちで並ばれることもしばしばありました。長時間並ばれた方でも、マッサージ終了後には笑顔で感謝の言葉を述べていただきました。

ゴール制限時間の20時30分過ぎにはマッサージも終了しましたが、マッサージ開始から終了までの7時間で、マッサージ担当者17 名で、およそ130名のランナーにマ ッサージを行いました。内訳は男性88名、女性42名です。
担当者は連続して2名から3名にマッサージを行い、ランナー1人に対し15分から20分を要しています。実際には、順番待ちの人数やランナーの体調などにより、臨機応変に対応しています。なお、前年に比べマッサージ担当者は6名増え、マッサージを受けたランナーは8名減少しています。
また、昨年の報告で課題とした1人のマッサージ担当者による連続実施や、1人のランナーに対する長時間のマッサージ実施の件は概ね解消いたしました。

「第9回水都大阪100kmウルトラマラニック」ムックさんの伴走レポートです

ガイド高椋です。ランタナさんの水都100キロ完走記をガイドとして振り返ります。

ランタナさんは、わーわーずMLで伴走予定の方が伴走出来なくなって、伴走者を急募された事を多くの方は、わーわーずメンバーはご存知ですね。

そのメールに対して、ランタナさんに僕は、2017年3月17日ランタナさん宛にメールを書きました。

ランタナさんのお供?
70キロならエスコートできるかもです。
100キロでは僕が、、、

このメールからはじまった。ランタナさんの水都100キロ伴走。
この後のランタナさんとのやり取りも、僕よりふさわしい方が手を上げればその方を選んで下さいともお願いしました。

ランタナさんは、僕を伴走者として選んで下さいました。
ここまで来ると覚悟をしなければならない。
なんとしてでもゴールを共にする決意をしました。

伴走者が僕に決ってからもランタナさんは、僕にプレッシャーをかけない様MLでも伴走者は誰かを伏せたまま伴走者が決ったことをMLに書かれました。

その数日後のこと長井さん企画の練習会、淀川河川敷ロング練習に参加する予定があり、ランタナさんとのはじめての長距離練習が実現、それからは、ことあるごとにランタナさんとの練習、僕自身の練習をくりかえしました。
伴走決定から準備期間は1ヶ月強。

気づいてみれば、今までに走ったことのない、いつもの1月のほぼ倍420キロを走っていました。

水都大会の直前週は不安より、なぜかワクワク感が勝っていました。
最終の自由練習会の日は最終のランタナさんとの練習となる予定でしたが、長居公園に向かう途中ランタナさんより、途中まで来たが帰りますとの連絡、その後のやりとりで何とか大会当日を迎えられそうだったので心配もせず当日を迎えました。

アーリースタートなので前泊となったのですが、出来るだけ睡眠に集中する様に、20:00までには床につき、4:00には目を覚ますという予定通りの行動。

ランタナさんとの待ち合わせをしてチェックアウト4:30にホテルを出発。
幸いタクシーもすぐ見つかり会場へ、予想通りですが、少し早かった。

会場についてからは、てるちゃんと会い、その後ボランティアのエミューさんご夫妻と会う、それからも知り合いが一杯、いつものマラソン大会とは一味違った開会式前でした。

(左)スタート前、ゲートをバックにランタナさんとムックさん。 (右)スタート前、大阪城をバックにランタナさんとムックさん、てるちゃんとルンナさん。

そしてスタート大阪城を出る前に、公園内を6キロほど走るのですが、その間に、一度目の失敗。ランタナさんの右足を車止めに引っ掛けてしまいました。幸い転倒等はなかったのですが、そこからは1キロラップを読みながら、障害物は歩いて越えることにしました。
大阪城を出る時に、一回目のエイド。
試走会でしばらくエイドがないことが分かっていたので、まず給水を確実にとって、歩道橋へ。
何箇所か上り下り歩道を歩くということを繰り返し、最初のチェックポイント大阪市役所。
ほぼ予定通りか若干早めの展開、大川沿いを一路毛馬水門へ。
ここからは、しばらく大きな変化のない道が続きます。
淀川の土手を上がって下った河川敷に毛馬エイド。
ここでまた確実にエイドをとっておかないと、次の通過時には何も残っていない様なことになる。
エイドをとってもう一度土手を上がる。その時ランタナさんは「上り坂は歩いて上がります」ということでした。

その後は上り坂は歩いて、第二チェックポイントを越えて二度目の毛馬エイドここからはほぼ平坦な走路が続きます。
数箇所足元の悪いところがある。
後はそこを気をつけるだけ、11:10の第1回枚方のチェックポイント前でランタナさんは時間を気にされていたですが、十分に余裕があることは分かっていたので「時間は確認しています。十分余裕があるので走ることに集中しましょう。」と伝えました。
後は、ひたすら前に進むことだけを考える。

途中、すれ違うランナーと声を掛け合い。
エイドに行けば知り合いから応援の声本当に励みになりました。

一番厳しいと思っていた最後の枚方エイド16:10にも余裕があることが分かったので、「ランタナさん何も心配要りません」と伝えて先に進む。
「完走できない時は僕がつぶれる時です。」とも伝えました。

この間1センチほどの小さな段差に2回足をとられることがありましたが、転倒はまぬがれました。

途中からランタナさんのおなかの具合があまりよくないこともあり、たびたびトイレストップはありましたが、それでも止まることなく進みました。

最後の枚方エイドを折り返してから、枚方エイドを越えてすぐにトイレがあったのですが、その時にランタナさんにトイレのことを伝えることを忘れ、その後しばらく、トイレを我慢してもらうことになったことは今も申し訳なく思っています。

新橋エイド付近で、ランタナさんが食べるのがしんどくなってきた。一抹の不安もありあした。

飲む物もうがい程度になってきた。
鳥飼エイド・豊里エイド、それでも頑張るランタナさん。残りは、10数キロ。

「必ずゴールは出来ますよ。」と伝えると共に「ランタナさん本当にしんどかったら辞めても良いんですよ。」と伝えると「ここまできたら辞めません。」という力強い返事が返ってきました。

最後の歩道橋前の関門を越えて大阪城に向かう歩道橋で、あむちゃんに会い、そこからはあむちゃんも一緒に伴走してくれました。

大阪城のチェックポイントを越えた時にあむちゃんに、今何時間位という質問。
少し頑張れば、14時間切れるよという言葉に反応。

最後の力を振り絞ってゴールまで走り続けました。

僕のはじめての100キロはこうして
ランタナさんとゴールを迎えるという最高の結末で終わりました。
ありがとうございました。

ゴールゲート手前のレッドカーペット上を走るランタナさんとムックさんを後ろから。

以下のランタナさんの完走記もあわせてご覧ください。
「第9回水都大阪100kmウルトラマラニック」ランタナさんの完走記です

伴走者(ガイドランナー)募集!

私たち、ブラインドランナーは、伴走者(ばんそうしゃ)のサポートがなければ走ることができません。
ランニングは、日々、少しずつでも、続けていくスポーツです。それには、1人でも多くのサポートが必要です。
みなさんが、1人で走っていらっしゃる時間の内、少しを私たちと一緒に走って下さいませんか。
難しく考える必要は、ありません。一度、練習会をのぞきにきてください。

「伴走者は速くなければいけないの?」
「伴走は走力がなければ出来ないものでしょうか?」
「伴走なんて、とてもとても、難しいんじゃないですか?」

いいえ!

確かに、記録を狙う大会では、ブラインドランナーより上の走力が必要です。
でも、ブラインドランナーが、一番求めているのは、大会の伴走者より、実は、普段の練習相手です。
大会で好タイムを出す人も、普段の練習は、ジョグが主となります。
ウォーキングや、スロージョグで、健康つくりが目的の方もおられます。
走る速さより、あなたが、ジョギングやウォーキングを楽しんでおられるなら、もう、それで十分。
普段の伴走は、特に難しい技術を要するものでは、ありません。
一緒に風を感じ、鳥のさえずりを聞き、ほんの少しの心配りさえあれば、どなたにでも可能です。
実際に、ロープを握って、伴走を体験してみませんか?
長居わーわーずのメンバーが貴方の来訪をお待ちしています!

練習会への参加表明は、わーわーずへのメールからお知らせ下さい。

「第9回水都大阪100kmウルトラマラニック」ランタナさんの完走記です

4月23日の水都ウルトラマラニック100キロでは沢山の方の応援を頂きながら、完走させていただきました。ありがとうございました。

マッサージボランティアの方、サポートボランティアの方、そしてどこのエイドにも必ずわーわーずの方が居られ、わーわーずパワーを頂き、わーわーずの素晴らしさに感動しました。
伴走をして下さったムックさんは、ご自身が初めての100キロで有りながら私の伴走をして下さり完走させて下さいました。

アーリースタートは、5時30分、大阪城をスタートです。
一週間前から体調を崩し、ちゃんと食事が取れず、胃と腸の具合が悪かった私は、参加するかどうか迷いましたが、今回の水都を最後の100キロと決め、完走して5月の誕生日を迎えると決めていたので無理をして参加しました。

ムックさんには、ゆっくり走りますとお伝えして、本当にゆっくりとスタートしたのですが、3キロも走らない頃から、右腿から腰への痛みが来て、こりゃ困ったと内心つぶやきながら、大阪城をどのくらいで抜けられますかと聞いたら、5キロ位かな、まだですねとのこと、大阪城も抜けずにリタイヤは嫌だな~と思いながら走っていたら、やがて痛みも薄らぎ、そのうちなんとなく明るくなってきたと感じていたら、ムックさんが、もう、ここからは大概平らで真っ直ぐだから走り易いよと伝えて下さいました。そのあともゆっくり淡々と走りました。

エイドに着く度にわーわーずの皆さんに声を掛けて頂き励まして頂きました。それが本当に嬉しく大きな力となりました。
各エイド毎に、素麺やお豆腐、プリン、トマト等など皆さんのお心が一杯詰まった食べ物が並んでいました。今回は名物の蛸焼きが食べられなかったのが残念でした。

焦らず、ゆっくりと決めていましたが、枚方エイド迄は遠かったです。枚方エイドを過ぎて応援ランを頂き感動で胸が詰まりました。鳥飼大橋まで戻ってもう一度来なければなりません。しんどかったけれどここまでなんとなく走れました。その後ちょっと胃腸に異変が、トイレに行って少し落ち着きましたが段々と腹痛が始まりました。

もともと走りながらはそんなに食べられる方では無いのですが、放り込むように喉越しのいい物で体力を付けるようにしました。だんだん食べられなくなり、エイドを離れると次のトイレの場所を探してもらうようになりました。

最後前日はなてんちゃんに頂いていた羊羹を飲み込むように食べ最後まで持ちこたえてと心の中で祈りながら走り始めましたが、腹痛は止まりませんでした。
とうとう飲んでも戻すので、コーラーでうがいをして、残り16キロに臨みました。

だんだんと暮れていく中、寄せては返す波のように襲ってくる腹痛との戦いでした。
ゴールを目指すなんてカッコいい事は考えもせず、ひたすらスタート前に行ったトイレを目指しました。ムックさんは無理しなくていいよ、歩いてでもゴールは出来るからねと言って下さいました。

いつもなら、大きな声でヨイショ・ヨイショと掛け声を上げながら最後の力を振り絞るのですが、もう、ヨイショの声も出せず小さく唸りながら走っていると、てらやんがお迎えランですれ違いながらエールを下さいましたが、ちゃんと返事が出来てなかったと思います。そんな時あむちゃんがお迎えに来て下さり一緒に走って下さいました。

それまで、時々小さく唸りながらも淡々と黙々と走っていましたが、あむちゃんが、ゴールまでのコースを説明して下さったり、励まして下さったりとおしゃべりして少し気がまぎれました。あむちゃんにお願があります、ゴールしたら直ぐトイレへお願いしますと言いました。あむちゃんは先にトイレに行きますか?と聞いてくれましたが、やっぱりゴールが先ですとお願いして走っていると、暗い中から物凄い拍手が聞こえてきました。みなさんが待っていて下さったんですね。しばし腹痛も忘れありがとうございますと答えながら、涙をこらえていました。本当に感動の場所でした。

最後の何分かを、初めて力いっぱいのスピードを出して走りゴールしました。
そのあとは、お手洗いに直行でした(笑い)

ムックさんは、とことん私のペースに合わせて下さり、ただ足元だけには気を使って注意をして下さいました。初めての100キロとは思えない平静さと力強さでゴールへ導いて下さいました。私の方は腹痛に気を取られしんどさは忘れていました。

残り10キロ当たりで、私の呻きに気を使われたのか、ムックさんがしんどかったら止めてもいいですよと、初めてリタイヤを促しましたが、ここまで来て止めるなんてそれは無いですと答えました。頑張れとは言わなかったムックさんの作戦だったのかしら?と今でも気になっていますが、途中止めたいとは何度も思いました。
でも、それ以上絶対完走すると言う思いが強かったです。
それを支えて下さったのは、皆さまの熱い応援のおかげです。
ムックさん、すれ違いでエールをくださった方々、沢山の皆さま本当にありがとうございました。

今までで、一番強い思いでエントリーした大会で、強い気持ちで臨みながら、本当にゆっくり淡々と走れたレースで満足しております。
暫く休んだら又長居で楽しみたいと思います。宜しくお願い致します。

最後迄、読んでくださりありがとうございました。

以下のムックさんの伴走レポートもあわせてご覧ください。
「第9回水都大阪100kmウルトラマラニック」ムックさんの伴走レポートです

「大阪城さくらお花見ラン@100マイルクラブ」ムックさんの完走記です

わーわーずのMLで春井さんからお誘いのあった「大阪城さくらお花見ラン」。
申し込みのときは、マラソンシーズンも終わりだし楽しく軽い気持ちで走れればと思い単独で申込。
その話をしているとその時お花見の人で、走るの?
大変だよ、、、みたいな声もチラホラ。
失敗したかなとチョット後悔も、お楽しみランだし良いやという開き直り。

2017年4月1日土曜日当日を迎える。
当初は9:00頃に新今宮で待ち合わせをして、会場に向かう予定だったが、新今宮待ち合わせの相方が不調によりDNS。
少し早かったが、桜ノ宮駅から大川沿い南に徒歩8分?が集合場所とあったので、新今宮に到着した大和路快速(環状線)後ろから3両目あたりに乗車。
当初の予定より30分近く早い。土曜日の桜ノ宮この時間に下車する人はまばら、前後を見渡すと。
すぎちゃん&ランタナさんペアとさっちゃん&すずちゃんペアを発見。
改札を出る前にトイレをすませて、みんなと一緒に会場へ。
大阪市大のボート部の施設前らしいが、詳細の地図等は全く不明。
5人でゆっくりお散歩。例年なら桜が咲き始めていて、そこそこお花見感がある時期、でも今年は全く。
球技場等を通り抜け、どこだろうと探しながら、集合場所らしき人影を発見。
春井さん開口一番「早いね、、」、天気はうす曇でじっとしていて心地よい体感。
始まるまで、ボート部のボートや水面を眺めるなんとなく心地よい。
出場メンバーもあつまっていよいよ受付。なんとゼッケンもちゃんと用意されている。
わーわーず関係の出場者で3分の1くらいいたかな。
スタート前に、コピーの地図を渡される。地図見ながら走るの?一抹の不安。
1周は100マイルクラブさんのガイドについて走ってその後はそのコースを走るということ。
いよいよスタート、いつもの様に何ブロックからとかはなし。
しいて言えばみんなAブロックスタート。
ちゃんと秒読みはあるものの掲示板時計はなし。
スタートガイドさんのペースに合わせて1キロ6分ちょいくらいでまずは、大阪城に向かう。
さっちゃんとすずちゃんを1周エスコートする約束をしていたのに走り出すと忘れてしまう。
さっちゃんすずちゃんごめんなさい。
まずは、大川を右手に見て京阪西口へ。さくらはまったく。
でもお花見予定のグループは結構いる。京阪電車をくぐって歩道橋を渡りきったところを左折大阪城外周へ。
そのまま森之宮の噴水まで、その後大阪城公園の外側をぐるっと走って大阪城を周り元の歩道橋へ、来た道を逆戻り、今度は大川を左手に見てスタート地点へ、スタート地点に着いたら、1回大阪城を回ったことをチェックしてエイド、給水・フルーツ豊富。
今度は、大川を左手に見て毛馬の河門へ淀川の土手に上がって200メーター位で折り返し。
来た道を戻る。また、スタート地点に、毛馬側を回ったことをチェック、エイド。
ここからは、フリーになって、楽しみながら走る。広いコースではないし、同じ参加者はゼッケンで分かる。
必然、すれ違いざまの、エール。ハイタッチ。フリーになってからは本当に楽しく走れました。
また、エイドでは、皮をむいて凍らせた八朔、りんごとか、お菓子。飲み物は、水、スポーツドリンクはもちろん。
コーラや紅茶もよういされ。毎回戻るごとに違ったものを選べる。塩昆布なんかもありました。
たのしかったですね。
大阪城側→毛馬側を3回まわって、最後に大阪城側をもう一回まわるとゴール。
走っている間、競争感は全くなし、楽しめました。
楽しんで走っている間に、もう一つやらなければならないことがありました。
ランタナさんと一緒に走らなければ(水都をエスコートしてもらう予定)。
最後の大阪城側が終わる寸前にランタナさんスギちゃんペアとすれ違う。
そこからは、チョットだけスピードアップ。自分のゴールをまず済ませる。
写真も撮ってもらう。この時点でこのグループで最初にゴールしました。

バンザイでゴールテープをきるムックさん

ゴール後完走証があるのですが、受け取らずにランタナさんを追いかける。
大阪城に入る前にランタナさんに追いついた。
良かった、大阪城公園に入ってからランタナさん足に痙攣の兆候。
芍薬甘草湯を持っているとの事、自販機で水を仕入れ、服用。
なんとか治まってランタナさん復活。
そのままランタナさんスギちゃんペアについていってもう一度ゴール。
楽しいランでした。
完走証まだもらってなかったので、それを貰う。なんとちゃんとした完走証とTシャツもある。
そのごみんなで写真撮影。マラソンレースの様な緊張感は全くなかったけど楽しく走りました。
聞いたところ、この大会が初フルという方が2~3人いたそうです。
フルの練習にも良いですね。
終わって、希望者のみで青空宴会。おでんも用意されていてこれまた良かった。
期会があれば、また参加してみたい大会でした。
例年だと、桜もちらほら、そこはチョット残念でした。

おもてなし親睦会も終わったあと、いた全員で集合写真

2017年3月の練習会【報告】

3月5日 自由練習会
3月12日 定期練習会 ブラインド36名(そのうち初参加1名)、伴走ガイド24名(そのうち初参加2名)、手引き6名。
3月19日 自由練習会
3月26日 定期練習会 ブラインド32名(そのうち初参加2名)、伴走ガイド40名(そのうち初参加8名)、手引き6名。

少しずつ暖かい日も多くなり、
長居も梅や早崎のさくらも満開になっています。
今年のさくらは、ちと遅いようで、来月が満開になりそうです。
長居公園もやっと春がやってきました。